学びの場を提供し続けると決めた英語塾キャタルのコロナ禍の1年
英語塾キャタルは、東京に5教室・福岡に3教室を持つ小中高生向けの英語塾です。「帰国子女にも負けないバイリンガルを日本で育てる!」と豪語する代表・三石の元、現在も感染対策を行いながら、教室運営を続けています。
そんなキャタルも、2020年4月7日に第1回目の緊急事態宣言が出た際は全8教室を約1ヶ月閉鎖。休校期間中はレッスンのオンライン化に追われるなど、コロナに翻弄された約1年間をマーケチームで働く田邊さんに振り返っていただきました。
キャタル生全員にオンラインで学びの時間を提供
ー約1年前のことにはなりますが、全校舎が休校になった時の状況を覚えている範囲で教えていただけますか。
キャタルは政府からの休校要請を受け、緊急事態宣言が正式に発表される少し前の3月25日に全校舎の休校を決定しました。休校の連絡、対象期間中レッスンの振替チケットの発行や振替可能期間の延長など教室運営メンバーは対応に追われました。
私自身も、小学生の息子がいるのですが、学校から休校の連絡や休校期間中の自主学習のお願いの連絡がなどがきて、バタバタした日々を過ごしたのを覚えています。
同じタイミングで、全社員が在宅勤務となりました。Wi-Fi環境を整えるのに一部社員で手間取った部分はありましたが、当時からすでにキャタルではオンラインチャットツールなどを駆使していたので在宅勤務移行への大きなトラブルはなかったです。
ー第1回目緊急事態宣言中、マーケチームとしては仕事内容に変化などはありましたか。
緊急事態宣言前は「より多くの人にキャタルを知ってもらうこと」という目標の元仕事をしていましたが、「キャタル生全員に必要な学びの時間を提供する」という目標に変わりました。具体的には、私含め、マーケチームメンバーほぼ全員が、オンラインレッスンへの一時的な切り替え対応に伴う対応がメイン業務となりました。オンラインレッスン導入をお知らせするページをホームページに追加したり、休校期間中に届ける動画配信の作成、教室運営スタッフの一員としてオンラインレッスン対応をしました。一方で毎年行っている夏期講習の準備も並行して行っていました。
実はキャタルではコロナ以前からオンラインレッスン導入の動きがありました。なのでコロナによってそれが急速に動いたという感じになります。第1回目の緊急事態宣言中は、教室運営メンバーと共にオンライン化に注力した1ヶ月でした。
ー普段の業務内容から大きく変わり、マーケチームもオンラインレッスン対応を行なっていたんですね!レッスン対応をされてみていかがでしたか。
悔しさと誇らしさが混ざった複雑な気分でしたね。
というのも、私の横には学校から配られた復習用プリントに一人で嫌々取り組む息子。一方で私の目の前の画面に映っていたのは英語力の高いバイリンガル教師と一緒に楽しく学んでいるキャタル生。私の力不足もありますが、誘惑の多い家で息子に宿題をさせることに膨大なエネルギーを費やし、勉強の楽しさを感じてもらうきっかけ作りや新しい学びを教える余裕がないことに対する悔しさを感じていました。同時に、キャタルではほぼ教室レッスンと同じ質のオンラインレッスンが提供され、キャタル生は新しい学びを続けていること、学びの場を提供するために働けていることに対する誇らしい気持ちもありました。
先生の存在や周りの生徒も一緒に学習する「場の力」の大きさを実感し、当時はオンラインで学びを提供する選択肢のなかった小学校の再開を1日も早く願っていました。息子にキャタルのような環境を与えられていないことに歯痒さを感じつつも、少しでもキャタル生に学びを提供し続けなければと思い、全力で取り組む日々だったなと振り返って思います。
ーオンライン化はすぐに実現したのですか。
休校を決めたタイミングで、お試しオンラインレッスン受付の連絡をキャタル生にしました。ただし、家のWi-Fi環境が不十分であったり、オンラインミーティング機能に不安な家庭が多かったり、カメラ付きのパソコンをお持ちではない家庭があったりと、思った以上にオンライン化を進めるのは難しいなと思ったのを覚えています。
また、オンライン化の準備は早い段階から進めていましたが、教室運営メンバーが管理できるレッスン数に上限があったことや、オンラインで教えられる先生に限りがあったことから、提供できるオンラインレッスンの枠に上限を設けざるを得ませんでした。その点ではオンライン化スタート当初は全生徒にレッスンを提供することができず、お子様や保護者様にご迷惑をおかけすることとなりました。それでも「学びを止めない」という強い意志を持った社長のリーダシップの元、全社員が同じ想いを持って学びを提供し続けるために全力で取り組んだ結果、スピード感を持ってオンラインレッスンが提供できたのだと思っています。
