コロナ禍の女性の味方、手荒れしにくいアルコール除菌ジェル開発の裏側。
「除菌=ビューティエチケットという価値観を広めたい」
2020年12月に発売が開始されたアルコール除菌ジェルが、今話題になっている。発売開始直後から、100件以上のサロン専門販売代理店への出荷を行うなど、人気を博している商品だ。
アルコール75%配合と高濃度にも関わらず、使用感がしっとりしているという不思議なジェルで、コロナ禍における手荒れに悩んでいる女性の間で、口コミが広がり続けているのだ。
ただ単に除菌をするだけではなく、「ビューティエチケット」という美意識と価値観を日本にも広めたい。そんな想いで商品開発をリードした株式会社ashiatoの杉山さんに、商品の狙いや実現困難だったこと、それを乗り越えるべく取った行動など、開発の背景を聞いてみた。
株式会社ashiato オリエティ事業部開発担当 / 杉山さん
2018年入社後、オリエティ事業部の立ち上げから商品開発に至るまでを担当
「きっかけはトルコの人々の日常の美意識から」
Q、アルコールジェルを開発したきっかけは?
杉山 もう今から10年ほど前になるのですが、トルコへ旅行に行った際に、現地の人たちがアルコール入りのローズウォーターやレモンウォーターを、日常の除菌として使っているのを見たことがきっかけです。
家に帰って来た時や人を家へ招く時、長距離バスに乗る時や食事をする時――とにかく色々なシーンでその除菌水を使っていて、それが日常生活の一部になっていたんです。それを現地で目の当たりにして「なんて素敵な美意識なんだ」と、とても感銘を受けました。
それで、日本にもこういう美意識がもっとあってもいいんじゃないか?というのが、ずっと頭の中に浮かんでいました。
帰国してからも、開発に着手する時期を見計らっていたのですが、いくら清潔好きな日本人とはいえ、その生活の一部にこの美意識を入れ込むことが難しいんじゃないかと、どういう商品なら現地の人たちと同じように日常的に使ってもらえるのか?と、模索を続けてきました。
最初はジェルという発想はなくて、香料と除菌成分が入ったスプレーなどで考えていましたが、類似する商品が既に沢山ある為、それだけだと勝負にならないし…ということで、色々な可能性を探りながら月日が流れていきました。
そんな時、昨年のこのコロナの騒動が起きました。
みるみる内に世の中にアルコールジェルが溢れてきて、日々の生活様式の中に「除菌」という概念が入ってきたのを強く感じました。そして今なら、除菌=ビューティエチケットという美意識と価値観を伝えることができると思ったんです。
それからは、元々の構想でもあった「保湿成分と美容成分と天然のアロマを配合して心地よい使い心地と香りにする」ということを実現するために努力しました。除菌は当然のことながら、手を美しく保つためにはどんな成分が必要なのか?さらに、馴染みのある美容成分とはどんなものなのか?
これらを一つずつ改めて確認し、何度も使用感を試し、こだわり抜いて今の製品にたどり着いています。
そして、去年の12月に無事にリリースすることが出来ました。お陰様でご使用頂いたお客様からは好意的な反響がとても多く、今は10年越しの思いが叶った気持ちで嬉しいです。
「Oriety -オリエティ-」
日常生活に美と健康のエチケットを
アルコール75%配合の美容ハンドジェル、3種の美容成分・保湿成分・天然精油で、肌を清潔かつ美しく保ちます。
flesh “瑞々しい香りで、明るく若々しい可愛いらしさを感じさせる香り”
relax “落ち着いたエレガントな香りで、洗練された大人の美を引き立てる”
70ml / 各1,500円(税抜)
https://oriety.jp/pages/prdocuts
「アルコールと手荒れは切り離せないものという常識」
Q、アルコール除菌ジェル商品の課題は?
杉山 安全・安心な除菌力の基準と言われる70%以上のアルコールを含んでいる商品は、どうしてもその成分で手が荒れてしまいます。当然、一日に何度も使うのでしょうがないのですが、それらの商品はあくまでも除菌がベースで、手のケアをするという概念ではないと思います。
そして、それそこが大きな課題なのだと、特に開発初期の自分たちも強く感じていました。
「“化粧品”という枠にこだわることで実現した使用感」
Q、既存の商品との違いとそれを実現するべく取った行動は?
