変化の時にある「結婚式」。208の企業・団体がその想いに賛同する、結婚・結婚式のミライを構想するプロジェクトの裏側
ウエディングパークが2021年1月28日から取り組んでいる、結婚・結婚式のイマを知り、ミライを創り体験していくプロジェクト「Wedding Park 2100 -ミライケッコンシキ構想–」。
その一環として、2022年3月4日(金)〜6日(日)に特別イベント「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」展を開催します。
本イベントは、ウエディング業界内外問わず、さまざまなクリエイターや企業、学生が参加する結婚・結婚式のミュージアム。プロジェクトとしては、今回で2度目のイベント開催となります。
プレスリリース
東京都港区後援イベント「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」展 又吉直樹さん、横浪修さんを含む参加クリエイター12名を追加発表
本プロジェクトの責任者を務めるのは、(株)ウエディングパーク ブランドマネージャーの菊地亜希。
今では208もの企業・団体がその思いに賛同する「Wedding Park 2100 -ミライケッコンシキ構想–」プロジェクト(以下、Wedding Park 2100)がどうやって生まれたのか、プロジェクトに込めた想いを菊地よりお話しさせていただきます。
昨年のイベントの様子
現在のウエディング業界について/実施の背景
昨年「Wedding Park 2100」プロジェクトを発足した1番のきっかけは、新型コロナウイルス感染症流行による社会環境の変化でした。
学校や会社、外食など、日常生活でも「集まる」ことが簡単にはできなくなり、一昨年の春ごろは、結婚式の延期・中止を余儀なくされるカップルも多くいらっしゃって、2020年には24万組もの結婚式が影響を受けたと言われています(公益社団法人日本ブライダル文化振興協会調べ)。
しかし、集まれない辛さを感じる方も多くなったことで、逆に「集まる」ことの魅力や、「みんなで門出を祝う」結婚式の価値が、改めて見直されたとも感じています。
新型コロナが流行する前から、結婚や結婚式に対する価値観は少しずつ変化していることを感じていました。しかし色々な「当たり前」が覆されたことによって、その変化がはっきりと顕在化したタイミングにもなったのが2020年でした。
結婚観やニーズの多様化が進み、ウエディング企業もさまざまなアイデアでそれに応えなければならない時が来ています。コロナ禍で、結婚式のオンライン配信や宅配サービスといった新しいかたちも多く生まれ、フォトウエディングをする方も増えました。「思いのほか、固定観念にとらわれていた」と気づいたり、「結婚式ってもっと自由に考えていいんだ」と感じたりした方も多かったのではないでしょうか。
そのような状況のなか、結婚や結婚式の本当の価値を見つめ直し、これからの時代に本当に必要な結婚、結婚式の在り方を考える機会を創出していきたいという想いから「Wedding Park 2100」は生まれました。
「Wedding Park 2100 -ミライケッコンシキ構想–」?
プロジェクト名には西暦2100年を意味する「2100」を入れました。
私たちが先のことを考える時、どうしても今直面している課題へのアプローチに目が行きがちです。それが悪いわけではありませんが、今の延長線上にはない全く新しいアイデアを構想するには、もっともっと遠い未来に焦点を合わせることで、考えを大きく変化させるようなアプローチが必要ではないかと考えました。
新型コロナウイルスの大流行も、誰も想像していなかったできごとです。これから先も想像しなかったようなできごとが起こることがあるでしょう。でも、そんなときでも大切にすべき芯となるものがわかっていれば、何が起こっても柔軟に対応できるのではないかと思ったのです。
SNSなどでは、「結婚式を挙げるのには300万円かかる」とか「ご祝儀を3万円包まなくてはいけない」、「プログラムはこう」と、かたちの情報だけで議論されることもありますが、特定のかたちには歴史がごく浅いものも少なくないので、ちょっと先にはなくなっている可能性もあります。
「Wedding Park 2100」に触れることで、結婚や結婚式の歴史や意味を知るきっかけになったり、結婚や結婚式に関わる方々たちが「つくりたい未来」を構想して現実化できるようになったりするといいなと考えています。
これまでの「Wedding Park 2100」プロジェクト
2021年1月のプロジェクトスタートから、スペシャルサイトでの情報発信、3月には初めてのイベント、5月には表参道駅でのメッセージ広告、複数の学校での産学連携プロジェクトなどを行ってきました。
表参道駅に掲示したメッセージ広告。右側は賛同企業名。
