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人の数だけ、物語がある

日本の美”もったいない精神”を端材に込める|大正6年創業の老舗材木屋が挑むSDGs:HAZAIⓇ project

著者: 岡崎製材株式会社

【木の復権】木に生かされているから、木を生かす。

岡崎製材株式会社(以下、岡崎製材)は、1917年(大正6年)、愛知県岡崎市で創業し100年以上の歴史を有する老舗材木屋だ。太平洋戦争下では、国の木材配給も担い、古くから建築や木材活用という点で国・地域と共に歩んできた。



創業100年を迎えた2017年、「木と共に100年、木を活かして200年」というスローガンを掲げ、日本の誇るべき”もったいない精神”を端材に込め新たな価値を創造する”HAZAI® project”(*1)を起ち上げる。家具や建材の製造過程で発生する木の端材は、経済合理性の観点からは廃棄するのが最も経済的と言われている。だが、それに逆行するチャレンジ:HAZAI® project起ち上げに至るストーリーをご紹介したい。

(*1)HAZAI®は、当社が取得した商標登録です

業界の課題解決と、業界の常識に立ち向かう

 「木の端材を捨てるのは簡単。でも、木を余すことなく活かすのが、本物のプロではないか?」


建材や家具の製造過程で発生する木の端材はひとつひとつ形が異なり、歪で、何か新しい商品に加工するには非常に手間がかかり不都合が多い。それが故に、一般的には、山から伐採された原木の約15%~20%は産業廃棄物として処理されると言われている。


岡崎製材も例外ではない。製材工場や素材工房(加工場)で出た端材は焼却炉で燃やしてしまうか(*2)、産業廃棄物として処分してしまうか、小売店の「端材コーナー」で芸なく販売する程度だった。もちろん、建築現場の消耗品や加工場の治具として端材を活用することはあったが、木の端材は廃棄するのにもコストはかかるが手間などを考慮すると最も経済的で、端材を「商品化」することはほとんどなかった。

(*2)現在は焼却炉は使用していない


しかし、2017年に創業100年を迎え、会社が歩んできたこれまでの歴史を振り返ると、大切なことに気づく。これまで「材木屋として、木と共に歩んできた100年だった」ということ。時代が大きく変化した今、さらに木を活かして次の100年を創造していくことが私たち材木屋の使命だということ。そんな時、私たちに何ができるだろうか。それが「日本の『もったいない精神』を大切にし、木を余すことなく徹底的に活かす」ということだった。


創業の歴史・木挽きの時代から卸売業、多角化戦略へ

岡崎製材は1917年(大正6年)、愛知県岡崎市で創業した老舗材木屋。創業当初は「八田材木店」という屋号でスタートを切った。創業時は山から切り出してきた原木(丸太)を人力で木挽きして販売していたという。太平洋戦争下では、国の木材配給も担い、国・地域にとってなくてはならない存在となっていた。1946年(昭和21年)に現社名「岡崎製材株式会社」となり、高度経済成長期の住宅需要に伴って新建材・サッシ・住宅設備の取扱いも始め、1990年代には住宅資材の卸売り総合企業に成長を遂げる。また、輸入建材等取り扱う商材の幅を広げながら時代の潮目を的確に捉え、地域と共に成長してきた。


さらに、1983年(昭和58年)には、国内でも珍しかったホームセンター「リビングセンターハンズ(現:リビングスタイルハウズ)」をオープン。地域のお客様に「家づくりの楽しさ」「最新の住宅設備」「木材の魅力」を見て触れて知ってもらうお店づくりに成功し、その後、リフォーム・不動産・家具店・東京三軒茶屋ショップ、EC事業など次々と多角化してきたのである。


日本一の木材保有量に成長。次なる一手に挑む

岡崎製材には、愛知県内に木材(無垢材・銘木材)の自社倉庫が8ヶ所あり、さらに岐阜や大阪の銘木協会など協力業者の倉庫でも木材を大切に管理している。そこで保管するテーブルや建材などで用いられる木材はなんと200樹種・5万点超!これは、全国No.1の保有量を誇る。材木業界では「何でも持っている材木屋」として名が通っているものの、一般には意外と知られていない。

卸売りに徹するも、自社には数々の宝が ――

岡崎製材は、設計事務所やゼネコン、ハウスメーカーや家具屋などへ「素材の卸売り」としてのポジションを長年貫いていた。つまり、下請けとして活躍する一方で、自社ブランド・自社商品というものを持っていなかった。



 木材は種類によってその特徴も大きく異なり、そのひとつひとつの性質に精通していなければならない。岡崎製材は「日本一アカデミックな材木屋」を目指し、木材のプロフェッショナルを育成してきたため、社内には「木のマイスター」とも言えるプロフェッショナルがたくさん活躍している。さらに、岡崎製材には、熟練の職人が技術を磨き、高いクオリティの商品を製造することができる。



