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ここは、人生の物語に出会う場所。

「物語がある香り」をコンセプトにした、真海英明によるHAYAMA AROMANCEの創業ストーリー

著者: 株式会社 アロマンス

株式会社アロマンスは2021年10月に設立された、「香り」を軸としたライフスタイルを提案する企業です。このストーリーではアロマンスの代表である真海英明が創業の経緯と現在までの事業成長を振り返ります。

株式会社アロマンスについて


社長の真海英明は、日本、フランス、アメリカ、イタリアのファッション企業を経て、2021年10月に香りを軸としたライフスタイルを提案する企業「株式会社アロマンス」を設立。その後、2022年3月8日に、南フランスのコート・ダジュールと葉山をマリアージュしたイメージのフレグランスやファッショングッズを展開する「HAYAMA AROMANCE」をスタートしました。



3月8日「ミモザの日」(国際女性感謝DAY)に店舗をオープンしたのは、コートダジュールの代表的な可愛い花ミモザの香りに惹かれ、またその花言葉が「愛」「絆」「感謝」だからです。


AIをもてはやすロジカルな世界は、スタンダードな答えしか容認しません。しかしながら、人間本来の感性は単一ではありません。だからこそ、香りを通してその人それぞれの“感性”を大事にしてほしい、それはお互いを認め合う事です。これからの時代にとても重要なことだと感じています。そんな想いでHAYAMA AROMANCE は生まれました。


創業のコンセプトは、「物語がある香り」


現代はどんなことも数値化されてしまっていますが、嗅覚と味覚は数値化できず、ITやAIによって再現できない存在だと思っています。そんなことを考えながら、20年来の友人と“香り”をベースに新しいことを手掛けようと話している時に、ふと毎年2月にコート・ダジュールで開催される賑やかな花の祭典「ミモザ祭り」が頭に浮かびました。


そこでこのミモザをコーポレートカラーとすることを「会社のデザインマップ」を頭の中で描きました。香りという意味の言葉「AROMA」(香り)と、ストーリーには夢やロマンがあるという意味から、「ROMANCE」(物語)という言葉を掛け合わせてみたところ、「AROMANCE」という言葉が誕生しました。


そうして「HAYAMA AROMANCE」は、2022年3月8日のミモザの日(国際女性感謝DAY)にデビューしました。



海も森もある情緒豊かな「葉山」の地にインスパイア


前職で何度か訪れた南フランスの「コート・ダジュール」に心魅かれました。紺碧の海の向こうから吹くアフリカ大陸の風はとても心地よく感じます。眩しく輝く太陽と涼しい風は、まるでクレヨンで描いたような柔らかなニュアンスの風景を生み出しまます。



ヘリポートがある大型クルーザーが停泊するカンヌや、鮮やかなパラソルが並んでいるプライベイトビーチ。岸壁に残る古びた古城の港町には小さな木製の漁船が並び、朝採れのシーフードの地中海料理のレストランが気さくに並んでいます。多様性のある風景がお互い認め合って心地よく存在しています。


いつかこんな雰囲気の場所で過ごしたいという思いから、日本におけるコート・ダジュールはどこだろう? と漠然と考えるようになっていました。


そんな時、昔ヨットで遊んでいた「葉山」の風景を思い出していました。渚橋を通って葉山の御用邸までの海岸線の風景が鮮やかに蘇りました。葉山という言葉の響きにも魅かれ、次第に自分の中で日本のコート・ダジュールは葉山ではないかと考えるようになり、この地をベースに選びました。


調香師・森さんとの出会い。「感性の波長が同期した」


僕は全体のブランドのイメージを描くことはできますが、調香する技術は持ち合わせていません。オリジナルの香りを作るためには、僕のイメージを理解できる調香師さんが必要でした。


つまり「葉山は日本のコートダジュール」だという感性を理解して、調香できるパフューマーが必要不可欠だったのです。何人かの調香師さんにお会いしましたが、なかなかピンと来ませんでした。


そこで出会ったのが森日南雄(モリヒナオ)さんです。森さんは、湘南の出身であり、香水の中心的存在、コートダジュールのグラースで経験を積まれた方だったのです。僕のブランドのイメージマップを伝えると、あっという間に理解されて共感されました。感性の波長が同期したのだと思います。


それから香りのサンプルを数種類試作してい頂きました。その香りを持って、葉山の海岸通を歩いて「香りのチェック」をなん度もなん度も行いました。その都度感じたことを「言葉」と「画像」で伝えて、数回の微調整の過程を経て最後に残ったのが今の香りなのです。



