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80代の著者さんもおられます。

時代を乗り越えて存続する会社をサポートする株式会社鶴と学び『茨城まごころオンラインマルシェ 』への取り組み

著者: 株式会社鶴と学び

茨城県内の中小企業、小規模事業者のための新型コロナウイルスの影響下における新たな販路として、クラウドファンディングにて『茨城まごころオンラインマルシェ』主催する株式会社鶴と学びが、7月17日(金)に目標金額50万円を達成しました。出店者は公募で募り、26店舗46商品が出品。引き続き、現在はネクストゴールを設け、プロジェクトは8月7日(金)まで支援を募っています。



新型コロナウイルスによる影響が続く状況で、マルシェという形でイベントを開催し、行う上では様々な困難がありました。

今回は、株式会社鶴と学び代表の吉村千鶴子さんに、オンラインマルシェ開催の経緯と運営について、また現在のような困難とも言える状況においての会社のあり方についてお話を伺っていきます。

新型コロナウイルスで会社の存在意義を問われ、一時は廃業も頭をよぎった4月

ーまずは、クラウドファンディングの目標達成おめでとうございます。早速ですが、なぜ『茨城まごころオンラインマルシェ』を主催しようと思ったのですか?

ありがとうございます。プロジェクトを応援、支援してくださったみなさまのおかげです。この場をお借りして改めてお礼を申し上げたいです。

まず、現在も会社と並行して活動を行なっていますが、もともと私は、経営コンサルタントとして個人事業で開業をしていて、茨城県内のスタートアップの中小企業、小規模事業者を中心に伴走経営コンサルをしていました。

そうしたなかで、ほとんどのみなさんが揃って立ち止まってしまうのが、開業後の資金の問題です。それまで時間をかけて作った商品やサービスでも、広告宣伝費に予算を割けない、営業活動の費用が不足し、販売場所を見つけることが困難な状況があるのが現状でした。

せっかく良い素材があって、魅力的な人物がいても、うまくPRができなければもったいないじゃないですか。個々の企業で難しいのであれば、その場を私が提供できないかと思ったのです。お客さまの声を直接聞けたり、テストマーケティングの場にもなるのではないかという考えもありました。それで、主催するには対外的なやりとりが増えるので、会社を作ることにしました。


ーではスタートアップの方々のテストマーケティングの場となるマルシェを開催するために会社を設立したと。

そうですね。決意してから2019年10月に設立しました。最初は、マルシェも東京で開催したいと思っていました。魅力度ランキング最下位の茨城県ではありますが(笑)、まだまだ知られていないだけで本当に素晴らしい人や資源がたくさんあるということを知ってもらいたかったし、東京で販売するという経験をスタートアップのうちに経験してほしいという想いがあったのです。

昨年、茨城から東京に通いつめて、本当に色々な店舗とお話をして、最終的に丸ビル4FのROUTE CAFE AND THINGSさまで今年開催する予定でした。でも新型コロナウイルスが来てしまった。


ー新型コロナウイルスでほとんどのイベントは中止になりましたね。

東京でマルシェを開催するために作った会社だったのですが、それ自体ができなくなり、

「え?マルシェがそもそもできない?」

という状況で4月は絶望していました。

実際、その時期は進んでいたお仕事もピタリと止まってしまい、個人事業では収入が0になったのですよ。個人事業と法人事業を2つ経営することが難しいので、株式会社は廃業すべきかと、実は悩んだ時期もありました。

でも、そのときに個人事業の経営コンサルティングで師事している先生の一人である中小企業診断士の方に言われたのです。

「今は話を聞くときだから、とにかくみなさんの話を聞きなさい。ニーズは直接聞かないとわからないから。」

その教え通りに、中小企業、小規模事業者の社長さんたちに世間話を混ぜてコンサルティングをしました。毎日zoomで、「どんな感じですか?」と1件1件、ご縁がある企業さんに無料でお話を伺って、コンサルをしました。

そこで、続けていくうちに企業の方々が状況に負けないように頑張ろうとしている姿を見聞きして、だんだんと、私の方が、「私がやることは今お話を聞いているような企業の方々のサポートをすることなんだ!」と気付かされ、「何としてもまずはマルシェを開催しないと!」という気持ちになりました。また、zoomも最初は無料のコンサルでしたが、粘り強く続けたことで、今新たなお仕事として実った案件もあります。

実店舗でできないのならオンラインでやって、私がマルシェをやっている姿がそのまま企業の方々にとって販促のロールモデルの一つにもなれば良いと思いました。

困難でも粘り強く、諦めない姿で企業を応援したい

ー開催までの経緯でとても悩まれたのですね。マルシェを開催してからはどのような活動と反響がありましたか?

マルシェスタートに合わせて、SNSでライブ配信を行ったり、新聞やラジオ、WEB記事、プレスリリースなどのメディアへの露出を増やしました。各メディアへは出店者の方をメインに出演していただきました。単なるネットショップ感覚のイベントではなく、あくまでもマルシェという形にこだわりました。例えば、ライブ配信であればオンライン上にリアルタイムで閲覧者から質問を受けることもできます。やはり中小企業、小規模事業者にとって消費者に自分で商品について伝えるという行動は必須な気がしています。消費者にとってもこの時代だからこそ、人の顔を見て、商品を買えることが安心にも繋がると思うのです。ライブ配信後はライブをご覧になった方が支援をしてくださったり、メッセージをくださったり、あたたかい反応がありました。

また、出店者がそれぞれのSNSでマーケティングを行うことで、反応もあり、開始21日目で目標の50万円を達成することができました。


ー最後に、『茨城まごころオンラインマルシェ 』の展望と、この記事をご覧の方々にメッセージをお願いします。

経営コンサルタントとしても活動している上で、このような形で私が色々と動くことで企業をサポートしているやり方は、決してかっこいいものではないかもしれません。

しかし、全国的、世界的に安定しない日々の中でも今大切なのは、何でもあきらめないことだと最近考えています。お仕事が進まなくなってしまった方、逆に心身ともに忙しくされている方、今は大変だと思います。

しかし、小さな一歩でも歩むことをあきらめないでほしい!

というメッセージを私の活動から感じてもらえたら嬉しいです。

引き続き、最後まで『茨城まごころオンラインマルシェ 』を頑張ります。

ーありがとうございました。


『茨城まごころオンラインマルシェ 』はクラウドファンディングプロジェクト終了日の8月7日まで、引き続き募集を募っています。今回新たに、ランディングページを作成しました。ランディングページではつるまなタウンという架空の街を舞台に、マルシェ出店者の方々の人柄や活動を知っていただくことを目的に、動画を掲載しています。生花店、マッサージ、ハーブティーサロン、農業、パン教室、小売、製造業、デザイン、コンサルティングなど様々なジャンルの出店者が掲載されていますので、ご興味のある方は下記URLからご覧ください。


参考:『茨城まごころオンラインマルシェ 』in つるまなタウン




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