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土を使わず水だけで育てるサステナブルなインテリア植物ブランド「WOOTANG(ウータン)」の開発ストーリー。植物アーティストが伝える、植物を育てることが「サステナブル」に繋がる理由

著者: WOOTANG

WOOTANG(ウータン)は水栽培植物のD2Cブランドです。植物に対するユーザーの悩みを解消するために、コロナ禍の2020年5月に誕生しました。(https://wootang.jp/


WOOTANGの植物は土を使わないため、虫が発生する心配がなく、また、土ぼこりが立たずに衛生的なので、キッチンやダイニングテーブルなど、室内のどんな場所にも置くことができます。また、水栽培なので毎日の水やりが不要です。そんな栽培方法があることをご存じでない方も多いと思います。 「育てる手間が面倒」「すぐに枯らしてしまう」「虫が出るのは嫌」といった植物に対する悩みを解消し、“室内で楽しむ”に特化したインテリア植物を展開しています。


本ストーリーでは、そんなWOOTANGがどのようにして生まれたのか、また事業の展望や植物を通じたサステナブルへの想いについて代表の中島大輔がお話しいたします。



WOOTANG代表/植物アーティスト 中島大輔

1977年群馬県生まれ。

青山学院大学卒業後、テレビ番組制作会社や出版社などのマスメディアに16年ほど

携わる。多忙な生活で植物が癒やしになることを実感し、30歳で植物の世界へ。

盆栽や苔など、日本古来の植物を使った唯一無二の作品制作を行い、

国内外の芸術祭に参加。

2020年、水だけで育てるインテリア植物ブランド「WOOTANG(ウータン)」設立。


テレビ番組のディレクターとして働いていた毎日


私は以前、マスメディア関係の仕事をしていました。


テレビ番組の制作会社でディレクターとして8年ほどドキュメンタリー番組を手がけ、その後は出版社でもやはり8年ほど書籍のプロデュースをしていました。時間は不規則だし、仕事には際限がないし、まさに忙殺される毎日でした。


自分を見失いそうになるなかで、ウェルビーイングについてよく考えるようになり、自然とライフスタイルのなかに植物があることの価値をしみじみと感じたんです。 それ以来、多くの人にこの感覚を感じてもらいたいと思うようになりました。


植物アーティストとして活躍


メディアの仕事を続けるかたわら、 週末などに盆栽園に通って学びを深め、30歳の時に「植物×アート」の新たな可能性を模索し始めました。


盆栽と仏像を融合させた『仏像盆栽』。絶壁の景観を表現した『断崖盆栽』。獣害駆除された野生動物の骨を使った『スカル盆栽』など、今までにない植物作品を生み出し、“植物アーティスト”として、海外や国内の芸術祭に招聘され、本格的に創作活動を始めました。



中島大輔 作品サイト(http://tokyobonsai.jp/


水栽培を選んだ理由


盆栽を軸とした植物アート作品の発表を重ねると同時に、ワークショップにも力を入れ、植物初心者の方々に、植物を育てる楽しさや魅力を伝える活動も行ってきました。



こうした活動を通じて、たくさんの人々と触れ合う中で、手入れが高難度な盆栽よりも、「もっとシンプルに植物を楽しむ方法が提案できないだろうか」という想いが湧き起こり、新たな方向性を模索するようになりました。


そして、この模索が、水だけで育てるインテリア植物「WOOTANG」の誕生につながっていきます。


そもそも盆栽は樹木なので、室内では育てられず、屋外で育てるのが基本です。しかも、1日1回、毎日の水やりが欠かせません。 しかし、現代人のライフスタイルのなかで、毎日、植物のために時間を費やしたり、(マンションなど居住空間の都合上)屋外で植物を育てるのは、決して簡単なことではありません。むしろ事実上、無理なことだと思います。


こうした発想のなかで辿り着いたのが、室内で育てられ、毎日の水やりが不要な「観葉植物の水栽培」でした。



           水だけで育てるインテリア植物ブランド

              (https://wootang.jp/

  


水栽培であれば、水やりは1週間に一度、減った分の水を足すだけなので手間がなく、出張や旅行などで1週間程度、留守にしても安心です。


「水だけで育てる観葉植物」(Sサイズ4,400円/Mサイズ6,600円/Lサイズ8,800円)



