転職から起業へシフト!日本国産の原料を配合したナチュラルスキンケア化粧品で生産者さんと消費者をつなげたい!
2019年4月に創立したベラドンナ株式会社は、ナチュラルスキンケア化粧品の会社です。会社の創立ストーリーから、日本国産の柑橘系美容有用成分配合のオイル美容液を中心とするナチュラルスキンケアKITRO(キトロ)を開発していく誕生ストーリをお届けします。
他人事で冷めた会社員時代
ナチュラルスキンケアKITRO(キトロ)を開発・販売するベラドンナ株式会社(以下:ベラドンナ)の代表である伏見美映(ふしみみえ)は、会社を創立した時点では、まだ会社員として働いていました。
時間がかかる化粧品開発に早く取り組みたいため、勤務先の会社を辞めるタイミングまで待つことができずに、ベラドンナをスタートさせたのです。
会社員でありながら一個人として化粧品開発を始めるよりは、会社を作った方が取引先の方にも安心して取引していただけると感じました。そして会社設立から3ヶ月後には勤務先を退職し、ベラドンナに専念することができました。
会社設立は、代表である伏見の「本当に一生懸命になれる仕事をしたい」という想いがきっかけでした。
大学を卒業してからずっと会社員として働き、何回か転職をしながら外資系の化粧品会社やファッションリテールなどのマーケティング部門で広報PR や販促に携わっていました。
しかし、転職を繰り返すうちに、会社のことは他人事としか感じられず、少し投げやりな、どこか冷めた思いを感じ続けていました。「もっと熱意の持てる仕事をしてみたい」と何度も独立を考えましたが、結局何をしたいのか、何ができるのかもわからず。また独立する自信もないまま転職を繰り返していたのです。
転職よりもM&Aを検討
「歳をとってもずっと働いていたい」「社会と関わっていたい」と感じていたので、定年退職してから自分にできることを探すのではなく、できるだけ早く力を注げるものを見つけようと必死でした。
そんな悶々とした日々を過ごすうちに、転職サイトを見るようなノリで、個人でも行えるM&Aのサイトを見ることが日課となっていました。様々な業種の会社を見て「その会社をどう運営していくか」などと考えシュミレーションを繰り返していました。その中で、興味を持って具体的に考えられるのが化粧品業課であることを認識したのです。
伏見が社会人として最初の経験を得たところが化粧品会社でした。とても楽しく仕事をしていたのを覚えています。
「綺麗になる、美しくなることをサポートしたい」「女性の活躍をサポートしたい」と改めて実感しました。その想いは、大学を卒業し就職する際に感じていたものと同じでした。
個人でできる化粧品会社のM&Aも検討しましたが、「スキンケアに特化」「天然の原料を使いたい」「頑張っている女性の美肌作りを応援できるような商品」との想いが強く、なかなか実現できる会社も見つからないため、「それなら自分で化粧品会社を始めよう」と設立したのがベラドンナでした。
独立から一転、介護の日々
勤務した会社を辞めて、ベラドンナの仕事に力を注げると思ったのも束の間。田舎の父が自転車で転び肋骨を骨折して入院。母の認知も進んでいたため、毎週のように東京から田舎へ帰って介護を行うことになりました。父は無事に退院できたものの持病がどんどん悪化し、自転車で転んでから3ヶ月後には帰らぬ人となりました。葬儀の後も、田舎で過ごす時間が多くなり、化粧品開発に集中できない状況が続いていました。
しかし、自分で会社を経営しているからこそ、スケジュールを調整して東京と田舎を行き来する生活ができ、父との最後の時間を過ごすことができたことに感謝しています。
日本国産の原料を使いたい
ずっと外資系の会社に勤務し、海外とのやりとりをしていることが多かったからかもしれませんが、日本の良さを多くの人に伝えたいと思っていたので、スキンケア化粧品には日本国産の美容成分を取り入れたいと考えました。そこで日本国産の原料を持つ製造会社を訪ね、スキンケア化粧品作りを相談しました。その結果、全ての商品に共通して配合したのは、日本国産の柑橘系美容有用成分でした。
愛媛県今治市大三島の早摘グリーンレモン
鹿児島県徳之島の島みかん
埼玉県毛呂山町の桂木柚子
どれも馴染みのある柑橘類ですが、大きな特徴は、全て無農薬栽培で作られている点です。生産者さんに会いたくて、愛媛県今治市大三島の早摘グリーンレモンの生産農家さんを訪ねました。
明るくて笑顔が素敵なご夫婦との出会いは、私の化粧品作りへの想いをガラリと変えてしまうほど新鮮で強烈でした。