 それにもかかわらず、自社ブランドが無い。規格商品を大量に生産し販売することもできるが、岡崎製材の魅力は、やはり「なんでも揃っている豊富なラインナップ」だ。これを最大限活かした何かを自社ブランドとしてスタートできないか。2000年代からイメージしていたものの、なかなか現実味を帯びていなかった。

業界の課題はなんだ?長年の課題「大量の産業廃棄物と莫大なコスト」

2008年、リーマン・ショックにより世界的な不景気に直面。岡崎製材も大きな打撃を受け、地域の建築業界にも暗い影を落とすこととなる。本業の卸売りの体制を立て直す中で、コスト削減でも売上アップでも良い。何かやれることはないか、試行錯誤が続いた。

そんな時に気づいた、コンテナに山積する「木の端材」の数々。これらの木の端材は産業廃棄物として廃棄されている。その量は膨大で、廃棄するだけでも莫大なコストがかかる。材木業界にとっては長年の課題であった。



 岡崎製材の端材の山には、屋久杉やウォールナット、チークや花梨といった、一点当たり数百万円もするような高級銘木の端材も含まれている。これらの端材は、小売店で販売することは可能だが、特別な付加価値は無く、あくまで端材でしかないため薄利。日々発生する端材の数の方が販売数よりも多い現実。このままでは何も変わらなかった。

端材活用が当たり前だった材木業界

しかし、岡崎製材は知っていた。建築や材木の世界では、日本の誇るべき文化:もったいない精神が古くから根付いていることを。製材した端材から木杭を作り建築現場で使ったり。木の端材からちょっとしたお盆を作って自宅で使ったり。木工職人が効率的に加工するためのちょっとした治具を作ったり。工場や建築現場の職人がちょっと腰を下ろすのに使う小さな椅子だってそうだ。日本人の生活に身近な存在だった木材は、端材であっても大切に再利用されている。「モノを大切にして最後まで使い尽くし、工夫して活用し生活を少しでも豊かにする」という、日本人の美しい伝統が、材木の世界には古くから生きていたのであった。

端材の商品化には大きな壁が ――

とは言え、サイズが小さく不揃いで加工しづらい端材は、廃棄コストがかかるとしても廃棄してしまうのが最も経済的。それもまた材木業界の常識であった。加工するということは、その分の人件費や機械稼働、消耗品コストが生じるため、端材を大量に加工して商品として販売するということはなかなか現実的ではなく、むしろ非合理な真実であった。



 しかし、木に生かされてきた材木屋として、その木を捨てるのではなく、新たな価値・命を吹き込んで木を余すことなく活かしきることが、本物のプロなのではないか。そう考え、2010年代から「端材を使った製品の商品化に向けて実験・試作を続け、いつか木の端材をブランド化・商品化する」という目標を持って、社員・職人が業務の合間を縫って試行錯誤を続ける日々がスタートした。

端材を主役とした新ブランド:HAZAI® project

 

all Japan・地域へのこだわり

 社員・職人の試行錯誤の結果、デザインや生産体制も概ね目処が立った。また、他社が販売しているような海外での大量生産品と明確な差別化を図るため、HAZAI® projectの生産体制は、全て国内、もったいない精神を共通言語とした"made in Japan"にこだわった。自社工場だけでは安定的な生産体制には限界があるため、地域の職人や木材加工を専門とする会社との協業体制まで確立。HAZAI® project起ち上げで取引がスタートした協力会社は10社以上になり、規模は小さいながらも地域のエコシステムも整った。

創業100年、新たなスローガンを掲げた挑戦

そして、2017年。創業100年を迎え「木と共に100年、木を活かし200年」というスローガンを掲げHAZAI® projectをリリース。岡崎製材が大切に管理して加工・販売する木材は、一点で何百万円もする価値の高い銘木。端材(切れ端)であっても、高級テーブル・家具と同品質の肌触り・質感。その価値は変わらない。



 「簡単に捨ててはプロではない、それを活かしてこそプロである」そんな材木屋の思いと、日本人としての誇り:もったいない精神を端材に込める。まだまだ使い道のある端材の廃棄処分を減らし、個性豊かな端材を無駄なく使って新たな価値を創造したい。そして、それらをより多くの人たちにお届けしたい。こうして、”HAZAI® project”は産声を上げたのである。

初年度は成功したが、実はその後 ――

初年度は、海外ホテル需要などの波に乗り、好調な滑り出し。社内でも「イケる」という、ほんのりとした手応えがあった。しかし、喜びも束の間。大型案件の受注もなくなってしまい、販売数は5分の1にまで落ち込んでしまう。



