新しいブリッド始まる。
BRIDE(ブリッド)は、創業40周年!
「BRIDE(ブリッド)」ブランドとして、自動車用スポーツシートを中心に展開するスペシャルシートメーカーのブリッドは1981年に創業し、2021年に40周年を迎えます。
ブリッドは、世界中のサーキットでホールディング性能を徹底的に磨き上げ、より快適でより安全なドライビングシートを創り続けてきました。今回は、ブリッドの創業者であり現在も代表取締役を務める、私、高瀬嶺生の歩んできた創業ストーリーをお話しします。
昭和43年、私が高校に入った当時はモータリゼーションの中で、工業高校の自動車課に進学し、その後整備士の免許を取得、トヨタ系のディーラーに入って、まずは整備士になりました。ディーラーで一通りの職種を経験した後に私は会社を辞めて、車の部品を扱う問屋に入りました。自分で何かを始めたいという気持ちを抱いていたので、その仕事を続けながら勉強をして、30歳の時にブリッドを立ち上げました。
そんな中でたまたま知り合った方が自動車の座席なら作れるよと言ってくれ、車のシートを扱うことになりました。そこから40年経ちますが、ほぼシートとシートレールだけでやってきたのは、不器用で多角経営、水平展開をやるのが苦手なことと、何かひとつのものを掘り下げていく性分だからでしょうか。独立は個人創業で、社員2〜3人という数で8年ほどやり、本格的にやっていこうと覚悟を決め、1989年、平成元年になるタイミングで法人を設立しました。
当時はラリーやジムカーナが盛んな頃で、私たちはそういったB級ライセンスで競技をしている人たちに認めてもらうことを目標にしました。それから30年間、ずっと競技に取り組む選手たちと一緒に試行錯誤でシートを作り続け、競技の中で鍛え抜きました。日本人体型に合うことはもちろんですが、女性ドライバーや、狭い車専用に作ることもありました。
30年来、最も長くお付き合いいただいている土屋圭市氏をはじめ、多くのブリッドアドバイザーたちの協力も得ながら、チューニング雑誌への露出や大規模なイベントにも積極的に出展し、少しずつではありますが、シェアを拡大していくことができました。
2018年後半から、レーシング・スポーツモデルを新世代へフルモデルチェンジしてきました。剛性強度面やホールド性、耐久性、快適性などあらゆる面で大幅な向上を果たしています。これらのシートの評判はかなり良くて満足しています。使用したドライバーは「やっぱりBRIDEは剛性感が違う」と言います。剛性感を出すのがまた難しく、粘り、硬さ、強度など、さまざまなものが関係しており、単に強度だけを上げればいいというものではないので、そこはこれからもこだわっていきたいところです。
2020年のコロナ禍においても、自動車のチューニングパーツのような趣味性の高いものは意外と強いのか、国内・海外ともに好調を維持してきました。そして2021年、サーキットからストリートまで対応するリクライニング機能付きバケットシートのSTRADIAⅡ(ストラディア・ツー)が、STRADIAⅢ(ストラディア・スリー)へと熟成進化します。ブリッドが40年間レーシングシーンで培ったホールド性能と、ストリートでの疲労軽減にもつながる、ベストポジションを作り出すための繊細なバックレストのリクライニング機構や乗降性能などを高次元で融合した新世代のバケットシートです。この製品は、他社には真似できない、ブリッドを代表するモデルで、多くのファンの期待に応える自信作です。
また、数あるモデルの中でも、快適性を追究したシートは、スポーツカーだけではなく、乗用車・キャンピングカーから、長距離トラック向けにまで進化を極めています。そして、スタジアムアリーナ用シートを手掛けたことをきっかけに自動車ドライビングシートという枠から飛び出し、テレワーク用チェア、ロッキングチェア、医療用チェア、チャイルドシートなど、パブリック・ホームユースなどの新たなジャンルへの進出を次々に果たしています。
2020年から、ブリッドの思いを表すフレーズとして、2つの言葉を掲げています。
「MOTORSPORTS IS LIFE.」ブリッドはモータースポーツとともにあり、
「Make the sitting happy.」座ることで人を幸せにしたい。
そして、
創業40周年を迎える2021年、新しいブリッドが始まります。
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