「幸せの、チカラに。」なるために――ブランドスローガンを歌で広げる
パナソニックグループは、ブランドスローガン「幸せの、チカラに。」を掲げ、昨秋からテレビCM第二弾をスタートするとともに、SNSで「#続けシアワセ」キャンペーン(※)を実施。その一環で、ターゲットである若年層の考える「幸せ」について、従業員が自ら取材を重ね、歌詞を書いたオリジナル楽曲「ロードスター」を制作した。
※現在、「#続けシアワセ」キャンペーンは終了しています。
楽曲は、ミュージックビデオをYouTubeに、音源をSpotifyに公開
企画の背景には、若年層におけるパナソニックブランドの認知率の低下という課題があった。若年層の「幸せの、チカラに。」なるためには、まずその人たちの価値観を理解し、寄り添うことが大切――。そう考えたブランド・コミュニケーション部門が運営するライフスタイルメディア「q&d」編集部が中心となり、全国の中高・大学生にアンケートやインタビューを実施。「自分らしい幸せ」にまつわるインサイトからインスピレーションを得て歌詞にし、楽曲を制作したのだ。
自分らしくくらす、はたらく日常の中で、誰かの「幸せの、チカラに。」なるとはどういうことか。若年層の考える「自分らしい幸せ」を、自分が一番輝ける「歌」という手段で伝えたい――。この取り組みに賛同する従業員を募集し、3日間かけてオーディションを実施。73人の中から選ばれた、年代・所属・性別・専門分野で多様性に富んだメインボーカル6人、コーラス4人が参加した。
歌うことで自身の幸せを体現する。パナソニックグループとして初の試みに挑戦した従業員シンガーは、日ごろどのような心掛けで仕事と向き合い、社会の「幸せの、チカラに。」なることを目指しているのか――。パナソニックグループを根幹で支える「経営基本方針」をよりどころにしながら奮闘する、従業員シンガーたちの思いを紹介する。
従業員シンガーとそのメッセージ――
▮心の中の松下幸之助創業者を育てる | 小林 優花(こばやし ゆうか)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#部長とデュエット #周囲へのリスペクトを大切に
音楽が大好きで純粋に興味があり応募しました。上司に相談したときは「選考に漏れたら、一緒にデュエットしながら直談判してやる」と励まされ……(笑)。
自身の思いを実現するには、常に周囲の方々にリスペクトの念を持って接すること、私自身が応援していただける人間であり続けることが大切と、今回の挑戦を通じて改めて感じました。多くの縁に恵まれたすてきな機会となり、全ての皆さんに感謝しています。
目指す「幸せ」のカタチ――
#自分自身の幸せを大切に、周囲もハッピーに
個の力で社会の幸せを生み出すには至らない点も多いですが、せめて一緒に仕事をする人がハッピーな気持ちで仕事に取り組めるよう、まずは私自身が幸せであり続けること。その前提で、目の前の人が幸せになれるような仕事への向き合い方を大切にしています。
大切にしている判断のよりどころ――
#素直な心 #心の中の松下幸之助創業者を育てる
入社2年目、日々新たな学びがある中で、分からないときには「素直」に周囲に伝えることを心掛けています。役立てるフィールドでは一生懸命に力を発揮して成長するとともに、分からないことはしっかりと周囲の声を聴くことが、多くを吸収する機会になるからです。日頃から「素直な心」を心掛け、「衆知を集めた全員経営」への貢献を微力ながらも果たせるよう努めています。
経営基本方針の全てを実践することは難しいですが、だから距離を置くのではなく、常に創業者ならどう考えるだろうか?と自分の心に問い掛ける。それを繰り返し、心の中で自分なりに創業者を「育てていく」。その結果、経営基本方針を思い返す場面が増えて、少しずつでも実践に近づけると考えています。これからもこの習慣を継続し、業務に取り組んでいきます。
小林が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #5を聴く
