「本物の無添加」でユーザーの笑顔をつくり続ける。こだわりと使いやすさの両立という新しい挑戦を。CACジェル美容液が完成するまで
1979年に誕生し、「今までも、これからも。笑顔を作り続ける。」というブランドビジョンを掲げ、肌本来のチカラを引き出すことを追求し、ユーザーひとりひとりに寄り添った製品を開発し続けてきた株式会社CAC。
この度CACは、これまでのこだわりはそのままに、新たに改善を重ねて開発した『CAC ジェル美容液』を発売しました。どのようなきっかけから着手することになったのか、そのこだわりや苦労といった開発秘話を、開発責任者の笹田がお話します。
<話し手プロフィール>
笹田幸司(ささた こうじ)代表取締役社長
株式会社CAC関連会社のアン毛髪化学研究所入社後、合併により株式会社CAC入社。現在、取締役役員・営業統括部部長を務める。商品開発からマーケティングまで一連の業務を統括し、数多くのヒット商品を手掛けている。CACのこだわり成分である糖類・多糖類、アミノ酸について豊富な知識と経験を持ち、それに基づくわかりやすい解説・CACの商品情報を社内外に発信している。
山﨑貴美子(やまざき きみこ)営業統括部 PR&Research部長
化粧品メーカー宣伝部、ブライダルや美容サロンのPRを手掛けながら美容とコスメの知識と経験を積み、株式会社CACへマーケティング部部長として入社。その後、ブランド認知向上に取り組み現在、PR&Research部長としてブランド認知度向上に取り組む。
■「既存ユーザーだけではなく、新しいユーザーにも届けたい」という思い
CACの化粧品は「肌本来のチカラを引き出す」をコンセプトに、完全無添加のスキンケアをつくってきました。
CACの完全無添加には、「洗い流さない基礎化粧品(保湿・保護アイテム)は、防腐剤・オイル・界面活性剤を無添加」「ウォッシングパウダーのような使い切りの洗い流す洗浄化粧品は、防腐剤・オイル・石油系界面活性剤無添加」であるというこだわりがあります。
他社の製品の多くは、肌の保湿のためにオイルなどを使用しています。
それに対してCACの製品は、オイルなどを使わない代わりに、糖類・多糖類で保湿力を引き出しています。肌の保湿に必要な油分は、健康な肌であれば自らの力によりつくり出されるため、塗布する必要はありません。肌の細胞間脂質と近い糖類・多糖類・アミノ酸を使うことで、肌の機能を妨げず、肌本来のチカラを活性化させることができます。
糖類・多糖類は健やかな肌に欠かせない成分です。肌内部に浸透しない大きさである特徴があることから、肌表面に留まり角層バリアを集中ケアしたり、乾燥を防いだり、肌の弾力を支えたりしてくれるとされています。
また、肌の保湿に必要な油分を自らがつくり出すという機能を阻害しないためにも、糖類・多糖類による保湿にこだわってきたのです。
しかし糖類・多糖類はその名の通り糖分を多く含んでいるため、“ベタつき”のあるテクスチャーが特徴のひとつでした。
以前より弊社のアイテムを使っていただいている方にとっては、「肌を育むためには糖類・多糖類が必要」と理解してもらえているので、違和感なく使用いただけています。しかし、ベタつきは他の化粧品ではネガティブポイントになってしまうため、初めての方にとっては「テクスチャーが気になって使いにくい」と感じ、避けられてしまうこともありました。
そういったテクスチャーを改善して使いやすいものを作りたい、より肌の変化を実感できるものを作りたいという思いが、ジェル美容液の開発のきっかけになりました。
弊社の製品は価格帯も安いわけではありません。しかし世の中ではプチプライスのブランドや製品が流行として取り上げられている一方で、価格はやや割高であってもロングセラーになっているブランドや製品も存在しています。弊社の製品はお客様が満足し継続して使ってくれている商品ばかりですが、よりそこに近づける製品を開発したいという気持ちがありました。
