25年間スープカレーを食べ続けたヴァイオリニストNAOTOさんが1年かけて取材を重ね、すべてを注ぎ込んだ『スープカレー本』、その背景に迫る
株式会社昭文社は、2019年11月の『プリン本』発売以降、ニッチなテーマを深く掘り下げる企画でご好評をいただいてまいりましたが、このたび2023年1月24日に、「○○本」シリーズの最新刊として『スープカレー本』を発売しました。
本書は、奥深いスープカレーの世界を、日本スープカレー協会広報宣伝担当理事であり、25年間スープカレーを食べ続けているヴァイオリニストNAOTOさんの全面監修のもとで制作した、スープカレーのガイドです。
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このストーリーでは、NAOTOさん自ら、出版に至る経緯や本の特長、重ねた工夫、取材時の苦労等を明らかにします。『スープカレー本』に込められた、NAOTOさんの熱い思いが伝わってくる本記事、ぜひお読みください。
監修者・NAOTOさんが振り返る出版の経緯。「この1冊でスープカレーのすべてがわかる」
僕は『スープカレー本』掲載54店の全てに行っています。これらの店はどれも、僕が自分の舌で確かめ、自信を持ってオススメできるお店ばかりです。
ずいぶん浸透してきたように思う「スープカレー」ですが、いまだにカレーをお湯で薄めた、薄いカレーなんだろう、という人もいたりするんですね。この本ではそうではなくキッチリした食べ物なんだ、カレーとしてすごくしっかりしているんだ、と伝えたい、そういう思いも込めています。
<札幌・アジャンタインドカリ店の「とりかりぃ」>
この本を作るきっかけとなったのは、2021年11月のテレビ出演でした。著名なタレント・コメンテーターの番組に、スープカレー通として出演。その後すぐに、昭文社さんから「番組でNAOTOさんのスープカレー愛を知り、感動しました!NAOTOさんの思いを形にした、スープカレーの本を出しませんか?」とオファーをいただきまして、これは出すしかない!と。
それから1年、北は北海道の稚内や利尻、南は九州の福岡まで取材を敢行し、このたびようやく世に出せることになりました。
一部の取材には、「カレー部」(※)の副部長であるシンガーソングライター浜端ヨウヘイさんとベーシスト紺野光広さんら、カレー部仲間も同行。取材時、各店のたくさんあるメニューのスープカレーを残さずいただくのに、浜端さんの胃袋が頼りとなりました。
※「カレー部」とは、NAOTOさんが部長をつとめている、ミュージシャンなどが参加する部活動です。紺野さんは辛いのが得意で、カレー部のメンバー勧誘も積極的。現在は59名ほどが在籍
<カレー部メンバーとの座談会も実施>
「最高のお店を一冊の本にまとめた」本書のおすすめポイントは?
まえがきに書きましたが、この本は「25年間スープカレーを食べ続けている僕が、控えめに言っても、最高だと思えるお店を一冊の本にまとめた」、今の僕の集大成です。
もしかすると「果たしてスープカレーだけで一冊の本になるのか?」と思う方があるかもしれませんが、これがちゃんとなるんですね。
メインのお店紹介では、スープカレー発祥の地「札幌」の名店を6つのカテゴリーで徹底紹介。札幌文化、といえる域にまで達したその味を守る姿勢と、変化を恐れず常に進化する職人魂に感動するはずです。
<MAGIC SPICE(マジックスパイス)札幌本店
「スープカレー」という言葉を発明したマスターの下村泰山さんと>
<マジスパ札幌本店限定メニュー「北恵道カレー」>
さらには、道内各地、東京、埼玉、長野、京都、奈良、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡というように、今や全国に広がった魅力的なスープカレーのお店も、厳選して紹介しました。
<奈良の新店・カリー事変にて>
メイン以外にも、歴史(年表)、お店の系譜を明らかにした家系図、レトルトスープカレー食べ比べなど、勉強になる情報を多数収録。知れば知るほど、そして自宅で味わえば味わうほど、お店のメニューの奥深さ、おいしさ、こだわりを実感することになる、そんな記事ばかりです。
