「夢を生きる人生」にシフトできるよう、一生ものの叡智を。女性を応援する教育コンサルティング企業の創業秘話

株式会社ＧＳＥコンサルティンググループは、人間行動学に基づいたコーチングやコンサルテーションを強みとする教育コンサルティング企業です。女性は仕事やビジネスとプライベートの狭間で葛藤することが多くありますが、自分を縛る思い込みから自由になることで、大きな潜在力の発揮が可能になり、チャンスを掴む幸運を味方につけられます。また、多くの方のお役に立てればという思いから、会員向けに行っている講座の内容をお伝えするYouTubeチャンネルの開設をいたしました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000102386.html

リーダーシップや影響力を発揮したい方を対象とし、特に起業家女性に好評を得ています。本ストーリーでは、代表の北原万紀が創業するに至った経緯やこれまでの紆余曲折、事業にかける想いについてお伝えします。

北原万紀（きたはら・まき）

1985年生まれ。佐賀県出身。2009年、北九州市立大学国際関係学科卒業後、外資系電子ソリューションメーカーに8年勤務。2018年から独立し、起業家・投資家・経営者向けの海外起業および海外投資による移住をサポート。2021年に、人間行動学を基礎技術とした教育コンサルティング事業（GSEコンサルティンググループ）を設立。

自身の経験から起業を決意。その軌跡とは

幼い頃から「夢は？」と聞かれてもうまく答えられなかった理由は、環境にあったのだと思います。両親は高卒で海外にも出たことがない人たちでしたが、父の転勤で両親が東京に住んだ時に「グローバル化」と直感的に感じたのだそうです。当時私を含む三姉妹はまだ誰も生まれてもいなかったのですが、私たちを育てている過程で、英語教育を行い、海外へ飛び立つことを促す、先見の明を持った人たちでした。しかし、周りは佐賀県の田舎。ロールモデルになるような人目指したい人はいませんでした。

大学進学後、海外や多文化への関心が高まり、在学中にはカナダに語学留学をしました。その後五大陸制覇を達成し、その経験から米国系のグローバルメーカーに就職。しかし、米系企業であったものの、日本法人の中は男性社会。会社員時代には、多様性推進や女性活躍推進の社内団体の会長を経験しながらも、キャリアとプライベートの葛藤に挟まれてしまいました。

社内結婚をしていた30代目前、昇進、結婚・出産、将来のマネープランなど、人生について考えることが押し寄せてきました。「彼氏ができると、結婚すると、女性は（家庭を優先する）」「子供が生まれると、女性は（家庭を優先する）」。職場で聞こえてくるこうした言葉に、キャリアや大事な居場所を失う恐れを抱くようになりました。そして、キャリアを追求すればするほど、あるべき女性像から離れ自己嫌悪に陥るようになっていったのです。

離婚と退職、一文無しからのスタート

そんな中で出会ったのが、潜在力を引き出し、人生やビジネスに大きな変化をもたらすことができる人間行動学です。これは会社にも取り入れるべきだと、自ら手を上げ組織改革プロジェクトを立ち上げたのですが、当時はまだリーダーシップやマネジメント力が不足していて、思うように進められませんでした。そこでは結局心が折れ、退職を選択したのです。入社８年目のことでした。

退職後はハローワークに通いながら主婦をしましたが、ほどなく起業家向けのヨガ瞑想指導のオファーをいただきました。これをきっかけに単身上京。個人事業主として開業しました。とはいえ、ビジネスのことなど何も分からず、１年経たずに戦力外通達を受け、泣く泣くの撤退。お金が底をついて離婚という結果に。

結果的に私は仕事とプライベート、どちらもうまくいかなくなり、心身の不調、人間関係の自主退職・不妊という形で自分を追い込んでしまいました。30歳を過ぎて実家に出戻り、一文無し、親から借金をした状態での再スタートとなりました。

どん底から救ってくれた、フィットネスと人間行動学での学び

人生が強制リセットされ、先が見えない不安を紛らわすようにフィットネスに打ち込みました。また、人間行動学で自己変革の技術を習得することも続けていました。そして、自分の頑張りを形にしたいという思いからチャレンジしたのが、ミセス・コンテストでした。

一度は予選で落選したものの、辞退が出て本選に進めることに。そのご縁で後日派遣された別の国際大会では世界グランプリを受賞。まさに、偶然の幸運のセレンディピティです。これが人生とビジネスの大きな転機となりました。タイトルを得ると、これまでと違う注目が集まるようになり、私の話に耳を傾け、どうしたらそうなったのか関心を持ってくださる方も現れました。

グランプリを受賞したコンテストでは、「女性のミッションを見つけ、才能を引き出し、お互いを生かし合うコミュニケーションを教える」ことを自身のミッションとして発表しました。それは、「こうだったら自分の人生を本当に心から愛し感謝できる」という本心の表れでした。

女性であることで不自由を感じた会社員時代の経験と、自分を立ち直らせてくれた人間行動学とヨガの学びが結びつき、人生を自ら構築するという決心が、その後の人生を好転させるスイッチを押した瞬間でした。そして、同じようにミセス・コンテストの国際大会に出場する方が私のコーチングを受けて世界グランプリを受賞。そこからコーチングを提供したり講座やセミナーを開催するようになりました。