産学連携プロジェクト。菊地の講義の様子
プロジェクトを通して、私自身、結婚式の「変わること・変わらないこと」を改めて考えることができたと感じています。特に印象的だったのは、昨年3月に実施したオンライン・オフラインハイブリッド型のイベントです。
昨年のイベントテーマは「2100年の結婚式」。ウエディング業界内外の様々なクリエイターの方々と「2100年の結婚式」を体験できる空間をつくり上げました。
会場全体は「カコ」「イマ」「ミライ」の3つのパートに分け「ミライ」で2100年の結婚式を体験していただく前に、「カコ」では結婚式の歴史を紐解き、「イマ」では2020~2021年に実施された結婚式事例やウエディング企業の取り組みなどを展示しました。
「カコ」「イマ」
「ミライ」
感染症対策のために完全予約制で実施したこのイベントは全枠が埋まり、多くのメディアにも取り上げていただいたことで、オンライン・オフライン合わせて数百名の方に体験いただくことができました。
結婚や結婚式に関する「変わってきたこと」「変わらないこと」をたくさんの方々に知っていただけ、さらに参加クリエイターの皆様にも来場された一般の方にも「ウエディングってこんなに面白いんですね。」と楽しんでいただくことができたのは、プロジェクトにとって大きな財産となりました。
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「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」展
昨年の3月と今年では、社会の雰囲気がまた違い、結婚式を取り巻く環境も次のステージに移ったように感じています。この2年ですっかり一般化された新しいアイデアたちのおかげもあって、去年よりももっと自由に未来を構想できそうです。
そこで2回目となる今年のイベントテーマは、「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」にしました。ウエディング業界内外の企業や学生、クリエイター、そして来場者の皆様からの、結婚・結婚式の未来への提案を行いたいなと思っています。
小説家、音楽家、建築家、フォトグラファー、グラフィックデザイナー、ファッションデザイナー…、それぞれの視点から結婚や結婚式の未来はどのように見えるのか、文学作品やイラストレーション、写真、立体作品など、様々な方法でより自由に、より多様な結婚式の在り方、未来を表現します。3月中にはオンラインの「360°バーチャルツアー」の公開も予定しています。
どんなものが見られるのか、想像がつかないかもしれませんが、生活、歴史、アート、ファッション…様々な要素が入り混じった本イベントは、結婚式に関わるお仕事をされている方、結婚式をご予定されている方、結婚や結婚式に興味のある方だけではなく、どなたでもお楽しみいただける内容です。
クリエイターの皆様のみならず、ご来場いただいた皆さんにも参加いただきながら、この“100色”の紙吹雪をモチーフにしたメインビジュアルのように、ときめきいっぱいのミライへの提案をしていきたいなと思っておりますので、今年もぜひたくさんの方々に体験していただけたら嬉しく思います。
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「Wedding Park 2100」特別イベント「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」展について
「100色の結婚式−2100年までにカタチにしたい100のこと−」展は、ウエディング業界内外問わず、さまざまなクリエイターや企業、学生が参加する結婚・結婚式のミュージアム。今までの当たり前にとらわれない多様な価値観が生まれている今、本展示を通じて参加者、来場者の皆様とともに結婚・結婚式のミライを構想します。
なお現在、お笑い芸人・作家の又吉直樹さんの新作ストーリー、ファッションや広告の分野で活躍するフォトグラファー横浪修さんによる新作ウエディングフォト、2017年パリコレで注目を集めたブライダルファッションデザイナー桂由美さんの和紙ドレス「WASHI-MODE」などの展示が決定しております。
開催日程:2022年3月4日(金)〜6日(日)
開催場所:複合文化施設「スパイラル」−スパイラルガーデン(スパイラル1F)
来場予約はこちらから:https://weddingpark2100-event-100colors.peatix.com
イベントの詳細についてはこちら:https://2100.weddingpark.net/mirai/event/1189/
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