杉山 日々沢山のお客様からお声を頂く中で、一番多い声は、「アルコール除菌ジェルにも関わらず使用感がとてもと良い」ということです。手に付けた後にしっとりする感触が、非常に好評をいただいております。
調香師さんと共に独自に作り上げた、オリジナルアロマのブレンドによる香りもとても好評で、この2つの強みは、他社様の既存の商品とは一線を画す部分だと思います。
安心・安全な除菌にプラスして、手荒れをより少なくするためにどうすれば良いかを、徹底的に試行錯誤した結果なので、そこは弊社としても自信を持っているところです。
しかしながら、アルコール成分と美容・保湿成分の配合と濃度、それからしっとりした使用感すべてをバランス良く仕上げることは、本当に大変なことでした。前述の通り、除菌のためのアルコールをたくさん配合すると、手に付けた後にすぐに揮発してしまい、ジェルが肌に馴染んだ後のしっとり感が出ないのです。アルコール臭もどうしても強く出てしまう。
それを解決するために、「Oriety -オリエティ-」のアルコール配合量は、化粧品登録の商品に許される最高濃度である75%になっています。それ以上になると“医薬部外品”の枠になるので、そうすると今度は化粧品として使用できるはずの美容・保湿成分を混ぜることが出来なくなるからです。
ここのバランスをうまく取って仕上げる作業は、とても大変でしたが、医薬部外品ではなくあえて化粧品という枠にこだわることで、除菌力をしっかり確保しつつ、しっとりとした肌触りのジェルに仕上げることが出来ました。
ちなみに、既存の76%以上のアルコールの商品は、この商品区分の違いが原因で美容成分などを入れることが出来ず、手が荒れたという方々が出てきていることが予測されます。
また、トルコの現地で感じたローズウオーターやレモンウォーターの香りを感じた時の感動を再現すべく、アロマの配合にもとても苦心いたしました。100%天然のアロマのみを使用して、アルコール臭を少しでも打ち消すように、配合の比率を工夫しました。最初は香りがキツすぎたり、アルコールと混ざると嫌な香りになってしまったり…ただ闇雲にアロマを多量入れればいいわけではないため、苦労しましたが、納得のいく香りが完成しました。
現在「Oriety -オリエティ-」には2種類の香りの商品をご用意しております。
Q、どんなシーンで使ってもらいたいか?
杉山 日常のお食事の前やお手洗いの後は勿論、外出時にはお店の入店時やお買い物をした後やバスや電車を降りた後、それから帰宅時や夜眠る前など色々なシーンで使って頂くことを想定しております。
一日に多数回のご使用を頂いても手荒れしにくい成分を配合しておりますので、気にせず使って頂けることが、この商品の最大のメリットだと思っています。安心してご使用くださいませ。
「ビューティエチケット=日常に“美の身だしなみ”」
Q、コロナ禍におけるアルコール除菌の役割と今後の商品の展望は?
杉山 新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるった2020年でしたが、(残念ながら)2021年も引き続き大きな騒動になりそうな中、アルコールジェルを始めとした除菌商品のニーズはますます増えていくと思います。
アルコール75%配合、保湿美容成分・天然アロマ配合で、純日本製の「Oriety-オリエティ-」も、安心して使って頂ける商品の一つなのではないかと思います。
また「Oriety-オリエティ-」はコロナ禍だからということだけではなく、元々は日常の価値観の中に「ビューティエチケット=日常に“美の身だしなみ”」という美意識を取り入れて欲しくて、開発した商品です。
トルコの人たちのように、より美しくより良い香りでエチケットをする習慣を、是非、使用する方々にも取り入れていただきたいなと思っております。既存の商品の手荒れに悩んでいる方々には、特に試して頂きたい商品です。
今後の商品開発としては、この「ビューティエチケット」という概念を色々な形で体感していただける商品を開発していきたいと思っております。
【会社概要】
株式会社ashiato
東京都渋谷区神宮前6-35-3 コープオリンピア532
03-6419-7187 / info@ashi-ato.co.jp
事業内容:企業向けVP制作 / CM映像制作 / 美容商品開発・販売
本件に関するお問い合わせ
杉山または富山宛てまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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