▮視座を高め、社会へのお役立ちを第一義に考える | 吉村 宏之(よしむら ひろゆき)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#レコーディングで別人が降臨 #ブランドに真摯に向き合う
社内の軽音楽部でボーカルを務めたことが、歌を始めたきっかけです。私の歌で、どれだけ多くの人の心を動かせるのか、挑戦したくて応募しました。あまりの緊張から人選失敗も心配されましたが、トライを重ねる中で、徐々に歌を楽しめる普段の私が降臨し、ようやくOKが出たのを覚えています……(笑)。
ブランドという大義のもとで、真摯に楽曲と向き合い、自分の声で精一杯表現できたこと。グループを横断して生まれたシンガーの縁を大切にしながら、達成感の余韻にもう少し浸りたいと思います。
目指す「幸せ」のカタチ――
#幸せのチカラを支える技術
研究開発は、技術や科学の面白さもさることながら、社会にどれだけの喜びや幸せを生み出せるのか、という点も重要です。私たち研究者は「技術」という軸で社会へのお役立ちに貢献する、その大義をこれからも忘れずに精進していきます。
大切にしている判断のよりどころ――
#自主責任経営 #視座を高め、自分ゴトとして取り組む
以前は携わる商品の局所的な課題にのみ注目してしまい、実際に商品が使用されるシーンを想像できていませんでしたが、ゼロベースから次世代商品を検討するプロジェクトへの参加をきっかけに、考えを新たにしました。
携わる商品にどれだけのニーズがあるのか、本当に社会から求められているのかを常に自問自答する習慣を身に付け、視座を高く持ち、社会へのお役立ちを自分ゴトとして捉え、業務に当たれるようになったと思います。自身の守備範囲だけでなく、目指す商品が本当にお客様の喜びにつながるのか考え抜く、この「自主責任経営」の心を大切に、これからも研究に励みます。
吉村が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #6を聴く
▮人事=ヒトのコト、でも「他人事」であってはならない | 藤原 真理(ふじわら まり)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#ワンちゃんと大喜び #ブランドを背負う経験を誇りに
歌で会社に貢献できる機会に挑戦したい、事業会社を越えたつながりを築きたい、この2つの思いを胸に応募しました。合格発表日は在宅勤務で、喜びを共有できる人がおらず、思わず飼っているワンちゃんに喜びを爆発させました(笑)。
メンバーは所属も年代も違いますが、個性豊かなすてきな方ばかり。皆でいい歌にして、しっかりと楽曲の裏側にある思いを届けられるよう、心を一つに取り組めたと思います。公開後は、多くの温かい反響が。企画の一員になれて誇りに思います。
目指す「幸せ」のカタチ――
#人事=ヒトのコト、でも「他人事」であってはならない
仕事柄、業務や会社生活で見せる側面だけでなく、その人(従業員)自身の人生や生活に直結する内容に触れることも多々あります。人それぞれ「幸せ」の考え方は異なり正解もないため、私の対応一つひとつがその人の「幸せの、チカラに。」の種になるかもという気持ちで、まずは話に耳を傾け、共感し、寄り添うことを心掛けています。
大切にしている判断のよりどころ――
#素直な心 #スピードを上げるためにも衆知を集める
責任感が強くなると、周囲に頼りづらくなります。また経験を積むほど、素直な心でいることが簡単ではないと感じることもあります。しかし皆で知恵を出し合うことで、自分とは異なる視点や知見を得られ、より良い案にたどり着ける。スピード感を持って仕事を進めるためにも、「衆知を集める」ことが大切と、より強く感じるようになりました。
互いの意見を言い合える風土にするためにも、まずは私自身が相手の言葉に耳を傾ける「素直な心」を持ち続けることが何よりも大切と考え、これからも謙虚な姿勢で周囲の皆さんと向き合いたいと思います。
藤原が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #7を聴く