 また、首都圏を中心とした展示会などにも積極的に出展してプロモーションし、EC・小売りでも販売を強化するも、一部ではこんな冷ややかな声も聞かれた。

「端材なのに、なんでこんなに高いの?」

「木の切れ端に、どんな価値があるの?」

正直、ショックだった。私たち材木屋の純粋な思い・挑戦は、認められないものなのか。しかし、当時はSDGsというキーワードはまだ世間に浸透していない時代。そのような反応も無理はない。幾度となく悔しい思いをしてきたが、社員ひとりひとりが、HAZAI® projectのポリシーや自分たちの目指す世界に自信・誇りを持ち、純粋な思いを飾ることなく自分たちの言葉で根気強く思いを伝え続けた。



 しかし、実のところ、2年間は思うような成果を挙げることができなかった。そこで、藁にも縋る思いで、ある冒険にチャレンジすることとなる。

クラウドファンディングに挑戦し537%の大成功!潮目が変わる

2019年、岡崎製材がチャレンジしたのが、クラウドファンディング。当時、クラウドファンディングは新興サービスだったが、どうやら首都圏を中心に新サービスや新商品販売などで大きな成果を挙げている企業も増えてきたらしい。そういう時代だった。さらに、材木屋は高度なITとは正反対な「現場主義」ど真ん中のアナログ産業だ。社内では、クラウドファンディングに関して精通した社員は誰ひとりとしていなかった。

社員で創り上げるプロジェクト

しかし、HAZAI® projectは自信を持っているサービス。社会的意義も大きいと確信していた。そこで、「うまくいくかわからないが挑戦してみよう」と一念発起し、クラウドファンディング実施を決断。すぐにプロジェクトチームを結成し、手探りでできる限り入念な準備を重ねリリースすることとなった。今、そのページを読み返すと不完全に見えてしまうが、当時の直向きな思いが伝わる、あたたかさ感じる。



 いざスタートしてみると、すぐに目標金額をクリア。クラウドファンディング運営会社も、HAZAI® projectを応援・後押ししてくれ、メルマガや注目プロジェクトとして優先的に掲載してくれた。その後押しもあり、終わってみれば目標金額の537%を達成。結果として大成功を納めることができた。


これを機に、じわじわと認知度を高めていき、オーダーも増加傾向に転ずる。そして、時代はコロナ禍へ。そこからHAZAI® projectが大きく羽ばたくことになる。

SDGsの追い風と新型コロナウィルスの蔓延で世界が変わる。

今となってはSDGsというキーワードは広く浸透しスタンダードな考え方のひとつとなったが、当時はまだまだ理解が深まっていなかった。2020年から新型コロナウィルスが日本にも蔓延し、岡崎製材の事業環境も激変し苦しい状況が続いた。しかし、それは岡崎製材のような中小企業のみならず、大企業も試行錯誤を迫られていた。そんな時代に、一筋の光が差し込む。大手化粧品・健康食品メーカー:株式会社ファンケル(以下、ファンケル)とのタイアップである。



 岡崎製材は田舎の中小企業・材木屋。化粧品や健康食品の分野とはご縁はほとんどなく、ましてや大手企業であるファンケルとの接点はこれまで全くなかった。だが、新型コロナウィルスの蔓延により、ファンケルも大きな打撃を受け、その難局を乗り越えるために「化粧品・健康食品以外のカテゴリでパートナーと共に新商品を開発・販売しよう」という方針が打ち出されていた。そんな中で岡崎製材に辿り着き、2020年秋から、無垢の端材を活用した新商品開発・販売に向けたプロジェクトがスタートしたのだ。

渡りに船

クラウドファンディングで認知度がジワリと高まっていたHAZAI® projectをさらに飛躍させるための新たな一手を模索していた中で、自分たちの取組み・ポリシーに共感してくれるパートナー:ファンケルが現れたことは、本当に幸運であった。

ファンケルのポリシーと岡崎製材のポリシーの親和性も高く、プロジェクトは非常に順調に進む。ただ、ファンケルの商品に対する要求レベルもこれまで経験したことのない高さで試行錯誤が続いたが、自分たちの技術力を証明する良い機会になり、大企業のプロ意識も大いに刺激になった。



 2021年2月。第1弾となる共同開発商品をリリース。すると、数量限定で販売した商品が、販売から3日で完売するほど大好評。その後も順調に販売数は伸び、第1弾の共同開発・販売は完売し大成功を収めることとなった。


第1弾の成功を受け、継続的に共同開発が実現。これまで、ファンケルとのコラボレーション企画・商品開発は第4弾まで実施され、新たなパートナーシップの構築することができた。そして、その他、大手雑貨店や百貨店、商業施設からのHAZAI® project出展・出品依頼も相次ぐこととなる。

×


 さらに、2022年~2023年にかけて、名古屋フィギュアスケートフェスティバルのオフィシャルグッズ制作、プロ野球:中日ドラゴンズの選手と共に「折れたバット再活用ワークショップ」も開催。大手企業からも地元からも、そして業界の枠を超えたスポーツ界とも「端材を生かす活動」「もったいない精神」をベースとした取組みを実現してきた。



