選挙にも行ったことのない!?社会人1年生が、ふるさと納税を体験してみた。【自治体四季報の裏側】
はじめまして。
株式会社コウダプロ自治体四季報編集者の原口水月と中田郷です。
わたしたちは「頑張っている自治体を応援したい!頑張っている自治体にこそふるさと納税の寄付を!」との想いから2020年11月、自治体ランキングサイト「自治体四季報」を立ち上げました。
ですが、社会人になりたての私たちは、今まで自分でふるさと納税をしたことはなく、やり方もよくわかっていませんでした。
そもそも、「自治体」や「行政」といったものへの興味・関心もそこまでなく、恥ずかしながら選挙すらまともに行ったことがありませんでした。
今回、自治体四季報を自分達で立ち上げてみて、「自治体によってこんなにも経営力に差があるのか」、「初めて知る自治体がこんなにもあるだなんて!」といったたくさんの気付きがありました。
そして、「頑張っている自治体にこそふるさと納税をしたい」、心からそう思うようにもなりました。
そこで自治体四季報をきっかけに、わたしたちは初めてのふるさと納税を行ってみましたのでその様子をお届けいたします!
■ふるさと納税への第一印象は「面倒くさそう」だった
原口:今までふるさと納税ってしたことある?
中田:ないです。面倒くさそうだし、やり方わからないし、そもそも学生だったし…。
原口:わかる、面倒くさいイメージあるよね。
今年はふるさと納税しようと思って、返礼品紹介のページ見てみたけど、たくさんありすぎてどれを選べばいいかわからなくて…。
自分の中に自治体を選ぶ基準がなくて悩んでしまった。
■自治体四季報を作ってみて、ふるさと納税への興味が
原口:自治体四季報の理念として「頑張っている自治体にこそふるさと納税を」と掲げているけれど、今回自分で作ってみて、ふるさと納税への見方って変わった?
中田:「こういうところが頑張っているんだな。頑張っている自治体を応援したいな。」と思うようになりました。
そして、応援の気持ちを形として表すことができるもの、それがふるさと納税なんだと気付きました。
原口:わたしも、いざランキングが完成して、1位の宮城県大和町がどんな行政しているのか気になって自分で調べてみたんだよね。
そうすると、町長さんの想いなんかも知れて、大和町を応援したい気持ちになった。
中田:そうですね。それに、ふるさと納税について調べていて、その実態が返礼品競争となってしまっていることに違和感を覚えました。
■ふるさと納税ってどんな仕組みなんだろう?
原口:ふるさと納税の仕組みは何となく知ってる?
中田:はい。応援したい自治体に寄付をするとお礼としてその自治体独自の返礼品が貰える仕組みですよね。
原口:うんうん。大まかに言うとそういうことだね。
寄付可能金額については、自分の年収とか家族の構成によって限度額があるみたい。
自分がいくら分寄付できるか中田君は調べてみたことある?
中田:ないです。調べてみましょう!
原口:「ふるさと納税 寄付額」って調べてみたら何か出てくるかな?
中田:はい。僕が最初に見つけたのはふるさとチョイスです。
「かんたんシミュレーション」と「控除上限額シミュレーション」がありますがどちらで見るのが良いのでしょうか。
原口:かんたんシミュレーションで良いんじゃないかな?5秒でわかるらしいよ!
中田:お!すごい!金額がすぐにわかりました。
原口:えーっと、今年の年収をもとに算出されるからー…。私も把握できた!
仕組みとして、例えば25,000円分の寄付が可能だったら20,000円のものと5,000円のものと2つ買っても大丈夫みたいだよ。
寄付した自治体に「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」という書類を翌年1月10日までに郵送したら確定申告が要らなくなるみたい!
ちなみに、これは「ワンストップ特例制度」というものらしいよ。
中田:ワンストップ特例制度ですか、初めて聞きました。
原口:ワンストップ特例制度には3つの申請条件があって、
①もともと確定申告をする必要のない給与所得者等であること
②1年間の寄付先が5自治体以内であること
③申し込みのたびに自治体へ申請書を郵送していること
この条件を満たしていれば、簡単に控除を受けられるよ。
中田:なるほど、そういう仕組みなんですね。
原口:うん、これは知らなかったから気を付けないといけないね。
じゃあ、各々寄付したい自治体を選びましょう!
中田:そうですね!
■たった10分で行政について考えるきっかけに
原口:普段楽天を使っているんだけれど、ふるさと納税は楽天でもできるみたい!
ポイントも付いてお得だから、わたしは楽天を使ってみるね。
中田:僕はふるさとチョイスを使ってみます。
原口:やっぱり寄付するなら1位の大和町がいいな。仙台牛すごく魅力的だよ!
ふるさとチョイスと楽天で掲載されている返礼品は違うのかな?
中田:違うみたいですよ。
原口:中田くんはどこの自治体に寄付するの?
中田:どうしよう…。
トップ10自治体のうち、寄付可能額で買える魅力的なものを探してみます!
原口:いいねいいね。
中田:お!これにしよう!桃!
原口:どこの返礼品?