教室開校の決断。ブレることなかった社長の思い
ー2021年1月に再び緊急事態宣言が発令されましたが、この時はキャタルは通常通り開校していました。この判断にはどのような背景や理由があったのですか。
年始早々、社長から全社員に対して「今後は緊急事態宣言が発令されても教室は開校する」とメッセージがありました。これは受験を控え、英語学習をしたいと思う生徒さんの気持ちに応えるために企業として今できることだからという判断でした。
実際、第一回目緊急事態宣言発令中に、社長はYouTubeにて「学ぶことを続けることで私たちはコロナと戦わなければならない」というメッセージを全生徒に届けていました。学びの場が制限されることはあってはならないという社長の思いはこの1年間ずっとブレることがなかったなと振り返って思います。
もちろん、ご家庭の事情などで教室へ来るのが難しいキャタル生に対してはオンラインでの授業で引き続き対応することで学びの場を提供していました。
ーコロナ禍での対応に対して、生徒様や保護者様から何かご意見などが届くことはありましたか。
校舎閉鎖期間中は子どもたちの学びのモチベーションになればと思い、YouTubeで動画をマーケチームとエンジニアチームが中心となって作成していました。その動画をキャタル生に届けたところ、「誰にでもできることを誰もできないくらい続ける」というキャタルの学びのコンセプトを説明した動画が心に響いたなどの連絡をいただきました。またキャタルで自学自習を身につけていたので、学校が休校期間中も家で英語の勉強を続けられたとのお声もいただいた時は嬉しかったです。コロナに関係なく、毎日継続して勉強した結果、今年英検に合格されたキャタル生もたくさんいました。
コロナ禍でも、もっと多くの子どもに学びの場を届ける
ーこの約1年間を振り返って、得た学びや気づきがあれば教えてください。
オンライン化対応を進めた時の全社の団結力とスピード感はすごかったです。キャタルで働き始めて5年ですが、今までで一番の結束力だったと思います。オンライン化をスムーズに進めるよう、エンジニアチームのデザイナーは急いで指導ビデオを何本も作ってくれ、社内チャットツールでは毎日新しい情報がシェアされていました。
でもこれもよく考えたら、社長の明確な意思があり、方向性がブレなかったからだと思います。緊急事態宣言発令を受けて社長が全社員のミッションをオンラインレッスンの成功に変更。その後も「学ぶ場所を提供し続けることでコロナと戦う」という社長の決断は一度もブレることはなかったです。だからこそ私含め社員全員が惑わされることなく業務に打ち込めたのだと思います。
ー社長のリーダーシップがあってこそのチームの団結力とスピード感だったんですね。ワクチン接種はスタートしましたが、しばらくはコロナと付き合いながらの日々が続くと思います。
そうですね。引き続き感染対策は行いながら、学びの場を変わらず提供していきたいと思っています。
今年も多くのお子様にとっては制限のある夏休みになるかと思います。コロナ禍でどのような時間の使い方をすることが子どものためになるのか、保護者の皆様は頭を抱えているのではないでしょうか。子どもの成長は早く、今年の夏休みは一生に一度しかありません。私も長期休みには普段はできない体験を息子にさせてあげられるチャンスだと思いながら、今年も制限が多く息苦しさを感じています。海外短期留学も今年の夏はまだ難しい状況だと思います。なのでもし同じように夏休みどうしようかと迷っている方がいらっしゃいましたら、ぜひキャタルも選択肢の1つとして考えていただけたらなと思います。
常に英語が飛び交うキャタルの空間はよく、海外の学校にいるかのような雰囲気と言われます。キャタルで少しでも非日常な夏休みを過ごしていただければという思いから、夏期講習はキャタル生でなくても通っていただけます。気軽に海外留学ができない今、少しでもお子様も保護者様にとっても、充実した夏休みにする場所としてキャタルをご活用いただけたら嬉しいです!
【本件に関するお問合せ先】
株式会社キャタル マーケティングチーム
メールアドレス:marketing@catal.jp
英語塾キャタルHP:https://catal.jp/
公式ブログ:https://study.catal.jp/
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