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「人生をもっと良くしたい!」その想いで仕事に全力を捧ぐアラフィフ女性が「大人のカレースパイス」を作りました。

著者: 株式会社コウダプロ

「面白くてワクワクすることなら何をやってもよい」とされるコウダプロでは、さまざまな商品開発や企画などを行っています。


福岡の小さい会社ながら、いくつかの事業を行っていますが、今回は、現在クラウドファンディングに挑戦中の「大人のカレースパイス」についてお届けします。




本商品の開発者は、しあわせ食卓事業部のスパイシーひろみさん。

アラフィフ世代の彼女が、なぜ「大人のカレースパイス」を開発したのか?なぜ「カレー」なのか?

そして、人生そのものをかけてまで仕事に取り組むのはなぜ?


その秘密に迫ります。


■関東育ちのスパイシーひろみさんが40歳を過ぎて突如福岡に来たワケ

千葉県出身関東育ちのスパイシーひろみさん。

高校を卒業してすぐ社会人になり、時計や貴金属の販売員として働いていました。


しかし、毎日友人と飲み歩いているとだんだんお金がなくなり、「わりの良い仕事を探そう!」と思い立ち、外資系保険会社でコールセンターのアルバイトをはじめます。

そこで頑張りを認められ、正社員に転身。

保険会社の中の人としてバリバリ働き、一生懸命お金を貯めました。


保険会社時代の仲間たちと


しばらく頑張っていたものの、「セールスマンとしてはやり切ったな」と感じ、何か新しいことにチャレンジしたい気持ちがありました。

また、当時の彼氏とうまくいかなくなったこともあり、心機一転。

福岡へ引っ越します。


縁もゆかりもない福岡ですが、食べることが大好きなスパイシーひろみさんにとって、福岡は魅力ある街でした。


■えっ?まさかわたしが給与未払いの目に遭うなんて…

福岡では職業紹介会社でエージェントをしていました。

社員数が少なかったこともあり、求職者の方の履歴書作成サポートや面接の練習、企業への人材紹介など、多岐にわたる仕事に携わります。

その会社の社長は女性で、バイタリティがあり、親身に話も聞いてくれる素敵な方でしたが、会社の財務状況はあまり良くありませんでした。

お客様や取引先への支払いを優先し、なんと、本来従業員に支払うべきはずのお給料が払えない状況になっていたのです。


「まさか40歳を過ぎて給料未払いの目に遭うとは…。」


たまに会社から突然振り込まれる5万円や10万円がとても嬉しかったと振り返ります。


そして、気付けば本来貰えるべきはずの総額がとんでもないことに。

保険会社時代に貯金していたので、それを切り崩しながらなんとか暮らすことだけはできていたと言います。

ひどい状況ではありましたが、社長のことも会社のことも好きでしたし、会社を良くしていきたいという気持ちもあったので、スパイシーひろみさんは毎日頑張っていました。

どんな状況でも悲観的にならず、前向きにパワーを持って頑張れる人柄です。


■面接の付き添いに行ったはずが、自分のほうがコウダプロに興味津々に

ある日、コウダプロへ興味がある方がいらっしゃったので、面接の同行に行きました。


会社の会議室にはコウダプロの幸田社長と人事の江島さん、求職者とスパイシーひろみさんの4人。


お二人から会社の紹介をしてもらったところ、求職者の方よりもスパイシーひろみさんのほうが興味深く聞いてしまいました。

会社の考え方や目指すところに「ウンウン!」と共感するところが多かったのです。


あまりにもコウダプロのことが気になり、なんと、その日の夕方に、江島さんへ「私の履歴書を見てもらえませんか」との電話を!


エージェントが付き添いで行った会社に転職を希望するなんて普通はない話ですが、スパイシーひろみさんはそんなこと気にもしませんでした。


■未払いを訴訟しようとするも社長から止められ…

その後、面接を受けたスパイシーひろみさん。

会社への共感や志望の気持ちが強かったこともあり、内定をゲットします。


入社前に、幸田社長と食事をしている際、「給料未払いのことで、前職の仲間たちと会社を訴えようと思ってるんです」と話をすると、不思議なことを言われます。


「そのお金を手放すこともひとつの選択肢かもよ。手放すと必ず運が舞い込んでくるけん。」



???