端材から様々な商品化が実現。アウトドアグッズやバットまで

 数年間、デザインや生産工程などを検討し規格商品として販売してきた商品は、主にカッティングボードや身長計が中心であった。これらは日常生活でもすぐに使えるため好評でギフトとしても愛されてきた。そんな中、社内では嬉しい変化が。それは「社員の意識の変化」である。これまで、端材はどちらかと言えば扱いづらく「再活用したいけど手間ばかりかかって商売にならない」というネガティブな捉え方をされてしまっていたが、HAZAI® projectの認知度が高まり評価されていくと共に、社員が「端材を使ってオモシロイこと・商品ができないだろうか?」と考える癖が身に付いてきたように感じる。

大物YouTuber・インフルエンサーご愛用アウトドアブランド


 アウトドアグッズやバット。アウトドア好きな社員が、端材から作ることに徹底的にこだわったアウトドアブランドを起ち上げ、今やYouTuberとコラボする人気商品にまで成長。野球好きの社員が「端材からバットを作りたい!」と思い立ち、自ら専門メーカーと交渉し実現。結婚祝いや出産祝いなど贈答用の「お祝いバット」として野球好きにはタマラナイ人気商品となっている。


【Re:gro wood work's】

https://regro-wood-works.com/


第5回あいちサービス大賞で「知事賞」を受賞

2017年からHAZAI® projectを起ち上げ、徐々に結果が出てきたが、大きな課題があった。それは、HAZAI® projectが社会的に有意義な活動であることは確かだが、それを定量的に評価したり可視化したりすることが難しいことだ。社内でも、HAZAI® projectの意義や価値をどのように「見える化」するのか、非常に頭を悩ませていた。

初のコンペに挑戦

そんな時に愛知県が主催する顕彰制度「あいちサービス大賞」の存在を知る。あいちサービス大賞は、「モノづくり県」と言われる愛知県に於いて、先進的なサービスを提供・実施している事業者を対象に優秀な事例を選考・表彰する制度のことである。まさに、岡崎製材の取組みが第三者から評価されるチャンスと考え、必要な資料・情報を取り纏めすぐに応募。見事、数十社の応募の中で、最優秀賞に相当する「知事賞」を受賞した。



 これまで、社員ひとりひとりがHAZAI® projectを中心とした取組みに誇りを持って歩んできた。木の端材も大切にしとことん生かす「もったいない精神」を、材木屋としてHAZAI® projectという形で実現してきたのだ。それが、第三者である愛知県から高く評価され、HAZAI® projectの社会的意義・価値の見える化ができた。これは、社員ひとりひとりが木を心から愛し、大切にして、自分の言葉で、HAZAI® projectの本質を語り続けてきた結果だ。


「木に生かされてきたから、木を生かす」という精神が企業風土として定着してきた。これを実践する社員たちが、岡崎製材の宝なのだ。

これからの岡崎製材、次の200年に向けて

「木と共に100年、木を生かして200年」というスローガンを掲げ、2017年にスタートしたHAZAI® projectは、2022年3月で累計販売数1万個を突破した。これまで「自社ブランド」商品がなかった岡崎製材にとって、大きな成果である。

 脱プラ、SDGsというキーワードに代表されるように、木の個性・価値を認める風潮が強くなってきた時代に、社内でも、木の端材をフル活用しようという機運も高まり、岡崎製材の”スタンダード”になりつつあると感じている。社員のアイディアで、また新たな商品やブランドが生まれることを大いに期待している。


HAZAI® projectは、岡崎製材の想いをカタチにしたブランドであり、これがゴールではない。まだまだ未来を創造していかなければならないのだ。


岡崎製材が存続・栄えていくには、材木業界そのものが繁栄しなければならない。全国の材木屋はライバルであると同時に、業界を牽引・支えていく仲間でもある。課題は山積みだが、業界の価値は何なのか、プロとして提供すべき価値は何なのか。本気で考え挑戦し続けた先に、持続可能な明るい光が見えてくると信じている。

岡崎製材の挑戦は、終わらない。


 材木の世界では古くから当たり前だった、端材活用。いつしか、端材は「扱いづらい」「手間ばかりかかって商品化はできない」「廃棄した方がラクで経済的だ」という厄介者扱いされてしまっていた。そこに敢えてメスを入れて「端材=HAZAI」を表に出すことで、日本人の誇るべき美しい”もったいない精神”に立ち返った新しい価値提案、端材活用の見直しに繋がっていくことを願っている。

×


会社名 岡崎製材株式会社

代表取締役 八田 欣也

所在地 愛知県岡崎市戸崎元町4番地1

会社HP:https://www.okazaki-seizai.co.jp/




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