順風満帆ではない経験が、ミッションの原型になった

個人で事業を始める場合、その多くは事業主個人が生産するプロダクトやサービスの販売で、時間の切り売りになることが多いため、業種にもよりますが年商数百万円から数千万円レベルが限界です。私は収入を増やすだけのお金稼ぎに違和感がありました。でも、付加価値を上げ、社会により大きいポジティブな影響を与える仕組みを考えたとき、それが「ビジネス」だと分かり、事業拡大の手段を得やすい法人化を決意しました。

自らの経験を元に、女性が幸福度高い人生を生きながら、キャリアやビジネスを構築できるように、また、これからの社会と未来を担う子供たちに対して、益々進むIT化・国際化にあった教育を提供したいと思い、人間行動学を使って創業したのが弊社、GSEコンサルティンググループです。創業まで、決して順風満帆ではありませんでした。しかし、その経験こそが、私のミッションの原型になったものです。

私が自分が手に入らなかった人生を手に入れるだけでなく、同じく叶わないと思い込んでいる女性たちに当社のプログラムの中での成果だけでなく、ここがきっかけとなって、「夢を生きる人生」にシフトできるよう一生ものの叡智をお渡ししていくことでことで、より深く、強い信頼関係で結ばれていることに感謝する日々です。当社がお手伝いするすべてのお客様が理想の人生を実現するため、時には共に悩み、考え、創りあげていく。その重みとありがたさを感じながら、お客様とともに歩ませていただきます。

「女性リーダー育成」「エグゼクティブコーチング」にオンラインサロン型サービスを加えた3本柱

当社では、科学的かつ再現性のあるコーチングメソッドを用い、幸福度の高い働き方とビジネス、自分らしい生き方を実現する支援を行います。現在は３つの事業を柱に、それぞれ特徴あるサービスをご提供しています。

その中核事業となっているのが「女性リーダー育成」。６カ月の集団研修で、特殊なコーチング手法を用い、女性としての生き方と、キャリアの追求、ビジネスの拡大や富の構築を同時に実現するエクササイズを行います。

２つめは「エグゼクティブコーチング」で、起業家・経営者などのエグゼクティブ層、アーティストなど、影響力を発揮したい方へのパーソナルコーチングサービスです。企業の業績やブランドを構築するカルチャーは人がつくり出すものですが、実はトップの意識に大きく影響されます。そこで、トップの真のミッションとビジョンを引き出し、事業と組織に活力を生み出す無意識領域の調整と行動計画におけるマインドセットを行います。

３つめの「ライフコーチングアカデミーＮＥＳＴ」はオンラインサロン型サービスです。エグゼクティブやリーダーシップと聞くと敬遠する方もいらっしゃいますが、当社のメソッドは潜在力を引き出すもので、どなたにも役立てていただけます。そこで、より身近な視点から、お子様と一緒に学べるような分かりやすい表現で、かつリーズナブルにお届けしています。週１回のライブ講義とセルフワークを、マイペースで進められるプログラムとなっています。

自己変革を通じたリーダーシップの開発によって、多様な価値観の中にシナジーを生み出し、世界中の人々を精神と経済の繁栄へ導きます。

「飛躍」にために欠かせない「経験」を乗り越えるサポートを

世の中には「売れるため」に「誰でもすぐに簡単に」という言葉も並びますが、当社が行っている自己開発・組織開発領域において「すぐに結果が出る」、「簡単」と思ったことはありません。また、これまで当社で行ってきた女性のエンパワーメントの活動も「自信をつけましょう」、「上を目指しましょう」などの単なる啓蒙活動ではありません。

人間行動学から「人は個人の中にしかない目的を実現するために創造されていて、そのありのままの存在そのもので愛されたい生き物である」ということがわかっています。これを誰しもがシンプルに実行できるといいのですが、それを社会という他者との関わりの中で実現する過程で「成長」や「進化」に必要な経験をするようになっています。

本人にとっては非常に開示しづらかったり社会的にもセンシティブで、誰にも言えない葛藤を抱えていることが多いのですが多くの場合、特に日本では、「精神科」や「心理学」の領域としてネガティブに扱われることが多く、開示できる環境がないために、本人も蓋をします。「成長」や「進化」には必要であるにもかかわらずです。科学で言うなら「プラスとマイナス」東洋思想で言うなら「陰陽」で成り立つはずの世界に多くの人は「陽」や「ポジティブ」、「プラス」ばかりに着目することで、逆に「陰」が深まってしまい、パワーを失っていることもあります。

しかし、「飛躍」のためには、それらは欠かせない要素なのです。こうした本人も気づいていないような隠れた課題を持っているクライアント様に躊躇なく飛び込んでいただけるようにハードルを下げるのは私たちの企業努力ですが、この無意識の力を乗り越えてもらうことにはプログラムへのご参加の決意から、その過程においてもクライアント様にも、私たちにも、非常にエネルギーのかかるプロセスでとても繊細な技術を要します。

本来、人は本当に成し遂げたいことへ向かう際に、そのハードルすら超えるという人の潜在性を開発する領域を扱っているのですが、当社のプログラムで無意識的にそれを察して、変わることを躊躇する方も多くおります。ここを如何にご納得いただき、お任せいただけるのかは今後も問い続ける課題です。安心してお任せいただけるように育成しているコーチや、スタッフ一人一人の在り方や生き方そのものが企業メッセージを体現できるよう、日々精進していこうとチームで頑張っております。

【会社概要】

社名：株式会社ＧＳＥコンサルティンググループ

本社所在地：福岡県福岡市中央区天神二丁目3番10号天神パインクレスト719号

代表取締役：北原万紀

事業内容：教育・学習支援業

HP：https://global-synergy.net/