▮時にはぶつかることも大切な役割 | 津田 暁(つだ さとる)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#合格発表で過呼吸 #パナソニックグループの一員であることを実感
「歌手になる」。私の「死ぬまでにやりたいこと」リストの1項目です。キャリア入社のため、全社的な取り組みを通じて「パナソニックグループの一員」と実感したい気持ちもありました。2つの思いが強過ぎて、合格したときはうれしさのあまり過呼吸になったのを覚えています(笑)。
今では、知人から「就職先を間違えたんでは?」と冗談交じりのツッコミがあったり、面識のなかった方からもチャットをもらったりと、多くの反響に感謝しています。「こうしたい」と思い続けるのがどれだけ大切か、小さな思いの積み重ねが夢の実現につながることを改めて学べた機会となりました。
目指す「幸せ」のカタチ――
#お客様自身が気づいていない潜在的な課題を解決
B2B海外営業として、市場情報の収集や商材のPR、工場との折衝など、多岐にわたる業務の中で、お客様(企業)からのヒアリング内容を開発へフィードバックする役割も担っています。お客様自身が気付いていない潜在的な課題をひもとき、開発チームと協議して提案を行う。その活動を通じて、お客様が社会に提供する幸せの一端を共に担うことを目指しています。
大切にしている判断のよりどころ――
#お客様大事 #時にはぶつかることも大切な役割
営業職においては、「お客様大事」が全ての根幹と考えています。新型コロナウイルスの影響で営業活動にも多くの制約が。そんな中、設備トラブルの対応でお客様からお叱りがありました。事前に内部ですり合わせを行えば確実に防げたこと。今振り返れば、どこかに気の緩みがあったんだと思います。新しいことに挑戦する中でも、常にお客様の立場で考え抜く。時には内部折衝でぶつかることも営業の大きな役割だと考えています。
私たちの事業が存続し、日々生活できているのは、お客様あってのこと。その当たり前のことを常に意識し、日々業務に励んでいます。
津田が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #7を聴く
▮一商人としての心構え | 東 知実(あずま ともみ)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#オーディションで心躍る #歌から年代や経験によってさまざまな感情が生まれる
従業員が初めてパナソニックの公式ソングを歌うオーディションがある、との知らせを職場の先輩と同僚からもらい、この挑戦に心が躍りました。同年代からは「50代の挑戦にパワーをもらった」、遠く離れた旧友からの年賀状では、「泣ける!」など、たくさんの方から嬉しいメッセージを頂きました。若年層向けのメッセージソングですが、この歌が世代を超えて心に刺さっているようで、年代や経験によってさまざまな感情が生まれ、またそこから輪が広がっている。年代や職場の垣根を越えたシンガー仲間と思いを込めて作り上げた「ロードスター」がたくさんの絆を紡いでいることに感動しています。
目指す「幸せ」のカタチ――
#プラットフォームの先にある幸せを描く
海外向けにデジタルマーケティングを通じて、新商品の活動を知っていただくことが私の仕事です。
ウェブや店頭で使用される新商品情報を格納するシステムのUI改善や、社内に新しいデジタルマーケティング活動を広めるポータルサイトを立ち上げ、運営をしています。自分もユーザーになったつもりで何度もシステムを使い倒し、課題があれば社内外の担当者へ対策の提案を行う。人の温かさが感じられるプラットフォームづくりを心掛けています。
大切にしている判断のよりどころ――
#自主責任経営 #商いは飽きない
自営業をしていた両親の姿や、国際営業での経験の両面から、「一商人としての心構え」を教わりました。今でも私の仕事の原点です。「自主責任経営」は、私にとっての道しるべとなっています。また、日頃から意識しているのは「共存共栄」です。日常の変化の中で社会に貢献し続けるには、関係者と力を合わせることが大切。これがお客様の笑顔につながる、という思いで仕事に励んでいます。
