”ものづくりの透明性と時代を見据えたニュートラルな服”を体現する「Soliloquy」。新たな服の形を提案するブランドストーリー。
Soliloquyはものづくりと消費の本質的な関係を見つめ、透明性を重視したものづくりをするユニセックスファッションブランド。
「流転」「感触」「共生」「再考」4つの要素をブランドテーマとし、それぞれを交差させ新しい「普通の服」を提案します。
素材と作り手のトレーサビリティを商品の基軸に持ち、シンボリックに掲げる原産国の表記により、ものづくりの透明性を伝えます。
長年アパレルのデザイン・運営に携わり、ジーンズブランド「RESOLUTE」立ち上げメンバーである鈴木 和徳と、妻であるグラフィックデザイナーの川竹 円で立ち上げました。
イメージをコレクションとして纏め上げるのではなく、長く着用しながら新たなアイテム・カラーを足してゆくクローゼットの様に、一つ一つ納得して作り上げたものだけを展開しています。
きっかけは、毎日着る服へのふとした疑問。見つからないのなら自分たちで作りましょうと、服作りを開始
ブランドの始まりは、コロナ禍によって自分をとり巻く世界について色々と考える時間が出来た事。
以前から、毎日食べる食材は「どこで採れた野菜だろう?」とか「口に入れて安全なものだろうか?」など気にして、可能な範囲で履歴のわかる食材を選択して購入するようにしていました。
コロナ禍に加えてSDGsの重要性が世の中に広がりをみせている中、ふと、毎日着る服も同じことが気になってきます。
「このシャツの糸になっているコットンはどこで採れたのだろう?」「このセーターのウールの産地はどこなんだろう?」…。
せめて自分が着る服は自分で理解した原料、工場で作られた服を着たいと思うようになり、トレーサビリティに力を入れているブランドなどを探します。
しかし、探してみるとなかなか納得する「手触り」「シルエット」「色」を備えている服、ブランドが見つからない事に気づきます。
よし、見つからないのなら、自分たちで作りましょうと、服作りが始まりました。
レディースの服を作っていた頃、シーズンごとにデザインを一新し、大量に服を作り大量に消費されていくことに疑問をもつようになっていました。そんな経緯もあり定番を作り続ける「ジーンズ」のブランドをはじめました。
もちろん流行は否定しませんし、私自身も流行は好きです。でもそういったブランドはたくさんある。私たちが作るブランドは、そうじゃなくていい。
ベーシックでありながら、程よく時代に合わせたシルエット。着心地が良くて、スタイリッシュな服。そして、どこから来たかわかる服。
時代に逆らいすぎず、どこかに負担がかかりすぎず、性別も問わず、ニュートラルな服にしたい。
そして私の理想とするクローゼットは、とことん着倒すまで着る服が並んでいること。クローゼットの中は、時代に沿い、数年かけてシルエットがゆっくりと変わってゆき、気持ちの流れに沿って「色」が足される。着倒してボロボロになった服の代わりに、気に入った服を少しずつ足してゆく。
そんなクローゼットのようなブランドを目指し、スタートしました。
トレーサビリティーへの想いを体現した、こだわりの「語れる服」
ブランド名のSoliloquyは、独白を意味します。語れる服です。
製品が出来上がるまでの来歴を「Awareness / 意識、気づき」と表し記すことにしました。
原料の取れた場所、糸にされた場所…辿ってゆくと、世界中を旅している気分になり、ちょっと楽しくもあります。原材料を含めると、様々な場所を巡って作られていることに気づく。そんなきっかけになれば嬉しいと思っています。
Soliloquyのアイテムはまず、B.D.シャツ・チノパン・クルーネックセーターからスタートしました。コーディネートが可能な最低限のアイテムです。
そこから少しずつ、色や型を足してゆきながら、ゆっくりと変化するものづくりを続けています。
一見するとシンプルなベーシックな服ですが、素材からシルエット、色、そして着心地にもこだわっています。
私自身肌が弱いので、肌にできるだけ負荷のかからない服にしています。それでいて、スタイリッシュ。性別を問わず楽しめる。探すとなかなか無い服なんです(笑)。
職人ひとりひとりが仕上げ「製品の作り手」が見える服
「ATELIER MADE series」
そのSoliloquyから、さらに作り手に着目したシリーズ「ATELIER MADE series」をリリースしました。
ものづくりの最終地点である「誰が」パターンを引き、縫った(編んだ)かをお伝えするシリーズ。ATELIER MADE series は、より細やかな仕上がりを求めて、職人ひとりひとりに直接依頼して作成し、「製品の作り手」の見える製品です。
「ATELIER MADE series」の1stアイテムはシャツ。ハンドクラフトのシャツブランド「senui」の 加藤裕行氏の手によって作られています。生地は、縦糸が160本の高密度で織られたコットンブロード。一度袖を通すと、着心地の良さに「おお」と思わず声が出るようなシャツです。オーガニックではありませんが来歴の分かる素材です。
ハンドステッチを交えながら作り上げるシャツは、工場で量産される商品にはない、細やかな仕様や立体感のある仕上がりが特徴です。
「ATELIER MADE series」は量産が出来ないため、多くの方の手に届けるには時間がかかるかもしれませんが、日本の技術を絶やさないためにも、一人でも多くの方に届けることを目指しています。
デザイナーが自らセレクト提案するweb shop、日常を豊かにするようなプロダクトを
「Jb shop」
Soliloquyの商品は、ディーラーさんと、まだOpenして間もないですがweb shop「Jb shop」で販売しています。
Jb shopはSoliloquyをはじめ、私共が「Jb shop」のファクターを通してセレクトした衣類、生活にまつわるプロダクトを販売していく予定です。
商品にストーリーのあるもの、作り手の顔が見えるもの、SDGsの目標に基づいて作られているもの…
手にした時の充実感やその世界観に共感できるものづくり。
ものづくりとの関わりを生活に取り入れることで、日常が少しでも豊かに過ごせることを願っています。
【Soliloquy】
Website : https://soliloquyjpn.com/
Instagram: https://www.instagram.com/soliloquyjpn/
【Jb shop】
Website : https://jbshop-online.com/
Instagram: https://www.instagram.com/jbmag.official/
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