“Wellbeing”がテーマのPR会社、キャンドルウィック 自社事業のプログラミング玩具で次世代の学びを応援
グローバルブランドが日本市場にビジネスを根付かせるためのコミュニケーション施策を提供している、キャンドルウィック株式会社代表のシルベスタ典子です。私たちは常にグローバルな視点から、クリエイティブな方法でターゲットに訴求する方法を生み出す挑戦を続けています。弊社では、人と地球に良いことをPRしたいという想いから、「Wellbeing」をテーマにしています。食や旅、美容といったライフスタイルを数多く手掛けていますが、人間形成に大きく関わる教育は、最初に位置付けられる重要なカテゴリーだと考えます。今回は、PR会社が知育玩具の輸入販売を始めた理由と、教育機関に広く活用されるようになるまでのチャレンジについてお話します。
■子どもの未来に関わるビジネスで世の中に貢献したい
弊社が自社ビジネスとして、輸入から販売までのコミュニケーション施策を一貫して行っているのが、イギリスの木製プログラミングツール「キュベット」です。3歳から21世紀型スキルを育む玩具として、2015年にクラウドファンディングで歴代最高額となる160万ドルを集め、世界的に注目されています。
プリモトイズ キュベット
キャンドルウィックは設立以来、子どもの未来に関わるビジネスで世の中に貢献したい想いがありました。イギリスのビジネスを支援する活動を行っている中でキュベットに出会い、世界中から評価されるこの商品を日本にも広めたいと強く思いました。見た目は可愛らしい玩具ですが、ロジカルな考え方やクリエイティビティを育成し、アクティブラーニングを実現する可能性が詰まっていました。
ただ、日本でも受け入れられるのかという不安があったので、まずは数人の子どもたちにキュベットで遊ばせてみたところ、パッと目が輝き、「キュベットが動いた!」と歓声が上がり、あっという間に能動的に遊び始めました。その姿を見て、この製品は国を問わず受け入れられる本質的な魅力があると確信しました。
■B2Cからスタートし、教育機関へのアプローチにも成功
私自身には流通のバックグラウンドがあり、リテール×PRによる“PR商社”としてのビジネスを突き詰めたいという想いもあり、2016年の秋から販売総代理店として輸入、販売、PRを請け負うことになりました。
キュベットはB2Cでスタートしましたが、徐々に教育機関からの問い合わせが増え、2017年からはB2Bを本格的にスタートすることにしました。先進的な教育に取り組む関係者には早期から受け入れられましたが、日本の教育現場にキュベットをアプローチするのは、とてもチャレンジングな取り組みでした。
個人主義の欧米と比較すると、日本の先生は自由度が少なく、考え方や制度も違います。そこで、日本の学習指導要領に添ったガイド集や、幼稚園・保育園専用の指導テキストなど、様々なローカライズを行いました。その結果、現在では幼稚園や保育園、小学校など、幅広い教育機関120カ所以上で活用されるようになりました。
■次世代の理想の学びを提案するプロジェクトを設立
「キュベット」を通じて多くの子どもたちや教育者と繋がりを持つ中で、子どもたちの自主性をサポートすることの意義を強く意識するようになり、2017年に「次世代幼児教育研究プロジェクト(Early Education for Tomorrow)」を設立しました。
E4Tシンポジウムを東京大学のホールで開催した様子
大量の情報が行き交う複雑化した現代社会の中で、私たちは “先の予測が難しい未来を生きる力”を身につけることが求められています。試行錯誤する楽しさを伝え、自ら何かを創り出す力を実感できる学びのあり方を研究するため、「論理的思考」「創造性」「コミュニケーション」「問題解決力」の4つの要素を主軸とした理想の学びの提案をしています。今までに3回、専門家と教育関係者を交えたシンポジウムを開催しています。
■世界中の子どもたちが一緒に学びあえる環境を作りたい
近頃はアメリカでの人種差別問題が話題になっています。とても根深い問題で、私自身もアメリカに住んでいた時に差別を身近に感じた経験があります。本来、人は「違うこと=ダイバーシティ」を受け入れて進化してきました。多様な国や人種が共存することで文化が発展するのです。キュベットの魅力の1つは、性別や宗教を問わないデザイン配慮があることです。ユニバーサルデザインなので、世界中の全ての子どもたちが遊ぶことができます。「キュベットで世界中の子どもたちが繋がる」ことをぜひ実現したいと思います、そして、未来の国連を担う子どもたちを育てることができたら素晴らしいと思っています。
Withコロナの時代に直面し、 “先の予測が難しい未来を柔軟かつ創造的に生きる力”を身につけることの重要性が今まで以上に高まっていると感じます。キュベットを通じて、これからの世の中がよりよくなるための一助を続けていくことが目下のビジョンです。
プリモトイズ キュベットについて
木製ロボットプログラミングツール「キュベット」は、デジタル画面を使わずにプログラミング思考を育む玩具です。2020年7 月時点、世界100か国以上で、約8万台を販売しています。世界で合計1,000万人ほどの子どもたちがすでにキュベットでコーディングを学んでいます。
【メディア及び一般のお客様からのお問い合わせ先】
キャンドルウィック株式会社 担当:刑部
Mail:press@candlewick.co.jp
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