Hinao Mori(森日南雄)

1975年渡仏、香料のメッカといわれる南仏グラースにある香料会社ルールデュポンの香料学校で調香の基礎を学ぶ。基本的な天然香料、合成香料、ベース類など、数百種類以上の匂いの記憶から始まり、ジャスミン、ローズなど、各種花々のアコードによる匂いのハーモニーの訓練、さらに進んで、ベース作りや歴史的名香の模倣などを習得し帰国。以来、オリジナルな香りのクリエーターとして活動中。時間がゆっくりと流れ、何よりも街全体が香りに包まれ、吹く風も馨しく、この素晴らしいグラースの空気に育まれて、調香師としての感性を磨いた。調香歴50有余年、日本調香技術普及協会(JSPT)の理事の一人として香りの啓蒙活動にも取り組んでいる。


上質なカリグラフでブランドを表現したデザイナー、ヨーレンについて


HAYAMA AROMANCE Le Rivage Imperial Villa とネーミングは決まりましたが、香りと同時に必要な事があります。それはロゴイメージをデザインする事です。これにもデザイナーが必要なのです。


フランスのブランドを日本へ導入するコンサルを仕事としていた時に紹介された、感覚の質が高いWEB会社からフランス人のWEBデザイナー、ヨーレンを紹介されました。彼の発想の「マテリアル」を基本にしてデザインをクリエイトする姿勢に惹かれました。


ヨーレンにはアパレルと同じ手法でブランドイメージを説明しました。まずはHAYAMA AROMANCE のPhilosophyを伝えてLe Rivage Imperial Villa の背景とコンセプトを「色」と「言葉」と「画像」で伝えました。


ヨーレンとも感性の同期化を進める事ができました。彼はブランドの全体イメージと二つの香りのコンセプトを理解して上質なカリグラフをクリエイトしてくれました。最初の彼のプレゼンは完璧な出来となっていました。


「Le Rivage」と「Imperial villa」のパッケージには、ヨーレンのアイデアで、葉山の地表の起伏を表す等高線がデザインされています。これは葉山ブランドの証なのです。


香りのある商品と、葉山スタイルに適したファッションアイテムも展開


香水と一緒にファッションアイテムとして AROMANCE BAG を展開しています。




この素材は「刺し子織」と呼ばれて、江戸時代から続く日本固有の織物です。江戸時代にはその強さから「火消し」の制服として使われていました。現代では「柔道着」に使われている織物です。




AROMANCEで使っているこの素材は「軽い」「強い」「洗える」事が特徴で、最も素敵なポイントは「発色性」の美しさです。




ミモザ・ターコイズ・ネイビー・ベイジュ 4色展開です。色の表現が出来ない香水ブランドに素敵な色を添えてくれています。


洋服を着替えるように、“香りの着替え”も生活の一部になるように


私たちは状況に応じて洋服を着替えます。その感覚と同じように、たとえばちょっと仕事を頑張りたい時、リラックスしながらゆっくり過ごしたい時など、事あるごとに香りを生活の一部として着替えて欲しいなと思っています。


HAYAMA AROMANCEは誕生してまだ間もないですが、私にとっては子どものような存在です。この葉山という地で誕生したブランドをこれからもしっかり育て、お客さまにもっと気軽な感覚で香りを楽しんでいただきたいなと思っています。


最後に、あるお客様とのエピソードをご紹介します。


ある男性のお客様が、Imperial Villa ( インペリアル ヴィラ・御用邸) の香りを気に入ってくださったので、香りのサンプルを男性にお渡ししました。しばらくして今度は、入院中だという奥様も気に入ってくれたそうで、5ml サイズの小瓶をご購入されました。それは、入院中の奥様へのプレゼントだったと思います。


1ヶ月程して今度はお二人で来店されました。(奥様は退院されたのでしょう)。「この香りがとても気に入っています。おかげさまで無事に退院できました」、とお礼をいただきました。


そしてお二人はディフューザーをご購入されました。AROMANCEの香りがお二人の人生に少しでも役立ったと思うと胸が熱くなりました。


店舗情報

営業時間 10:00~17:00

定休日 毎週火曜日

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2 Hayama Marina 2F

Tel 046-854-5151

hayama@aromance.jp


その他の展開店舗について

https://hayama-aromance.jp/pages/contact




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