仕事で自分の軸がブレそうなときには、「私が一商人だったら……」という自主責任経営の視点で考えることで明確な答えにたどり着けたり、熱い思いで関係者と接することで皆が同じベクトルで進んでいける、と実感しています。
働く中で思うのは、「商いは飽きない(あきないはあきない)」。日々の変化や改善への対応、新しいことへの挑戦は飽きることなく楽しいものですね。
東が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #6を聴く
▮自らが主体者となり自主責任感を持つ | 浅田 秀俊(あさだ ひでとし)
挑戦を通じて紡いだ「絆」――
#しか勝たん #一番身近な応援団の共感に感謝
企画に共感したものの応募を躊躇していたところ、締め切り日に後輩が席まで来て。「浅田さんしか勝たん」と……(笑)。
ミュージックビデオ発信後、多くの方から「皆が笑顔で映っているのがすごくいいね」という声を頂き、年代も出身も違うメンバーが楽しんで一つの作品をつくり上げた達成感を味わっています。また家庭で子どもたちが「ロードスター」をSpotifyで聞き始めたときは感動しました。歌詞もすごく共感でき、音楽もおしゃれで、一番身近な応援団である家族が好きになってくれたのが何よりうれしかったです。
目指す「幸せ」のカタチ――
#100年に一度の変革期に対応
まずは、目の前のお客様、車両メーカー様、後工程の方々のお困りごとを解決する。さらに中長期的にどんな世の中にしたいか。イメージした世の中で誰かが幸せになる、そこに寄り添える製品を提供できるか。特に後者は、自動車業界が100年に一度の変革期を迎えていると言われる中、自動運転やEVの普及、エンタメ需要の変化に、私の担当する車載向けサウンドシステムがどう対応するかがポイントです。ただ高音質のスピーカーを提供するだけではなく、車両の在り方、車内での過ごし方など、何がスタンダードになり、人がより快適に幸せになるには何が必要かを日々考え、製品開発に励んでいます。
大切にしている判断のよりどころ――
#社員稼業 #やるべきことを見いだし、知恵をしぼり、工夫を重ねる
言われたことをやるだけでなく、やるべきことを見いだし、知恵を絞り、工夫を重ねる。自らが主体者となり自主責任感を持つ。この考えを表した「社員稼業」は、入社時に一番胸に刺さった言葉です。マネージャーとなった今、改めてその大切さをかみしめています。事業が目指す方向と各メンバーの担当業務のつながりをもっと丁寧に結び付け、自分ゴトとして捉えてもらう。自主責任感を一人ひとりが持つ、強いパフォーマー集団にチームを変えるべく邁進する毎日です。
浅田が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #5を聴く
▮どうすれば相手が発言しやすいか | 原口 和音(はらぐち わおん)
目指す「幸せ」のカタチ――
#冷熱のチカラで世界中の人々の食卓を温かく
幸せは人によってさまざまな捉え方、価値観がありますが、人が生きる上で「衣食住」は欠かせない。私はここに幸せがあると思います。コールドチェーン事業は「食」に深く関わるもの。冷熱のチカラで世界中の人々の食卓を温かくという思いを持って業務に当たっています。普段の生活ではなかなか気付かないけれど、「食」という幸せを支えるのは私たちと考えています。
大切にしている判断のよりどころ――
#衆知を集めた全員経営 #相手が意見を発言しやすい環境をつくる
私の課では課題などがあると即座に集まり意見を出し合います。会議室ではなくサッと机の周りに集まって意見を言い合うことも多く、入社当時は驚きました。実際、机上ではなく実機を確認しながらの方が解決策を見つけやすい。また、私自身会話の中で分からないことがあれば即座に質問し自分の意見も述べていて、上司・部下・年齢を問わず自由な考えを発信できるのはとても良いと実感しています。このことから「衆知を集める」には、全員が知恵を出しやすい環境づくりが一番重要だと思います。今後も「なぜ意見を言ってくれないのだろう」と思うのではなく、「どうやったら相手が発言しやすいか」を考える姿勢を大切にしていきます。