不思議な話で全然意味がわかりませんでした。

「どういうことですか?」と聞いてみると、「手放すことは失うことではないっちゃん。手放すことは次のいいものにめぐり合うために重要な行為やけんね。執着せずに、『今後の人生は良くなる』と信じて手放すけんこそ運が舞い込んでくるんよ。」とのことでした。


信じがたい話でしたが、「ここまできたらもうなんでもいいか!面白いし社長に乗ってみよう」と思い、スパイシーひろみさんは訴訟に参加しないことを決めます。



■嵐のようなコウダプロ生活

コウダプロはとてもユニークな会社です。

入社したてのスパイシーひろみさんにとっては毎日が訳の分からないことで溢れていました。


休日でも社内のチャットでさまざまなアイデアが飛び交ったり、「えっ!そんなナイーブな話を全員が参加する朝礼で話すの!?」と思ったり、今までフタをしていた自分の嫌な部分に向き合わざるを得なかったり…。


思わず心を守りたくなる場面も多くありましたが、スパイシーひろみさんは訴訟に参加せず(=多額のお金を捨てて)コウダプロにやってきたのです。

ここで心を守りたいがために逃げてしまっては、あのとき捨てたお金がただの無駄にしかなりません。

「コウダプロで稼いでぜったいに取り返すぞ!」と思っていましたし、何より人生をもっと良いものにしたかったのです。

「明るく・楽しく・元気よく」がモットーのスパイシーひろみさん。

心がギリギリの状態でも、そのモットーを胸に踏ん張りました。





■転機となったのはママさん社員とのランチ

ある日、スパイシーひろみさんは保育園に通うお子さんがいるママさんの同僚とランチに行きました。

そこでたまたまカレーの話題になって、「実は家でつくるカレーはあんまり好きじゃない」と聞きます。


「本当は辛いカレーが好きだけれど、家では子供に合わせて甘口のカレーを作っている」とのお困りごとを聞いて、「それってもったいない!」と感じたスパイシーひろみさん。


もともとスパイスカレーが好きだったこともあり、「どうにか解決できないかな?」と考え始めます。

他のママさんにも聞いてみると、想像よりも多くのママさん・パパさんが家で食べるカレーに不満を感じていることがわかりました。



「甘口カレーを食べるのは嫌だからもう1つ鍋を用意して大人の分は別に作ってるよ。めんどくさいんだけどね…」

「甘口のカレーに唐辛子とかこしょうとかをかけてるけどあんまり美味しくないんだよね」

「嫁は子ども優先だから俺のカレーの味なんておかまいなしだよ…」


こんな声をたくさん聞いて、ますます使命感を感じるようになりました。


「毎日忙しいママ・パパでも、手軽に美味しく、本格スパイスカレーを食べられる」

このコンセプトのもと、子ども用の甘口カレーを一瞬で大人用のスパイスカレーに変身させられる商品の開発を始めます。


調味料屋さんから、40種類ものスパイスを取り寄せ、自分で調合してみました。




開発の中で、他社さんが発売しているさまざまなスパイスを食べてみたのですが、そのような調査活動を続けていると、「すでに世の中にはカレーの追いスパイスがいくつか存在する」ということに気付きます。

ですが、それらをカレーにかけて食べてみると、確かに辛みはアップするのですが、うまみはアップしなかったのです。


「我慢して食べるんじゃなくて、美味しく、楽しく食べたい!」

開発を進めるにつれて、こだわりと想いが高まるスパイシーひろみさん。


毎日、何度も何度も調合を繰り返しました。

舌をピリつかせたり、痺れさせたり…。口内環境を酷使する日々でした…。


そうして、約1年の月日をかけて100回以上の試作を繰り返し、ようやくスパイシーひろみさんが納得する「子ども用の甘口カレーを一瞬で大人用のスパイスカレーに変身させられるスパイス」のレシピが完成したのです!


■「大人のカレースパイス」誕生

さて、このスパイス、なんと名付けましょう?


