ディズニーからライフレイへ:人事部のリーダーが思いがけない場所で見つけた「魔法」とは
ライフレイの人事統括部長のマット・ポラディアン氏に、彼の人事に関する考え方についてインタビューを行いました。
アプリケーション・ソフトウェアを扱うグローバルBtoB企業では、通常「ディズニーの世界における魔法」のような体験を期待できないでしょう。
しかし、ライフレイの人事統括部長であるマット・ポラディアン氏は、みんなから愛されるミッキーマウスのお家元で8年間働いた後にライフレイに入社した際、思いがけない部分でその魔法を発見することになったのです。
このインタビューでは、ポラディアン氏の過去やライフレイでの経験について、特にこのようなコロナ禍においても、キャリア形成のために戦略的人事リーダーとしての経験をどのように積み上げて行ったのかに迫ります。
人事リーダーとしてのはじまり
ポラディアン氏は自身のキャリアをマーケティングからスタートしましたが、「人を大切にしたい」と思う気持ちから、自然と人事の道へと進んでいきました。彼は当初から、「典型的な人事担当者」以上の存在になりたいと考えていました。
「The Office(オフィスを舞台にしたコメディ作品)のトビー(自由奔放な社員の発言や行動に歯止めをかける人事職員で、「職場をつまらない場所にする人物」と言われている)みたいにはなりたくなかったんです。私は、『人』に焦点を当てた、思いやりのあるビジネスリーダーになりたかったのです」と、彼は笑顔で語りました。そんな中ポラディアン氏は、ディズニーのHRビジネスパートナーになるという、ユニークな機会を手にすることになったのです。
ディズニーでは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオやテレビジョン・ネットワーク、デジタルメディアチームなど、さまざまな事業分野に携わってきたポラディアン氏。そんな彼は、ビジネスリーダーたちと連携し、人材ソリューションを提供することで、大規模な転換期を乗り越える際に必要なサポートを提供することに尽力してきました。
たとえば、下記のような支援を通し、結果として『アナと雪の女王2』や『シュガー・ラッシュ:オンライン』などの作品や新事業の成功に導きました。
- テレビ業界初のストリーミングアプリ「Watch ABC」の立ち上げに向け、全く新しいチームの構築を支援
- アニメーション制作を効率化する新プロセスにおける複雑な映画シーンを効率的にアニメーション化する新技術に対応できる人材を採用の支援
「私は、企業がまったく新しいことを成し遂げる際、どのような人材が必要かを考え出す試練が好きなんです」
ホール・ニュー・ワールド(新しい世界)へ
2019年、オープンソースのPaaS(Platform as a Service)企業として成長を続けていたライフレイもまた、いくつかの大きな転換期を迎えていました。それはディズニーと遥か彼方にかけ離れた別世界のような領域。そんなライフレイもこの混沌とした中で、会社を導ける強いリーダーを必要としていました。
ポラディアン氏の「ビジネス上の目標に向けて戦略的に人材に投資を行っていきたい」とする彼の意向は、まさしくライフレイが大事にしていることであり、さらに彼の経歴はライフレイが求める強いリーダー像そのもの。彼がグローバルを統括する人事部長としてライフレイの一員となるのは必然だったのです。
魔法の世界からソフトウェアの世界へ飛び込むことは、地球上で最も幸せな場所から離れる辛い選択のように思えるかもしれません。しかしポラディアン氏は、ライフレイに他にはない「魔法」を見つけることになります。
それは、世界中のリーダー陣からチームメンバー1人ひとりにまで浸透している、ライフレイのサービス精神と謙虚さを重んじる文化です。
ポラディアン氏は国内外24ヶ所のオフィスのどこを訪れても、ライフレイのコアバリューがチームメンバー1人ひとりに表れているのを目にし、驚いたとのこと。
ライフレイという会社が大きくなったとしても、社員がこれらの価値観の希少性と独自性を理解し、大切にしていけるよう、彼は人事として努めていきたいと考えています。
またポラディアン氏は、彼の出社初日に人事部のメンバーたちが彼にセレナーデを歌ったというエピソードを笑いながら話してくれました。
「ライフレイには、そういったユーモアを良しとする楽しさもあります。私たちは仕事に真剣ですが、楽しく時間を過ごす方法も知っているのです」