▮空間ではなく、そこに在る人に思いを寄せる | 有村 悠(ありむら ゆう)
目指す「幸せ」のカタチ――
#オフィスで過ごす「働く人」に目を向ける
オフィス空間を構築する内装事業に携わっていますが、これまでは空間をつくる建築知識やエンジニアリング能力を磨くこと、完成時の達成感がやりがいにつながっていました。しかし、あるオフィスづくりの案件で、お客様とコンセプトづくりやワーキング活動を一緒に行ったとき、オフィスで過ごす「働く人」に目を向けることの大切さに改めて気が付きました。私の業務は空間をつくることではなく、働く人の「幸せの、チカラに。」なることだと考えています。
大切にしている判断のよりどころ――
#お客様大事 #共に寄り添い考える
オフィスで過ごす「働く人」の「幸せの、チカラに。」を意識してから、仕事の向き合い方も大きく変わりました。特にお客様の課題に寄り添い、できる限り視点を合わせるように意識しています。多様な「異見」や個性を認め合い、エンパワーメントをしっかり企業の経営力へ生かすには、お客様の潜在意識を観察・探索することを通じてコンセプトを明確にするプロセスが大切と感じています。お客様の思いから方向性をリードするまでにはまだまだ至りませんが……。働く一人ひとりの「幸せの、チカラに。」なるため、「お客様視点」で共に寄り添い考えるプロセスを大切にしたいと思います。
▮熱意は磁石 | 戸田 敬(とだ さとし)
目指す「幸せ」のカタチ――
#「当たり前」を提供し続ける
担当する大型空調機の吸収冷温水機は、地域冷暖房・病院・商業施設など、さまざまな場所に。病院であれば、故障やトラブルなどで止まると、患者様の命に直結します。また、一日に多くの人々が訪れる商業施設でも、快適な空調環境がお客様にとって当たり前です。そのような当たり前を提供し続けるのが、私自身の使命であり、お客様だけではなく、社会全体の「幸せの、チカラに。」なると考えています。
大切にしている判断のよりどころ――
#お客様大事 #熱意は磁石
最前線でお客様と接する立場で、お客様の目線に立ち、一番必要とされることは何かを常に考えています。お客様からの「パナソニックは対応が良い」「次もパナソニックにしたい」といった言葉ほどうれしいものはありません。自身の仕事に誇りを感じる瞬間です。
大切にしている創業者の言葉は「熱意は磁石」です。「いかに才能があっても、知識があっても、熱意の乏しい人は画ける餅に等しいのです。反対に、少々知識が乏しく、才能に乏しい点があっても、一生懸命というか、強い熱意があれば、そこから次々とものが生まれてくる」との言葉が心に響きました。私自身も常に熱意を持ち、磁石のように周囲を引き付けられる人材になれるよう、日々取り組んでいきます。
▮お客様にとっての価値にならない仕事はすべきでない |基村 友希(きむら ゆき)
目指す「幸せ」のカタチ――
#「運ぶ」ではなく「思いをつなげる」
私の仕事は、車載カメラを通じて世界中の交通事故を無くすこと。自動車はただの移動手段ではなく、常に思いが詰まった場所と考えます。その思いをつなげるには、事故無く大切な場所にたどり着いて戻ってくることが、当たり前であり重要なこと。人々の幸せ、命を守る仕事です。これからも車載カメラを通じて人々の思いをつなげ、社会の「幸せの、チカラに。」なっていきます。
大切にしている判断のよりどころ――
#お客様大事 #お客様にとっての価値だけを追求する
私の仕事では、お客様にとってどんな「幸せの、チカラに。」なるのか、もしくは、内向きの仕事(=お客様にとっての価値がゼロの仕事)になっていないだろうかを常に考えています。楠見グループCEOが就任前から発信していた「お客様にとっての価値にならない仕事はすべきでない」という言葉が、当時の私にはとても新鮮で、今でも大事にしています。パナソニックは歴史がある大企業ゆえに、内向きの仕事が多いと指摘されることも。1つずつでも改善を重ね、「お客様への寄り添い」を大切にした仕事を増やしたいと思います。
プロジェクトに込めた思い。集った「幸せ時間」――