スパイシーひろみさんはひらめきます。

「これはママさん・パパさんのために作ったスパイス。甘口カレーでは物足りないと感じている大人のためだけのカレースパイス。」


・・・。


「そうだ。大人のカレースパイスだ。」


「大人のカレースパイス」誕生の瞬間です。




大人のカレースパイスには、全部で20種類のスパイスが含まれています。

赤唐辛子や黒こしょうなどの辛さを出すスパイスのみならず、コンソメやガーリックもブレンドし、うまみやコクを出すスパイスに仕立てています。

スパイシーひろみさんが長い月日をかけて、舌と鼻で見つけた、社内でたった3人しか知らない秘密の配合レシピ。




普通のスパイスカレーは、先にスパイスを炒めたり、煮詰めるときに入れたりと手間暇をかけて作るもの。

しかし、大人のカレースパイスは、食べる直前にふりかけるだけでおいしい本格スパイスカレー味に変身します。


また、個包装にしているのにもスパイシーひろみさんのこだわりがあります。

通常、スパイスはボトルに入っていることが多いものの、湿気に弱いスパイスは時間が経つと固まってしまいます。

そこで、新鮮さを保つために「個包装にして完全使い切りにしよう!」と考えました。

だからこそ、スパイスあるあるの「固まって・古くなって・あるのを忘れてて使えなくなった」ということが起きません。




子ども用の甘口カレーにかける専用スパイスとして開発しましたが、なんとその他にもたくさんの用途があることが判明します。

レトルトカレーやカレーヌードルが一瞬で本格スパイスカレーに変身!



さらにカレーのみならず、から揚げとか焼きそば、ポップコーンなんかにふりかけるのもオススメです。



■クラウドファンディングに挑戦中!

そして現在、大人のカレースパイスはMakuakeでクラウドファンディングに挑戦中です。



https://www.makuake.com/project/otona_curryspice/



昨年秋に試作品が完成してから、少しずつママさん・パパさんたちにサンプルとしてお渡しし、試してもらいました。

すると、「そうそう!こんなのが欲しかった!」、「作ってくれてありがとうございます」、「いつから発売しますか?常備しておきたいです」などのお声をいただいたのです。

スパイシーひろみさんが1番嬉しいのは多くの方から「美味しいですね」と言ってもらえること。


やっぱり、食事は「美味しい」ことがとっても大事です。

美味しい食事の並ぶ食卓を家族で囲めるのは幸せなこと。

だからこそ「美味しい」と言ってもらえることが、スパイシーひろみさんの何よりの喜びとなっています。


加えて、まだ発売前にも関わらず、Instagramではサンプルを使用してくれた方々から、たくさんの「食べてみた」レポートが投稿されています。

https://www.instagram.com/otona_curryspice/?hl=ja


発売前にも関わらず、フォロワーさんによる「使ってみた」投稿はなんと50を超える



想定以上の反響をいただいたので、発売開始前に、さらに多くの方に大人のカレースパイスの存在を知っていただき、少しでも早くお手元に届けるためにクラウドファンディングに挑戦することになりました。


3月30日(木)まで挑戦予定ですので、ぜひページを覗いてみてください。


皆さまからご支援いただいた資金は、4月の本発売に向けたプロモーション資金として使わせていただく予定です。


■スパイシーひろみさんの人生すべてが詰まった「大人のカレースパイス」

スパイシーひろみさんによって作られた「大人のカレースパイス」。

それは単なる手軽で美味しい調味料ではなく、スパイシーひろみさんの人生すべてが詰まっていました。


大変なこともあった数十年ですが、そのすべてに意味があります。

なぜなら、スパイシーひろみさんが全然違う人生を生きていたら、大人のカレースパイスはこの世に誕生していないのですから。


商品開発ってなんでしょう?

仕事ってなんでしょう?


スパイシーひろみさんの頭の中には、きっと、「ワークライフバランス」などの言葉は存在しません。

ワークとライフがリンクしていて、どちらも楽しみ、それぞれに、大人のカレースパイスの存在が大事だからです。

きっと、今のスパイシーひろみさんから大人のカレースパイスを奪ったら、スパイシーひろみさんの人生はつまらなくなってしまいます。


そんな気持ちで仕事に取り組めるって幸せだなぁ…。


全身全霊が込められた大人のカレースパイスの今後の展開が楽しみです。





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