創業42年のメーカーが本気で考えた、ウイルス感染防止グッズ開発ストーリー
■メイド・イン・ジャパンのクオリティ
株式会社ケイオーは、1978年(昭和53年)7月設立で創業42年を
誇り、プラスチック製品等の企画・開発・製造等の工業製品を出発点に歩んできた国内メーカーでございます。
工業製品部門に関しては国内でもトップクラスの技術を有する 塗装・印刷・転写の技術と設備を有形・無形の社の財産として保有しており、その技術の応用と工業製品で培った品質管理を生かして設立したグッズ製作部門は、弊社で企画・開発したパテント取得のiPhoneやスマホのケース・ファッション雑貨を始め、各種雑貨の製造・販売メーカーとして、直販部門では自社オリジナル製品の販売をしております。
また、OEM部門では、小ロットから大量の注文までをお客様のオリジナルのデザインで、お客様の製品として販売を出来るシステムを取り入れ、非常に多くの反響をいただき、様々な企業様から、超メジャーなアニメキャラクターや有名アーティスト、ブランドのグッズ製作等のご注文を承っております。
弊社ではグッズ製作部門、工業製品部門の全スタッフがmade in japanの気概を胸に、日々、モノ創りに取り組んでおります。
■「今、何を為すべきか」の中から生まれたアイテム
昨今の【コロナ】の影響でご多分に漏れず、グッズ業界も、イベント・コンサート等の中止・延期の多大な影響を受けております。非常に厳しい社会状況の中、弊社は、今、何を為すべきかと、代表を筆頭に全スタッフが、日夜模索する中、ある日、工場のスタッフから、《ドアやボタン等への非接触グッズ》の提案がありました。
直ぐ、関係スタッフを招集し、ミーティングを行いました。そのミーティングで、原点に立ち返り、国内でモノ創りを行う企業として、皆様のお役に立つことは、真摯かつ愚直に、弊社のアイデア・ノウハウをこれでもかと盛り込んだ安心・安全で便利な高品質の《各種非接触グッズ》製品開発が、弊社の今、為すべきことと、代表が即断・即決をし、社会貢献にも繋がる事と全スタッフも強く同意するに到りました。
そして、開発が決まってからは、全社一丸となり直ぐに《各種非接触グッズ》を多方面からのリサーチ及び市場調査に取り掛かかりました。
先ずは、《ドアやボタン等への非接触グッズ⇒ドアオープナー》のアクリル製での企画・開発/製造販売が先行しました。
ただ、平行してウィズコロナ時代の社会的ニーズとして通勤・通学に必要とされる、電車やバス等の《つり革等への非接触グッズ》についても、急ピッチで製品化の為の企画会議を行い、連日、意見を交わしました。
その中で、現行の《つり革等への非接触グッズ》には素材に起因する大きな問題点があることがわかりました。
- 金属製⇒強度は有るが、つり革等の器物を破損するリスクがある。ファッション性が無い。//
- アクリル製⇒電車や、バス等の急な揺れで、割れてしまう可能性大で安全性に問題有り。//※アクリル製品を日常的に取り扱う弊社の知見でございます。
弊社は、その問題点をクリアする為、製品開発にあたり、弊社の目指すべき開発コンセプトとして下記、3つの価値創造目標を掲げました。
- ご使用いただく皆様に、安心・安全で高品質製品をコスパ高くご提供!
- 様々な日常のご使用シーンを想定し、使い勝手、便利さにコダワる!!
- 楽しんでお使いいただけるよう、ファッション性も追求する!!!
その価値創造を全スタッフが共有し、目標として製品開発をスタートさせました。
3つの課題を解決する為、技術スタッフは各種樹脂素材で様々な厚みで大量のテスト製品を製作し、その他のスタッフは手分けをし、実際にJRや私鉄の電車やバス等でそのテスト製品を使用しての強度、使い勝手等の検証を連日、実施致しました。
最終段階の完成品モニターテストでは自分のお子さんを連れ、電車での小学生の子供の使用のテストを行ったスタッフもおり、ベルトがある事により問題無く使用でき、お洒落で可愛いと子供に喜ばれたとの報告もございました。
試行錯誤の末、結果として、耐荷重にも問題が無い、素材自体も安価でありながらアクリルの約5倍の強度で、軽量かつプリントの美しさも映える、車や航空機等にも用いられる工業製品素材である『6mm厚のポリカーボネート樹脂』に行き着きました。
■女性スタッフの声でよりよい製品に
当初はポリカーボネート単体での製品開発予定でございましたが、モニターをした多くの女性スタッフの声として、「腕を大きく上げることなくつり革を使用できる」「低身長のお子様も使用できる」「脇部分の気になる汗染みを隠すことができる」「つり革以外の手すり等でも使用できる」といった意見があり、それに応える形でファッション性にも優れた専用ベルトを付属させる仕様もアイデアとして付加することが出来ました。
なおかつ、モニター報告の結果として、ベルト(紐)がある事によって使い勝手が格段に増し、つり革だけで無く《ドアオープナー》としても全く遜色なくお使いいただけます。
3つの価値創造の課題をクリアした【ポリカーボネート+ベルト:マルチフック※特許出願中】の仕様が決定した時は、モノ創りに関わる感動を全スタッフが共有できた瞬間でもございました。
■第三者機関による強度テストも実施
その後、最終的な社内検証テスト/モニターと平行して【一般財団法人日本文化用品安全試験所】でアクリル等の比較検証実験を行い、強度等に問題が無いことが立証され、発売開始にこぎつけられた時は、全スタッフ、感慨深く、社全体が大きな喜びに包まれました。
古めかしい物言いで、大変恐縮ではございますが、モノ創りをする企業として、自信を持って世に送り出した、知恵と努力の結晶《画期的非接触グッズ:マルチフック》を皆様の通勤・通学等の必需品として、ご使用を頂ければ幸いでございます。
■お客様の笑顔のためにをモットーに
今後も、株式会社ケイオーでは買ったお客様が笑顔になるような製品作りをモットーにお客様に喜ばれる製品を企画・製造・販売し革新的な技術とアイディアで世の中を動かす企業を目指して、日々、精進して参ります。
また、皆様におかれましても、コロナに負けることなく、《新しい生活様式》を確立し、健やかな日常を取り戻すことを弊社一同、心からお祈り申し上げます。
※ご一読、誠にありがとうございました。
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