これまでCACを愛してくださっているユーザーはもちろん、新しいユーザーにも使っていただけるよう、こだわりと使いやすさを両立するという新しいチャレンジに取り組むことにしました。そしてこの度、CACを知っていただくための導入としてお客様の元へ届けられる製品が誕生したと感じています。
■糖類・多糖類・アミノ酸の絶妙なバランスを実現
今回の『CAC ジェル美容液』では、CAC独特のベタつきを抑えつつ保湿力を実現するために、糖類・多糖類とアミノ酸のベストバランスを考えながら開発しました。
糖類・多糖類は保湿成分は塗ってから効果を実感するまでが短い一方で、アミノ酸は時間がかかるという特徴を持っています。その二つのバランスを、即効性を感じながら持続性も実感してもらえるような処方の設計になるようテストを重ねました。
とにかく苦労したのが、このバランスの実現でした。糖類・多糖類・アミノ酸と一口に言ってもさまざまな種類があり、特性も異なります。テクスチャーがさっぱりしている糖類・多糖類や、肌がふっくらモチモチするアミノ酸などを配合していますが、かといって多く入れたら良いというものではありません。
社内には既存品を愛用している社員ばかりなので、手厳しい意見もたくさんもらいまして……。既存商品の開発期間は3か月から長くても半年くらいでしたが、ジェル美容液に関してはこの絶妙なバランスを実現するまでに1年半もの時間を費やしました。
また、“本当の無添加”を実現していることもこだわりです。
弊社のような、乳化剤を使っていない化粧品は珍しいのではないかと思います。一般的な化粧品はつなぎ役として水と油を混ぜてしまうのですが、弊社ではそれをせず、防腐剤も入れていません。そのため、空気に触れて酸化してしまわないよう、1本1本分かれた“ディスポーザブル容器”を採用しています。
■無添加ゆえの香りの難しさ
そして、苦労したもうひとつの点が、香りです。
無香料のため原料由来のさまざまな香りが混ざり合うのですが、あまりにも原料数が多くなると、香りが気になってしまいまうわけです。それがゆえに、一度決まりかけた処方を再設定し直すこともありました。
いくら健康に良いものでも、美味しくないものを毎日食べ続けるのは大変ですよね。それと同じで、肌に良くても香りが良くないものを使い続けることは困難。
一般的な化粧品では、原料臭を抑えるために香料を配合する選択肢もありますが、弊社は無添加にこだわっているため、香りが気にならないように調整することに力を入れました。無添加ゆえの難しさだったと言えますね。
他にも、完成までは社員にテストをしてもらっていましたが、一人ひとり肌質が異なります。そのため、あるテスト段階のものが心地よく感じる方もいれば、刺激を感じる方もいました。
その反応や意見を置き去りにせず、10種類以上ある成分から何が原因かを突き詰め、改善を繰り返し続けました。かなり時間をかけてテストを繰り返したところは、こだわった部分だといえます。
■今後はスキンケアラインを作っていきたい
CAC 基本3ステップ「ウォッシングパウダー」「ハーモナイズパック」「ベースローション」
『CAC ジェル美容液』は1本でしっかりとケア出来るアイテムなので、仕事や子育てで忙しい方にもぜひ使っていただきたいです。
また、健康な肌だと思っていても、季節や体調で女性は特にゆらいでしまいがちになるので、季節の変わり目やゆらぎがちな時期に使っていただけたらと思います。肌体力が上がったことを実感できるはずです。
これまでの経験を新しい製品に注げたと実感しています。弊社にとって新しいチャレンジでしたので、発売を目前にして「既存のお客さまに受け入れてもらえるだろうか……」という不安は感じましたが、600店舗ある直営店で10月から先行して販売し、良い評価をいただけました。
今後は、ビジョンをベースにジェル美容液を定着させつつ、ひとつのスキンケアラインを作れるといいなと考えています。
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