無農薬栽培なので、皮を含めてレモン丸ごとを使って美容有用成分を取り出すことができます。
しかし、無農薬での農産物の栽培は大変な苦労があることを知りました。土の質を改良し、虫がつけば手で取り除く、雑草が生えるので毎日の草むしりが欠かせない。。。
私たちが安心して食したり肌につけたりするものが、毎日の努力のもと作られていると思うと、感謝の気持ちが溢れると共に、生産者さんの想いも消費者に届けなければいけない、と強く心に誓いました。
こうして、頑張る女性の美肌作りを応援し、日本の生産者さんの想いを伝えていくために誕生したのがナチュラルスキンケアKITRO(キトロ)です。
オイル美容液の良さを伝えていく
スキンケア化粧品を開発するにあたり、どうしても作りたかったのがオイル美容液でした。なぜならば伏見自身がオイル美容液の素晴らしさを肌で感じた経験があるからです。
伏見が大学生活を送りながら就職活動をしている頃のことでした。チョコレートが大好きで、毎日食事がわりにチョコレートを食べるような日々を送っていたら、両頬いっぱいにニキビができてしまったのです。就職活動中の出来事だったために、早急にニキビをなんとかしなければいけない、とフェイスマッサージを行うことにしました。
普段使っているクリームだけでは、マッサージするのに滑らかさが足りません。そこで肌の滑りを良くするためにオイル美容液をクリームに混ぜて、毎晩フェイスマッサージを行いました。そして、2週間後にはニキビが消えていました。
適度な油分を外から与えることで肌の内側から出る油分の量が調節されて、ニキビが消えただけでなく、ニキビができなくなっていました。
その後、肌の乾燥を感じたらすぐにオイル美容液をつけるようにして、大きな肌のトラブルになったことはありません。
そのため、化粧品を開発する際には「絶対にオイル美容液を作りたい」と思う一方、オイル美容液の良さを知っている人が少ないとも感じていました。
スキンケア化粧品の開発を始めて数ヶ月間は、試作品を作って周りの30〜60代の女性に試していただき、使い心地、肌へのなじみ度、香りなど様々な項目にわたりヒアリングを重ねました。
始めてオイル美容液を使った方が「想像以上にサラッとしていて使いやすかった」「肌が吸い付く感じで、乾燥を感じなかった」「夜つけたら翌朝、肌がしっとりしていた」「香りが良くて深呼吸した」などと気に入ってくださったのが何より励みになりました。
その他にも、容器、箱パッケージ作成などやることも多く、全ての取引先会社へ訪れ、たくさんの方々のアドバイスをいただき新たな刺激を受ける良い機会となっていました。
その結果、オイル美容液の他に、化粧水とクリームも開発することができました。
また、商品が出来上がるタイミングには、予期せぬハプニングもありました。
容器に想像していなかった不良が見つかったり、箱パッケージにうまく収まらずに箱パッケージを作り直したり。しかし常に周りの方々にアドバイスしていただき、予定よりも数ヶ月遅れてしまいましたが、なんとか商品を完成させることができました。
ナチュラルスキンケア化粧品で生産者さんと消費者をつなげたい
商品の発売を開始した時には、コロナの影響で世の中が一変していました。予定していた商談の打ち合わせも立ち消えになるなど、オンラインでの販売に100%注力していくことを決意せざると得ませんでした。
オンラインでの広告や消費者とのコミュニケーションのあり方など、様々なことが変化している現在です。
試行錯誤しながらの状況ですが、KITRO(キトロ)を作るのに欠かせない日本の原材料の生産者さんのことをもっと消費者に伝えていこう。そして、毎日頑張っている女性が美しく健やかになるために応援していこう。そのために、オイル美容液の良さと、そしてナチュラルスキンケア KITRO(キトロ)をもっと多くの方々に知ってもらうことを目標にベラドンナは活動を続けています。
また、代表の伏見はYouTube「大人のうるおいチャンネル」で美容を中心に様々な情報を提供し、頑張る女性を応援しています。
これからも人と人をつなげていくベラドンナにご期待ください。
◆ 会社概要 ◆
会社名:ベラドンナ株式会社
代表者:代表取締役 伏見 美映(ふしみ みえ)
所在地:東京都渋谷区初台2-7-14-503
設立 :2019年4月15日
URL :https://www.kitro.jp
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