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リモートワークが進む中、企業エンゲージメントを上げるには? これからの組織・人材開発の在り方を考える。

著者: 株式会社NEWONE

NEWONEがミッションビジョン再策定により世の中に発信したいこと

 エンゲージメント向上を軸に人材育成や組織開発の支援をしている株式会社NEWONEは、2021年12月にミッション・ビジョンを再定義しました、なぜいま再定義したのかと同時に、いま日本中の組織の中で起こっている問題について、代表の上林が紹介します。

ーNEWONEという会社について教えてください

上林:我々の会社は企業様向けにエンゲージメント向上を軸に人材育成や組織開発の支援をしている会社です。現在、日本の社会全体としては、高度経済成長期のビジネスモデルや働き方からの変革という話や、人生100年時代という話等、働く環境が大きく変わってきており、企業はそれらに対応していくのが急務となっています。各社がこういった転換を求められる時代において、従業員1人ひとりのキャリア自律や主体的に行動するマインドやスタンスを促したり、リモートワーク環境下でも成果を出し、組織の中でも活躍するためのスキル開発を支援したり、従業員が愛着や貢献意欲を持てるようなエンゲージメント高い組織となるための支援する会社としてサービスを提供しています。


リーダー/マネジャーの重要性が増している

―コロナ禍でのリモートワーク普及によって働き方が急激に変わり、組織・チーム作りに課題を抱えられている企業さんは多そうですが、ニーズは増えていますか?

リモートワーク下になってからのニーズはかなり急増しています。特に我々の領域でいくと、新入社員、若手中堅社員、管理職経営層とある中の、管理職層にはニーズがぐっと上がってきました。理由としては2つあり、1つは、結局働き方や職場におけるパフォーマンスを上げていく為には、社員一人一人と経営サイドを繋ぐ役割の管理職が重要ですし、オフィス環境からリモートワーク環境といった、マネジメントの大きな転換点を迎えている観点からも、管理職にスポットが当たっているということがあります。

もう1つは、やはり人や組織はそんな簡単に変わらないところがあって、コロナになってリモートワークが普及する中、今までの自分の考え方ややり方、スタンスをガラリと変えるのは、相当難易度が高いからこそ、手厚くしっかりと意識転換、行動転換ことを支援することのニーズが増えているところがあります。

―管理職支援とはどんなことをサービスとして提供しているのですか?

基本的には、いわゆる研修やワークショップというスタイルで、様々なテーマにおけるスキル開発やマインドセットが多いです。

管理職といっても、今までの管理監督型マネジメントからの脱却というテーマや、多様な人をどう支援するかのようなテーマ、1on1の本質や具体的なやり方をレクチャー等、企業のニーズや状況によってテーマは様々です。最近はやはり、リモートワークで見えない成果に対してフィードバックしなければならない状況になってきていますので、評価フィードバックの研修プログラムも多いです。これまでの職場環境では、チームの方針含め様々な情報が自然と入ってきて勝手に浸透していた、いわゆる阿吽の呼吸は、リモートワークだと上手くいきません。管理職の方が、きちんとメンバーの方に落とし込むというスキル開発等、管理職に必要な要素を研修サービスという形でご提供しています。


また、個人と組織の関係性の変化から、「エンゲージメント」が取り上げられることも多くなりましたが、この「エンゲージメント」を組織文化に定着させていくにも管理職が重要であり、ご提供するテーマとしてここ数年で非常に増えています。中でもエンゲージメントサーベイのような形で、現状の自社のチーム状態を可視化される会社さんも多くありますが、可視化したデータをきちんと解釈し、チームや風土を変化させていくことが大事です。それを管理職層である課長や部長と一緒に、チームをどのように変えていくかというアクションを決め、それを1ヶ月に一回お会いして、スキルや風土を変えていく並走支援を行っています。

―リモートワークで仕事が分断されてしまうのは、現状よく聞く話です。管理職支援は非常にニーズがありそうだなとお伺いして改めて思いました。

企業としてもチャンスです。以前より働き方は変えないとならなかったですし、人材不足は分かっていたことです。これまでは、高度経済成長の際の工業化社会を前提とした人事制度や労務環境がベースとなっていた会社も多かったところから、より一人一人のクリエイティブな能力を引き出すことを重要視すべきだという流れもありました。

「働き方が変わらない」、というもどかしさから、コロナ禍の2年で一気に変えに行ってる会社さんと並走し、変化をご支援しているというところになります。


自分たちのミッション・ビジョンを再定義することで、世の中に価値提供したい

今回ミッション・ビジョンを再定義したのは、設立から3年経ち会社自体が成長しましたし、コロナにもなり世の中が急激に変わっていく中で、改めて背景も含め大事にしてることや、世の中にどんな価値を提供するのかを見つめなおす時期にきたと感じており、今回、働くにこだわらず人生全体を豊かにするために、広く会社の使命として設定しました。

