「誰もひとりにしない、置き去りにしない」。創業当時から変わらない「清浄奉仕」の姿勢。創業者の想いを受け継ぐ「Curel(キュレル)」の学術活動と、裏側にある担当者の想いとは?
1999年に誕生した「キュレル」。洗浄から保湿まで一貫してセラミドの働きを守り補うことに着目したスキンケアへのこだわりを、セラミド機能成分※1(潤い成分)開発後キュレルシリーズを発売するまで12年の歳月をかけて製品化した。今回は、キュレルの学術活動の担当として活躍する久保久子にこれまでの活動について聞いた。
※1 ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
「清浄奉仕」の姿勢に惹かれ、入社を決める
久保は20年前からキュレルの学術活動に携わり、生活者をはじめ幅広い分野に情報発信をしてきた。久保は入社まもない時期をこう振り返る。
「当時社長だった丸田芳郎は、創業の精神『清浄奉仕』を基に「社会への奉仕」という言葉を掲げ、皆さまに清潔になっていただきたい、そして乾燥などの肌のお悩みに寄り添いたいといった想いを持っていました。その想いから、スキンケア品のサンプルをポケットに入れて、ご婦人の乾燥した手を見つけたら、ご紹介をしつつ、塗って差し上げるという草の根活動をしていました」。その姿勢に感銘を受けて久保は花王に入社をしたのだという。
キュレルブランドの誕生と、製品のコンセプト
花王が23年前に発売したキュレルは、乾燥性敏感肌で肌にお悩みを持つ生活者に向けて開発した商品だ。まだ乾燥性敏感肌という言葉がなかった頃から、乾燥・肌荒れしがちで悩む声に耳を傾けながら開発を開始。その研究活動の中で、乾燥性敏感肌は「セラミド」不足にあることに着目したのだった。当時、天然の「セラミド」はとても高価な物質であり、製品化には困難があった。しかし1987年に「セラミド機能成分※1(潤い成分)」の開発に成功した後、12年の歳月をかけ、1999年にキュレルスキンケアシリーズが誕生。赤ちゃんから、年齢を重ねた方まで幅広い年代の方に、やさしい使い心地(テクスチャー)にまでこだわった製品を提供している。
「化粧品会社というと華やかなイメージがありますが、弊社は品質や性能、使い心地まで見つめて、何度も石橋を叩き、厳正な社内検証を経て、商品化しています。これからも40数年の皮膚科学研究を基に、乾燥性敏感肌の方と向き合っていきたい」と久保は語った。
商品左奥から時計回りに、
泡ボディウォッシュ(販売名:CurélボディウォッシュBa)
入浴剤(販売名:Curél入浴剤P)
ローション(410ml)(販売名:CurélローションD)
ローション(220ml)(販売名:CurélローションD)
バスタイムモイストバリアクリーム(販売名:CurélウェットスキンM)
モイスチャーバーム(販売名:CurélクリームLa1)
クリーム(販売名:CurélクリームG)
(全て医薬部外品)
キュレルブランドが続けてきた学術活動とその成果
キュレルはその発売当時から、皮膚科学の学会や『皮膚の日』の市民講座への参加を通じて、スキンケアの重要性を伝えてきた。花王独自の研究によって得られたファクトの紹介を行うだけではなく、スキンケア方法についても紹介している。
久保が学術活動で接する様々な業界の皆さまから「セラミドケア※2といえばキュレルだよね」という認知も増えてきたという。「個人的に嬉しいのは、イベントでお会いした方々から『僕も使っているんだよ』とお伝えくださることも増えてきていることです」と久保は笑顔で説明する。
※2 セラミドの働きを守り補い潤いを与える
キュレルが今後も学術活動を継続する理由
「乾燥肌でお悩みの方に、乾燥性敏感肌を考えたスキンケアの成分・製品を知っていただき、必要と思われる方々にお届けするのは、大切なお役立ちの活動と感じております」と久保は続ける。
「皮膚の日」イベントでスキンケアメソッドを紹介
乾燥性敏感肌に悩む顧客は、「何の化粧品を使ったら良いのか? どのようなスキンケアをすればよいの?」と迷うことが多いそうだ。
「また、お子様のスキンケアについては、親御様に情報を届けることができればと思っています」と久保は続ける。乳幼児は特に乾燥肌になりやすい一方で、保湿剤の塗布を嫌がる子どもも多い。動き回るためになかなかゆっくり塗らせてくれないという体験談も多いそうだ。
「じゃあ、どうしたら塗らせてくれるだろう? さらに、塗っている時間が親子にとって心地良い時間になるためには?」という視点から、「スキンケアメソッド」を開発した。このメソッドはキュレルのウェブサイトに掲載されており、赤ちゃんのスキンケアセミナー等でも紹介している。
「例えば、お子様向けのスキンケアメソッドとして、ハート、ハート、ハ~ト!、と言いながら、お腹にハートを描くように、塗る方法を紹介しています。これは、お子様とアイコンタクトを取りながら、お腹の脇の部分まで塗ってあげる方法です。直線ではなく、円を描くように塗布すると心地よさも伝わります。」
花王 キュレル How to use ローション(赤ちゃんのスキンケア)
「誰もひとりにしない、置き去りにしない」。キュレルならではの情報発信
キュレルでは動画の配信を通し、「みんなのスキンケアメソッド」を伝える。その中にある、「誰もひとりにしない。置き去りにしない」という想い。ここには2つの意味が込められている。
一つは「情報を伝えられていない方を置き去りにしない」という意味だ。目や耳が不自由な方へも、伝わる表現を心がけ、日々の生活で取り入れやすいメソッドを11月12日(いい皮膚の日)から動画で伝える。
もう一つは「乾燥肌に悩む方を置き去りにしない」という意味があるという。
インタビューの最後に、久保は自身が心を揺さぶられた最近のエピソードを語ってくれた。
「色々な方へスキンケアをする活動を続ける中、キュレルのローションを使って実施する機会がありました。その際、お客様に『すごく滑らかに伸びて気持ちがいい』『本当に手のぬくもりを感じるよね』と言っていただきました」。
「今後もぜひスキンケアを楽しんで心地のいいお肌を感じていただく情報を発信していきたい。そして、多くの方に、スキンケアを通して、寄り添えるようなお手伝いをしたい」と久保は締めくくった。
花王株式会社 キュレル 学術担当 久保久子
「家族みんなの心地よい肌」のために・・・
スキンケアを通したお役立ちを目指し、心地よいメソッド・テクスチャーの開発とご紹介をしています。
これまで、日本とアジアにて、スキンケアセミナー・ショー・美容部員教育を担当、CMなどで花王製品のスキンケアをする女優・モデルさんの監修に携わる。
キュレルをはじめ複数のスキンケアブランドにて、スキンケア製品のご紹介(生コマ・TV・雑誌出演)。赤ちゃんからシニア世代まで、スキンケアを楽しんでいただけるよう、スキンケアブック・ブランドHPにて情報を発信。乾燥肌にお悩みの方へ少しでもお役立ちができるよう、スキンケアを取入れていただける活動を行ってまいります。
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