また、耐陰性のある(日陰にも強い)観葉植物を選んで販売しているので、室内の明かりで問題なく育てられ、土を使わないので虫の心配がありません。水栽培なので土ぼこりが立つこともなく、とても衛生的なので、キッチンやダイニングテーブルなど、今まで観葉植物を置けなかった場所にも置くことができます。


          土を使わないのでキッチンで育てることも可能



また、水栽培ならではの楽しみとして、器がシンプルなガラス製なので、マスキングテープやシールを使って、自分だけのオリジナルの器を作ったり、観葉植物と一緒に切り花を入れて楽しむこともできます。


       マスキングテープやシールで自分好みにデコレーション


            切り花やブーケを一緒に入れても


100種類もの植物の中から、水栽培で育つ観葉植物を絞り込んだ


「水やりの手間がない」「虫の心配がなく衛生的」「楽しみながらアレンジ可能」というメリットの他に、水栽培ならではのメリットとして「枯れにくい」ということが挙げられます。


一般的に、土で育てる植物を枯らしてしまう原因のほとんどが「水やり」にあると言われています。ついうっかり水をあげるのを忘れてしまって枯らしてしまったり、逆に、水をあげ過ぎてしまって根腐れさせてしまったり。


しかし、水栽培であれば、もともと水の中に入れた状態で植物を育てるので、水やりを忘れて枯らす心配はありません。また、もともと水に順応している植物を使用しているので、根腐れすることもほとんどありません。


こうした水栽培は、どんな観葉植物でも順応できるというわけではありません。実際、100種類ほどの植物を試してみましたが、長時間入れておくと根腐れするものがほとんどでした。年間を通しての気温の寒暖差、さまざまな明るさの環境下でも問題なく育つ観葉植物を絞り込むのには2、3年かかりました。また、試行錯誤を繰り返すなかで、植物を水に順応させる栽培法を開発しました。



「小さな森」を表現。植物を育てること自体がサステナブルだと知ってほしい


WOOTANGの商品コンセプトの一つとなっているのが「水で育てる小さな森」。その根本には、水栽培と向き合うことで「いかに水の存在が人の生活にとっても重要かを再認識して欲しい」という想いがあります。


水が植物にとっていかに大切かは、先述した通りですが、その一方で、我々の飲み水は、森(植物)が作り出しています。山に雨が降ることで、森の植物たちが雨水をゆっくりと土壌に吸収し、やがて川となり、我々の飲み水になるのです。




WOOTANGは、水と植物で「小さな森」を表現しています。小さな森に見立てた植物を育てることで、「水の大切さ」「自然の持続可能な循環」を改めて感じ取っていただければと思っています。




売上の一部をユニセフやNGOに寄付。「水と森の保全活動」に役立てています


WOOTANGでは、売上の一部を、ユニセフの「汚れた水を安全な飲み水にする浄水剤の支援」と、 国際環境NGO FoE Japanの「マングローブ保全活動」に寄付しています。


こうした寄付活動も、お客様が商品を購入することで、気軽に環境問題に貢献でき、持続可能な未来に目を向けて欲しいという理由で始めました。創業から現在までの3年間で、浄水剤48万錠(1錠で4〜5ℓの水を浄化)、マングローブの苗木を669本寄付できました。これも全てWOOTANGの商品を購入してくれたお客様のおかげです。


マングローブ保全活動の様子

(引用:NGO FoE JAPANのウェブサイトより)


3周年を迎え新商品をリリース!WOOTANGがリニューアルオープン


今年5月に3周年を迎えたWOOTANGでは、「水だけで育てる観葉植物」の他に、「水だけで育てるサボテン」、「水だけで育てるマイクロ蘭」、「アボカドVase」などの新商品の販売を開始しました。


    水だけで育てるサボテン(シリンダー型8,800円/キューブ型12,800円)



           水だけで育てるマイクロ蘭(7,700円)



アボカドVase(発根済みの種付き4,400円/器のみ3,850円)



   ガラス作家とコラボしたWOOTANGオリジナルVase(12,000円から)


植物を楽しみながら育てることによって「水の大切さ」「植物や命の尊さ」「サステナブルな社会の実現」に向けて、思いを馳せて欲しいと思っています。


WOOTANG

https://wootang.jp/


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