介護施設運営会社が自社開発した連絡帳アプリ「Contact Book」によって一足早く実現する介護業界のDX化とは
本社(札幌市中央区)
株式会社NEXT INNOVATIONは北海道札幌市にて通所介護事業所、居宅介護支援事業所を運営しています。
私達は日々、利用者様に満足してもらうため精進しておりますが、より満足してもらうためには介助以外の業務も効率的にこなして行く必要があると考えております。事務作業などを軽減する事で、利用者様との時間が確保でき結果的に満足度向上に繋がるためです。
事務作業の効率化を図ろうとした時、1つの課題が浮かび上がりました。
それは、この業界における「ITリテラシーの低さ」です。このことは介護業界にとって大きな課題であります。現在、多くの業界が様々な方法で業務負担軽減を図っています。それに比べて介護業界においてはまだまだペーパーレス化が進んでおりません。毎日の介護記録や家族との連絡手段、施設から家族への通知をもっと便利に簡単に出来たら…。
そんな「あったらいいな」を叶えるために、現場の経験を活かして開発したアプリケーションが「Contact Book」です。
今回は「Contact Book」主な機能や開発秘話、こだわりポイントについてお話していきます。
テレビCM 左:紙の記録 右:「Contact Book」
私たちの事業「Contact Book」は主に連絡帳に特化したアプリで、スマホに打ち込んだ内容が自動で介護記録画面に転記されます。そのため、これまでPCで入力していた作業をスマホで完結することができ、同時接続も可能なため手が空いた職員が自分の担当する部分を同時に入力することができます。
①「Contact Book」創業の経緯
現在、介護保険制度が開始された当初よりも高齢化率や社会状況がとてつもないスピードで変化していく世の中になっています。利用者や利用者家族の生活様式も価値観も時代と共に変化していっているのに対し、長い間、介護事業者サイドの価値観や体制が変わらない事に疑問を感じていました。
従来のような通り一遍な介護サービスでは、これからの時代、様々な社会状況の変化に対応できません。そうなると、サービスの受け手の多様な生活形態に柔軟な対応ができる事業者数が減り、サービスを受ける方々の選択肢が極端に少ない未来が懸念されます。
これらの業界に対する疑問や課題を解決する為にサービスの受け手の立場に立った介護サービスを提供するという理念を持った会社を設立し、介護サービス提供を開始しました。
また、サービスの満足度を追及した介護サービスを提供して行く中で、介護業界のDX化の遅れによる非効率な業務負担や運営上の不便さを痛感していました。時代や利用者価値観に沿ったサービスを追及する上で介護業界のDX化による業務効率化とサービス上の便利さを確立することが必要不可欠であることに気が付きます。
そこで、弊社でも沢山の既存システムの導入検討を行いましたが、
結果、実際の介護現場で使い易いシステムは見つかりませんでした…。
途方にくれる中、これだけ探しても無いのなら自社で作ろう!と一念発起し、介護現場での使い易さに拘り、開発に丸一年かけて、介護業務ソリューションアプリ「Contact Book」を完成させました。この「Contact Book」をきっかけに介護現場のDX化促進と業務ソリューションを兼ね備えた業界インフラ確立と既存介護事業を通じて地域貢献と更なる社会貢献を目指します。
②開発のプロセス
デイサービスセンター ALLURE(弊社運営通所介護事業所)
弊社の代表が自社で運営している地域密着通所介護施設にて、以前から手書きの紙媒体でやり取りを行っている連絡帳のアプリは無い物かと探したところ、以外にも一社も見つからなかった事から存在しないのなら自社で開発できないか?と考え付いた事がきっかけでした。
そこで、代表自らが常に介護現場のスタッフが記録する際にどういった機能面や動作をすると記録に掛かる時間と労力を軽減ができ、尚且つ、紙媒体の連絡帳では叶わなかった遠方にお住いの利用者家族全員へ情報を届けることが出来るのか?を拘り、考え抜いてアプリの基本構造を考案しました。
この発案した基本構造を元にExcelやAdobe XDを駆使し、プロトタイプを作成し挙動の構想を明確なものにしていきました。
そして、このアプリの介護業界における必要性とリリース後のマーケティングやマネタイズ手法・事業の見込みをまとめ、顧問税理士よりご紹介いただいた金融機関の支店長や関係機関に対し、ピッチを行いました。
すると各所から、沢山の共感と賛同を賜り、事業をバックアップしたいとの申出がありました。さらに、この事業構想を事業化する為の資金調達手段として、事業再構築補助金の申請のご提案を受け、代表自らが申請書を一から作成し、申請すると見事、補助金採択が決まり、事業資金の確保もでき、構想からあっという間に事業化する運びとなりました。
③「Contact Book」開発スタート!
