建設DXの切り札!~現場での苦労がつまった想い~ 建設案件の課題解決をサポートするコラボレーション一元化ツール「Revizto(レビツト)」
「Revizto」ご提供の裏側の想いを、「建設の生産性UPと関わる人のワクワクに貢献」という経営理念を掲げる私、石川が語ります。
建設業界でも現在「DX」が進行中です。これまで建設業界はデジタル化が遅れているなどといわれてきましたが、ここに来て急速に情報化ツールの導入が進んでいます。
代表の石川は大手ゼネコン勤務時代の自身の経験から、関係者が膨大になる建設作業所でのコミュニケーションの重要性とその難しさを痛感してきました。そのときに出会ったのが建設業界の設計・施工管理に最適なコラボレーションプラットフォーム「Reviztoレビツト」です。建設実務者としてのユーザー体験から、その将来性を確信し、現在では日本総代理店として普及に務めています。
■「Revizto」と出会い、日本導入するまで
―――建設業界一筋とのことですが、これまでの経歴は?
清水建設株式会社で施工管理職として、工場・オフィス・データセンター・空港などの案件に携わりました。その間、シンガポール・ドバイ・中国などに海外赴任を経験、建設手法・商習慣の異なる海外案件にも従事しました。
その後、大手メーカーで建設案件推進担当として、国内外の工場・研究所など案件に発注者・施設管理者の立場で勤務しました。
その後、BIM支援業務や米国の建設ITソフトの輸入販売・サポートに従事しました。そして、個人事業主としてBIM(*注1)支援業務の事業を立ち上げ、2020年にコンストテック株式会社を設立しました。
―――今回ご紹介するRevizto(レビツト)との出会いは?
Reviztoはスイス・米国に本社を置くVizerra SAによって2008年に開発されたツールで2015年くらいにはその存在は知っていました。自分がユーザーとして使い始めたのが2019年からです。当時は日本の代理店はなく、英語版を使っていましたが、その時から「いいな!」とかなり好感触でした。
そして2020年夏にReviztoの開発元に「ぜひ日本で広めさせてくれないか」とかけあい、同年11月から日本総代理店となりサービスを開始しました。
( サービス開始時のプレスリリースはこちら )
*注1「BIM」
Building Information Modelingの略。建物の設計から施工、維持管理までの情報を可視化し、管理を一貫して行うことができる手法。国土交通省主導で導入・活用が推進されている。
■ 建設業界を変える「Revizto」とは?
―――改めてReviztoとは、どういうものなのでしょうか?
Reviztoとは、建設業界の設計・施工管理に最適なBIM・CIMコラボレーション一元化ツールです。案件関係者の共同作業やコミュニケーションの負担を大きく軽減します。
BIMは便利ですが、コミュニケーションの視点が欠けていました。つまりBIM・CIMで設計・施工計画した後の発注者/設計者/施工管理者など関係者間の意思疎通は、2次元のドキュメントを使うため、膨大な情報を日々やり取りが発生してしまうのです。この効率の悪さが現場の課題となっていました。
それを解決するのがReviztoなのです。Reviztoを使えば、BIM・CIMの課題共有・追跡やコミュニケーションを関係者でリアルタイムに行えます。
―――Reviztoがない場合とある場合、具体的な場面でいうとどうなりますか?
たとえば、これまでBIMで「干渉」を発見した際には、
①図面の該当箇所を切り取る
②資料に貼り付けて指示事項を記入
③関係者にメール等に添付して指示
④確認のためメールで何度かやりとりを行う
これに対して、Reviztoを導入すると
①マークアップを作成
②期限と担当者を設定
③画像などの添付も一瞬
④リアルタイムのコミュニケーションで解決
といったように効率的なコミュニケーションにより、迅速で正確な意思決定が行えるようになります。
―――なるほど。Reviztoというのは、データを2D・3Dを融合させて検証する機能にビジネスチャットの機能を付加したものというように感じました。
ここではコミュニケーション機能の一部についてお話しましたが、その他にも様々な便利な機能があります。さらに詳しい情報は以下のURLからご覧ください。
■ 体験してわかった建設業界の問題……もっと効率化できないか?
―――石川さん自身がReviztoのユーザーであったとのことですが、日本で広めたいとまで思わせたのは、どういったところでしょうか?