中田:8位の山梨県昭和町です。
原口:お、いいね!果物有名だよね。
寄付金の使い道は自分で選べるみたいだよ。
中田:え、どういうことですか?
原口:自分が寄付するお金をその自治体でどう使って欲しいかを自分で選べるんだって。
中田:へぇーそうなんですね。
なんだか自分がその自治体の行政に携わっているような気持ちになりますね。
原口:本当だね。
大和町は、元気なまちづくり(産業・環境)、安心なまちづくり(福祉・教育)、便利なまちづくり(定住・防災)の中から選べるみたい。
人に直接関わることに使って欲しい気持ちがあるから、福祉・教育にしようかな。
中田:行政について考えるきっかけになりますね。
原口:納めている税金の使い道なんて普段考えたこともなかったな。
しかももう購入できたよ!普通に楽天で買い物するのと同じだった。
すごい!ふるさと納税ってこんなに簡単なんだ!
中田:まだ10分しか経ってないですよ!あっという間に購入できましたね!
原口:うん、普段から楽天を使っている人は楽天を使うのがラクかも。
ただ、大事なのはこの後だよね。「特例申請書」を送らないといけない。
「自己負担額は2,000円」と聞いていたから、決済の時点で2,000円しか払わない認識だったけれど、ひとまず返礼品の代金分払って、その代わりに翌年の住民税が控除されるんだね。
中田:へぇーそうなんですね。でも結果的には払っているんですよね。
原口:そうそう。翌年の住民税をこのふるさと納税で払っているということだよね。
中田:ということは、普通に住民税を払うよりも、ふるさと納税を行ったほうがお得ですね!
原口:特例申請書については、翌年の1月10日までに寄付先の自治体に送らないといけないから忘れないようにしようね。
中田:特例申請書は、返礼品と一緒に自治体から送られてくるのでしょうか?
原口:うーん、どうなんだろう?でも1月10日ってもうすぐだよね。
返礼品が届くまでに間に合うのかな?いつ届く予定になってる?
わたしは来月中旬頃みたい。
中田:僕はいつだろう…。いつ届くのか確認してなかった…。
あ、翌年7月だ!!
原口:それ忘れた頃にくるんじゃない?(笑)
中田:わー、突然届く桃に驚きそうです…。
しかも特例申請書の受け取り間に合わないですね。
原口:でも注文したのは今日だから、翌年分の住民税が控除されるってことでいいんだよね?
返礼品に同封されて届くとしたら、1月10日には間に合わないな。
どうしたらいいんだろう?ここの謎を解決しよう。
中田:どういうことなんでしょうね?
原口:ん?どうやら特例申請書はインターネット上でダウンロードもできるみたい?
中田:それどこに書かれていますか?
原口:ふるさとチョイスの「ふるさと納税ガイド」を見ているよ。
未記入の特例申請書をダウンロードして、必要事項を記入できるそうだよ。
そして今気付いたけれど、本人確認のためにマイナンバーカードや運転免許証も必要なんだって。
中田:マイナンバーカードとか、通知カードとか何も持ってないです…。
原口:マイナンバーが記載されている住民票の写しでも大丈夫みたいだよ。
翌年1月10日に寄付した自治体へ必着だから、絶対忘れずに!!
中田:忘れそうだー!!
■ふるさと納税本来の意義に立ち返る
原口:初めてのふるさと納税、まだ買ってみただけではあるけどどうだった?
中田:やはり欲しい商品を買っちゃいますね。
原口:そうだよね。
でも【応援したい自治体+欲しい商品】で選んでいるから、ふるさと納税の意義から考えると正しい形なんじゃないかな?
中田:そうですね。魅力的な返礼品を提供するのも自治体の経営努力によるものですもんね。ただ、返礼品が届く日は事前に確認しておくべきでした…。
原口:それはそうだね(笑)
私の感想としては、最初にも話したけれど、もともとふるさと納税で寄付先を決める基準がなくて悩んでいたんだよね。
それが自治体四季報を作ってみて、「頑張っている自治体にこそ寄付を」と決める基準があったからこそ大和町に決められて「こんなにも簡単なんだ!」って思えた。
決める基準があるって大事だね。
中田:僕たちみたいにふるさと納税をしたことがなくて面倒くさそうと思っている人にとっても、自治体四季報のランキング結果を参考にすると意外と簡単かもしれないですね。
原口:うん。ふるさと納税のサイトも使いやすいことがわかったし意外と簡単だったよね。
中田:はい。とにかく桃が楽しみです!
原口:私も肉楽しみ!
*本対談は2020年12月11日(金)に行われたものです。
■自治体四季報
■自治体四季報 プレスリリース
■会社概要
会社名:株式会社コウダプロ(https://kouda-pro.co.jp)
本社所在地:〒810-0042 福岡県福岡市中央区⾚坂1-16-13 上ノ橋ビル6F
事業内容:
・化粧品、健康⾷品 商品開発
・飲みニケーション⽀援事業
・各種コンサルティング
設⽴:2016年4⽉
資本⾦:5,000,000円
代表者:幸⽥⼋州雄
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