ミッションは、会社の立上げ当初に策定したものがありましたが、正直、当時は、方向性含め絵に描いた餅になりやすい状況でした。

というのも、立ち上げ期はやはり大変で、どんな綺麗ごとを掲げたとしても、その手前でなんとか売り上げ上げなきゃいけないですし、今ニーズあるものを見つけて作っていかなきゃいけない。一方で、会社の方向性がハッキリしていなくても、目の前を必死でやらなければいけないからやるというパワーが会社にあり、良くも悪くも進んでいくことができました。

そこから3年程経ち、会社がだいぶ安定稼働して、事業や採用活動を通じて様々な人も集まってきた中で、従業員一人一人の能力を開花していくためには、一番大きい方向性だけを握り、他は自由であることが大事だと感じまして、ミッションや今までずっと曖昧にし続けてきたビジョンを改めて定める必要があると思うようになった、というのが背景です。


今回、ミッション・ビジョンを策定する半年前の2021年の6月にワークショップを実施し、「自分たちはどんな会社だったら周りに誇れますか?」や「自分はどんな事を提供したいですか?」といった問いをみんなに投げかけ、意見を吸収する機会をとらせて貰いました。

人間心理として、言葉の好き嫌いは誰にでもあると思っていますが、大事なことは、言葉の一つ一つよりも、一人一人が抱いている想いや、これからジョインする人たちが持ってもらいたい想いに還元しやすい言葉で、方向性を定めることが大事だと思い、みんなから集めた意見の中からビジョンの言語化を進めました。

候補の中には、自分らしく生きるとか、エンゲージメント高い状態の人が増えるとか、成長していくとか、個人がよりイキイキと、を求めている声が多かったです。



ビジョンの「すべての人に、働きがいを」という言葉には、3つの意味が込められています。1つは、「誰もが働きやすいだけではなく、働くことをポジティブに捉えて欲しい」という想いを、「働きがい」という表現に載せていること。2つ目に込めた想いは、良いチームであること。コロナ禍からのリモートワーク環境を経験した際に、良いチームを作ることは社会的にも大事だからこそ、我々自身も良いチームをつくることが大事であると考えています。最後3つ目は、どんな業種・職種・組織であったとしても、良いチーム作りは実現できる、という意味を込めています。

そして、良いチームであることが仕事をポジティブにする上では大事なのではないかということもあり、みんな「チームが大事」「チームが好き」でもあるので、その想いも含めて、「すべての組織を、ONE TEAMに」という言葉に纏めました。

エンゲージメント調査結果において、グローバルでは働きがいが高い人が20%程あるのに、日本人は6%しかなく、世界の中でもかなり低い方だと言われています。日本全体が働くことに対してポジティブであるという状況を作り、企業に限らず日本の様々な組織が、ONE TEAMで、信頼しあい、躍動感がある、逆を言うと風通しが悪かったり、いじめが起こったりしないような組織だらけにしていくことにコミットしていこうと経営的には意思決定を行い、ミッション・ビジョンを最終確定させました。現在は社内ワークショップもやりながら浸透しているところです。

―この策定したものを落とし込み、今後どのように活用していくイメージでしょうか。

1つは、ミッションというものは基本的に不変である一方、ビジョンは5年や10年といった数年単位で設定して追いかけていく一番の道しるべと置いています。自分たちがどういう方向に行くだとか、どこを目指すかを、クライアントさんに対しても採用活動においても、今まで以上に発信し、対外的にも浸透していきたいと思っています。

またミッション・ビジョンに加え、クレドも社内で策定しておりまして、クレドでは4つの行動指針、我々らしさを言語化しています。対内的にはビジョンとクレドの浸透を強化していきたいと考えており、

ビジョンに紐づいたクレドは人事評価にも反映していますし、採用選考の際には必ず説明し共感いただけますか?ということはお伝えしています。

―最後に一言メッセージをお願いします。

採用やアライアンスにおいてもですが、「すべての人に、働きがいを すべての組織を、ONE TEAMに」を共に実現する仲間を増やしたいと思っています。社会が大きく変化する中で、社会自体をより良い方向に変えていきたいし、社名のNEWONEという言葉のとおり、先頭を切ってこれからを変えていくのが我々らのミッションかと思っています。本質的に社会に貢献していくことに対し想いが近い方とは、社員という形であれ、パートナーという形であれご一緒させていただきたいなと思っています。ぜひ我こそはという方お待ちしています。




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株式会社NEWONEについて

「他にはない、新しい(new one)価値を生み出す」を社名に掲げ、2017年9月1日に設立。エンゲージメントをテーマに、「個人の意識変革」と「関係性の向上」を中心とした企業向けコンサルティング、人材育成・組織開発を提供。Softbank、カゴメ、三菱地所ホームをはじめ、多くの企業の支援を実施しています。


<会社概要>

会社名 :株式会社NEWONE

本社所在地 :東京都千代田区隼町2-19-4 F

代表者 :代表取締役 上林周平

事業内容   :コンサルティング、企業研修・組織開発等

URL :https://new-one.co.jp/

<本件のお問い合わせ先>

お問合せページ:https://new-one.co.jp/contact/

会社名:株式会社NEWONE

TEL:090-6014-2334 / E-Mail:pr@new-one.co.jp




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