今回、多くの方々のご協力により、インタビュー記事も大変充実したものになりました。TEAM NACS森崎博之さんとの対談記事では、6ページにわたってスープカレーを通じての20年にも及ぶ二人のかかわり、オススメの店やメニュー、ホクレンアンバサダーとして森崎さんが思う「北海道の鍋文化=スープカレー」とその理由、などなど、たっぷり語り合うことができました。
なんと森崎さん、なかなか難しい「自宅でのスープカレー作り」も伝授してくれているんですよ。ぜひ参考に作ってみてほしいですね。
<二人が出会ったきっかけやイエロー愛、推し情報が満載!>
また、音楽業界の大先輩、ゴスペラーズ黒沢薫さん(日本スープカレー協会広報宣伝歌手)は僕の音楽業界の恩人であり、スープカレーにおいても恩人なんですが、対談に快くご参加いただきました。ありがたいことです。
<黒沢さんとは実に約20年ぶりに一緒にスープカレーを食べることができました!>
オススメポイント、まだまだあるんですよね(笑)。
そのほかの本の特長としては、デザインのこだわりがあります。ページ数字の横の食べ物イラストや、INDEXのたまごの絵、実はカレーとご飯を表している表紙など、実に細かいところまで、入念に仕上がっています。ぜひ探して楽しんでほしいです。
<こだわりの表紙デザイン>
本のサイズは四六判で、小説などに多いサイズ。このサイズの昭文社のシリーズとしては、プリン本やかき氷本、チーズケーキ本などがあります。ハンディでカバンに忍ばせて持ち運びやすいですから、持ち歩いてほしいな、と。
本ができてから気づいたんですが、自分の本業がヴァイオリニストであるにもかかわらず、そうした写真は一切載っていません(笑)。それくらい、スープカレーの魅力を伝えることに特化した本です。全国のスープカレー店を紹介することができて、そのどれも本当においしそう。我ながらいい本になったと思います。
<ヴァイオリニストらしい写真がない(笑)>
1年にわたる取材の「苦労」と、今後の「野望」
オススメしたいお店が全国にあることから、取材には約1年かかってしまいました。回った総距離はなんと約1600km!実は今回の取材で初めて行ったところもあるし、予約がとれなくて、取材としてやっと行けたところもあって、とてもうれしかったですね。
取材は基本、楽しかったのですが、利尻の取材は行程がハードでした。札幌でのライブのあと、夜行バスで稚内へ移動、翌朝フェリーで利尻へ。取材後、昼に稚内に戻り、稚内のお店を取材、夜、車を走らせ旭川泊。
利尻に行ったのにウニもラーメンも食べずに帰ってきちゃいました。それほどの熱量で取材をした本が、定価はなんと1540円ですよ(笑)。
大食漢のカレー部の面々が毎回一緒にいるわけではないので、取材のときはお腹を調整し、キッチリ食べられるようにしていましたね。一時、カレー部のグループLINEにスープカレーが大量にアップされ、ざわつかせたことがいい思い出です。
<札幌・トムトムキキルにて>
そんな血と汗の結晶(!?)、『スープカレー本』、この本で北海道が生んだスーパーフード「スープカレー」を存分に味わってください。
追伸:実は野望があって、いずれ続巻を出したいんです。お店はどんどん変わるから。そのためにも、この本が売れることが大事です(笑)。
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【関連情報・リンク】
◆『スープカレー本』商品詳細情報&ご購入
http://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/000000004219/
◆取材ダイジェスト編動画
◆TEAM NACS 森崎博之さん 座談会編動画
◆発売記念インスタライブ アーカイブ
◆昭文社の観光情報発信サイト「まっぷるトラベルガイド 」の関連記事
札幌 スープカレーの店10選!ヴァイオリニストNAOTOさんがおすすめする全国の名店から、ほんのちょっとご紹介します
https://www.mapple.net/article/395912/
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