とにかく介護現場で誰もが使い易いよう使えるようにと構想したシステムは、思っているよりも複雑で難解な構造が必要でした。
もちろん、弊社のみの技術では到底開発そのものが難しく、オフショア開発として一部ベトナムに開発を依頼するも言語の壁にぶち当たります。片言の英語と日本語とExcelのマクロを施したプロト版で説明し、一部開発依頼、国内のハイブリット言語開発が特異なIT開発会社に一部を開発依頼を行いました。
結果的に、弊社と3社でWEBアプリケーション(管理画面)スマホアップリケ―ション(職員用)とスマホアプリケーション(家族用)の3つを制作し、全てをAPI連携し、介護業務ソリューションアプリ「Contact Book」を開発しました。
3社、3つのアプリを繋げるのが想定よりも一苦労…。
WEBアプリケーションとスマホアップリケ―ション(職員用)とスマホアプリケーション(家族用)の3つを違うプログラミング言語で制作し、スマホアプリに関しては、WEBアプリと連携しています。更にios/Android対応のハイブリッド言語での制作の為、想定している動作に対し、星の数程のバグが発生し、それらを一つ一つ潰す作業が半永久的に続いた時に完成は無理かもしれないと頭を過りました。
毎日朝方までのバグ発見・修正は、まさに地獄の様な日々でした。
星の数程のバグが発生し、それらを一つ一つ潰す作業が半永久的に続いた時には、本当に完成は無理かもしれないと思いましたが、諦めずにバグの修正を続け、想定の動作が出来る完成品を作り上げる事が出来ました。不可能かもしれないと言われたシステムが諦めずに続けた事で道が開け、頭の中にあったシステムが実際の目の前に完成し、それを実際に介護現場で使用されているのを見た時は、何とも言えない感動でした。
④気になるリリース後の反応とは
リリース後は、TVCMや展示会出展の効果もあり、介護業界の中でもITに敏感なITリテラシーが高い方々からのお問合せが多く、お申込みも増えて来ております。
展示会への出展時は、沢山の来場者にお立ち寄り頂き、実際に「こんなアプリが出来るのをずっと待っていました!」「すごく便利ですね!」「とても面白いですね!」「デモを使ってみたいです!」「社に持ち帰り複数事業所で導入検討します!」といった声を頂き、大反響でした。
これから、さらなる認知拡大を図っていくことで、導入施設が増え、業界のDX化が進むことを期待しております。
Care TEX札幌’23「Contact Book」出展ブース
⑤「Contact Book」にご興味を持って頂いた皆様へ
初期費用0円で、一施設 月額5,500円と大変分かりやすい料金プランです!
なんと言っても、多機能なのに価格はリーズナブルで導入ハードルも低くいことが一番。ユーザビリティに拘り、現場を知っている介護事業者が開発した使い易く、且つ多機能で導入のし易さは、業界トップクラスだと思います!
LINEが操作できる方は、絶対に使えます。
それでも使いこなせるか不安な方は、デモのご用意がありますので、ご遠慮なく、お申し付け下さい。即日、デモのご用意を致します。
デモをお使いになられてからご導入検討頂ければと思います。
一つでも多くの施設様でご利用頂き、一日でも早いDX化が図れることを願っております。
デモの希望、その他の問合せがございましたらこちらまでご連絡お待ちしております。
コーポレートサイト:https://nextinnovation-hp.com/
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