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 ブランド・コミュニケーション部門 田中 麻理恵(たなか まりえ)
「雨が降ったら傘をさす」。――課題を客観視してシンプルに捉え直すことを教えてくれる、私が常に立ち返る創業者の言葉です。
今回のプロジェクトも、誰かの「幸せの、チカラに。」なるには何が必要か、を考えるところに端を発しています。相手にとって何が幸せなのかを理解するには、人と人の、もしくは心と心の対話の継続が必要なのでは、というのが私の答えでした。もちろん、対話というのは相手からもアクションがなければ成立しません。ならばまず、私たちが本気で相手の心に寄り添う姿勢を感じ、信頼してもらうことが第一歩なのではないか、と生まれたのが楽曲「ロードスター」です。制作過程においても、表現方法や発信方法においても、ターゲットとする若年層へ寄り添う姿勢を社員自らが体現することを第一義として進めてきました。
そのかいがあってか、グループのメンバーからも自分なりに「ロードスター」を解釈し直した作品が届いたり、SNSで実施した投稿キャンペーンでは一般ユーザーの方々からたくさんの「幸せ時間」が集まったりしました。中には、企画の主旨や楽曲の世界観に共感し、もっと広めたいと手話で表現してくださった方もいました。
これからも、お客様と深い対話のできる関係性の構築を通して、「幸せの、チカラに。」なるというパナソニックグループの活動に貢献していければと思っています。
「ロードスター」の取り組みと楽曲の世界観に共感 ― 広がる表現方法
完成した「ロードスター」の公開後、SNSでのキャンペーンを通して、家族やパートナー、かけがえのない瞬間を収めた一枚、曲に合わせた振り付けなど、「ロードスター」に共感した多くの方から自身の「幸せ時間」にまつわる作品が届いている。その中から、「ロードスター」の取り組みと楽曲の世界観に共感し、手話でさらにより多くの人に伝えたいという思いを持って、ロードスターを「手話」で表現された「Land Hey(ランドヘイ)」のお二人の動画作品をご紹介する。
Land Hey〜手話で会話する妹と、手話を声で表す姉の、姉妹での“表現者”〜
「手話」をもっと身近に感じてほしいという願いから「手話+マッチング=手話っチングで社会と手話の架け橋になる」ことをモットーに活動する姉妹ユニットLand Hey。聴覚障がいをもつ妹とSODA(※)である姉、母3人を中心に、まずは手話の魅力に多くの方に触れてもらうため、SNSで手話動画や手話に関するメッセージを配信している。
※SODAとは聞こえない・聞こえにくいきょうだいをもつ「聞こえるきょうだい」のことで、“Sibling Of Deaf Adult/Children(シブリング・オブ・デフ・アダルト/チルドレン)”から頭文字をとったもの
Land Hey Instagram https://www.instagram.com/signlanguage_0404/
Land Hey TikTok https://www.tiktok.com/@landhey_0404
また、「ロードスター」制作にあたりインタビュー等の協力を頂いた関西大学中等部高等部合唱部から「ぜひ合唱アレンジを演奏したい」とのリクエストを受け、合唱アレンジ版を制作。2023年3月27日(月)に開催された同校合唱部の第2回定期演奏会で披露された。
「自分の得意な歌で、人々に勇気や元気を届けられたらー」そんな思いを込めて演奏された合唱版「ロードスター」。
パナソニックグループでは、これからも従業員一人ひとりの思い・情熱を起点とし、パーパスとして掲げる「幸せの、チカラに。」なるための様々な取り組みを進めていく。
◇パナソニックグループのニュース・特集を【Panasonic Newsroom Japan】で発信中
https://news.panasonic.com/jp/
※今回の取り組みはこちらでも紹介しています
https://news.panasonic.com/jp/stories/13957
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