私は施工管理という立場で実務に携わってきたことで、コミュニケーションがいかに重要な要素であるかということを実感してきました。
どういうことかと言うと、ひとつの建設プロジェクトには、とにかく多くの人が関わってきます。同じ会社内でも設計担当からはじまり、躯体から仕上げなど各工種の施工管理者など分業していますし、さらにその先にサブコンといわれる下請けの建設会社が連なっており、大きな案件になるとその数は数十社ほどにまでなることもあります。その他にも、エレベーター、窓サッシ、壁材など必要な建材の数だけメーカーとのやりとりも発生します。
とにかく丁寧なコミュニケーションが必須なのですが、これが簡単なことではありません。BIMが導入される以前は2D(紙の図面)を突付いて、「ここはどうなっている?」「ここはどうしよう?」などと話をしていました。また、紙の上の議論では限界があり、完成後に発注者から「こんなはずじゃなかった」とお叱りを受けることもありました。このようなやり方では、どうしても長時間労働になりますし、ストレスも溜まってしまいます。
そのような現場に3Dで簡単に確認できるBIM・CIMが登場し画期的だと思いましたが、この膨大な関係者間コラボレーションをサポートしてくれる「Revizto」が世界ではスタンダートで、ものすごい将来性を感じたのです。
―――Revizto以前のコミュニケーションはどういったものだったのでしょうか?
とにかく実際に現場で関係者が集合することがメインです。たとえば、建設業界では安全朝礼というものが欠かせません。「今日ここでこういう作業がある」「今日こういう重機が作業する」など安全にかかわる情報が必要な関係者に共有されます。これらの情報共有がされないと職場での事故や災害につながりやすいのです。
またお昼過ぎには、元請けのゼネコンとサブコンの代表者が集まって打ち合わせをします。とにかく会議も多く、なにか問題があれば現場に出向いて確認するというのが建築業界の独特のスタイルがあり、そこにかかる人的コストは膨大なものでした。
BIM・CIMが登場してからは、実際には画面キャプチャを資料などに貼り付け、活用していたのですがそれでも2Dの図面を突付いて頃に比べると格段にコミュニケーションのスピードが上がり、3Dで確認できることの効果を実感しました。
―――その他にReviztoがあったらよかったと感じる場面というのはありますか?
私はゼネコン勤務時代、海外でのプロジェクトに関わることも多かったのですが、言語の違いは抜きにしても、やはりここでもコミュニケーションで苦労しました。
現在、Reviztoは世界150カ国以上16万人に活用されている建設業界の標準的ツールとなっており、国際的なプロジェクトでも欠かせないものになりつつあります。
また遠隔でのコミュニケーションに強みを発揮するReviztoは、現在のようなコロナ禍での業務推進でも役に立つでしょうし、長時間労働の見直しや在宅勤務の流れが進むアフターコロナの時代にもフィットするものだと思います。
■ ユーザー様からの反響
―――実際にReviztoを導入したユーザーからはどのような反応がありますか?
そうですね、関係者コラボレーションをしやすくなったというお声をいただきます。具体的には「Reviztoを使うことでBIM・CIMの調整時間を30%削減しました」や「設計チームと施工チームの架け橋となりました」と言っていただきました。
実際、設計、施工のみならず、発注者でも簡単に3Dを検証していただくことができるので、完成後に「こんなはずじゃなかった」となることも防ぐことができます。
Reviztoが掲げるコンセプトのひとつに「Democratize」というものがあります。Democratizeとは民主化という意味で、専門的なスキルがない方にもわかりやすくなっているのです。またPCだけでなく、タブレットやVRなど様々なデバイスからも利用できます。
―――建設業界のソフトというとどうしても専門家だけの難しいものというイメージがありますから、それぞれの役割で必要なデータがわかりやすく見られるというのは現場の人からしたらありがたいですね。
他にエピソードはありますか?
私自身、現場出身としてすごく嬉しかったのは、「BIM・CIMを現場の人に触ってもらえた」という言葉でした。
国土交通省の主導によりBIM・CIMの活用・推進が進められており、建設業界の各会社にはBIM推進部署が設けられていることが多いですが、現場でなかなか使ってもらえないというのが実情です。
というのも実際の現場はとにかく多忙なため、新しいシステムをイチから覚えるのはかなりハードルが高く、手間や時間がかかったとしても長年親しんだ古き良き時代のアナログな手法をなかなか手放すことが出来ない人も多くいます。
しかしReviztoは先程も述べたように専門スキルのない方でも使いやすいため、Revizto導入を入り口にBIM・CIMも気軽に使い始めることができたというお声を多くいただいています。
―――そういった効果もあるのですね。BIM・CIM導入で悩んでいる担当者の方にはぜひReviztoを検討していただきたいですね。
■ ミッションは建設業界の生産性UPに貢献すること
―――最後に今後のことについてお聞きします。これからやりたいことや目標を教えてください。
そうですね、弊社のミッションは「建設の生産性UPと関わる人のワクワクに貢献」です。なので、そこにつながることをやっていきたいですね。
現在、地方の建設会社でもBIM・CIMの推進が始まっていますが、試行錯誤して悩まれているところも多いと思います。私自身も北海道出身なので、そういった地方の建設業界の役に立てればうれしいですね。
Reviztoの事業は2020年11月に開始したばかりですから、もっと広く知っていただきたいと思っています。トライアルなども行っていただけますので、お気軽にお問い合わせください。
Revizto(レビツト)のWEBサイト:https://revizto.jp
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