ポラディアン氏はまた面白いエピソードを共有してくれました。それは社内SNSで利用しているスラック(Slack)で受けた洗礼。同僚たちがこぞって作成した彼の顔を使ったカスタム絵文字についてです。
「悲しむマット(Sad Matt)」や「遠慮するマット(No Thank You Matt)」、「納得してないマット (I Don’t Think So Matt)」など12種類にも及び、社内中・そしてポラディアン氏自身も愛用しています。
(ちなみに他の社員も同じ洗礼を受ける運命を辿っているとか)
「ライフレイでの素晴らしい経験を一言で表すのは難しいですが、私はここで働く社員自身がまさにライフレイという企業を体現しているのだと思います。ライフレイの社員は知的で高度な技術を持っているだけでなく、クリエイティブで、楽しいことが好きで、忍耐強くて謙虚なのです。」
完璧な組み合わせ
優れた組織を作る鍵は何かと尋ねると、ポラディアン氏は自信たっぷりにこう答えてくれました。
「『強いリーダー』と『優れた人材』がビジネスの成功を可能にするのです」
そして、彼は次のように続けました。
「この2つが揃えばビジネスは成功します。これは私が何度も何度も目にしてきたことです。クリエイティブリーダーであれ、ディレクターであれ、CTO(最高技術責任者)であれ、自分のやっていることを理解し、明確なビジョンを持っている強いリーダーがいれば、人はその人についていこうという気になるものです。
だからこそ、リーダーシップの育成は非常に重要です。私は人事の立場として、リーダー人材への投資こそ、組織全体に大きな影響を与えることのできると考えています」
ポラディアン氏は、ライフレイの基盤である「人」を重視し、個人の能力を発揮できる機会をより多く提供しようとしています。その達成へ向け、強いリーダーの育成にも力を入れています。
この他にも、社内のチームをさらにサポートするために、ポラディアン氏は従業員体験を向上させてビジネスを成功に導くためのイニシアチブを発揮しています。
ポラディアン氏の戦略の1つひとつはライフレイの中核となる、ある信念の上に成り立っています。
「すべての人は本質的に価値がある」
この信念は、ライフレイにおける採用から研修に至るまで、ありとあらゆる点にまで行き渡っています。
しかしポラディアン氏は、個々の社員に焦点を当てるだけではありません。彼は同時に、部署、社内全体の力を高めたいとも考えています。
そこでHRビジネスパートナーという新しい職を設けました。ビジネスにおいて、リーダーとそのチームメンバーが一体となって目標に向かって進められるよう、人事から戦略的なサポートができる環境を整えたのです。
この戦略は、今回のコロナ禍においても、非常に効果的でした。
「個人とチームの潜在能力を最大限に引き出す」というライフレイのミッションを基に、ポラディアン氏たちは「社員の能力を『どんな場所からでも』最大限に引き出す」アプローチを、コロナ流行による外出自粛を受けてから短期間で確立したのです。
ポラディアン氏たちはコロナの大流行を受けても、下記のような取り組みを通し、ライフレイのリモートワークへの転換を成功へと導くことができました。
- 隔週で行われるマネージャー研修を立ち上げ
- 新しいテクノロジーリソースを導入して目標設定
- パフォーマンス管理、コミュニケーションを促進
このことについて、ポラディアン氏は次のように述べています。
「私たちは、このコロナウイルスの蔓延が社員のキャリアアップに関係ないことを知ってもらいたかったのです。社員はどこで働いていても、目標を達成することができるからです」
みんな同じ境遇にいる
困難な状況に陥ると、ときに輝かしい「魔法」が消えてしまうこともあります。
しかし、ポラディアン氏がライフレイに転職してきて2年経った今も、彼がライフレイで初日に目にしたあの輝きは失われていません。
完璧な職場やチームなどもちろん存在しませんが、ライフレイは創業時のコアバリューに忠実であろうと努めています。
そしてこのことが、ライフレイという会社に活力を与え、これからのライフレイ社の冒険を導くピクシーダスト(ティンカーベルが持つ、空が飛べたり小さな魔法が使えるようになる粉)であり続けていくでしょう。
あなたの目で「魔法」を確かめよう
私たちライフレイとはどういう企業なのか、何が他社と違うのか。
ライフレイに広がる魔法をぜひあなたの目で探しに来てみてください。
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