生活の木が考えるフレグランスとは、自然が作り出した香りをブレンドしてリデザインしたもの。オーセンティックな香りの裏側のストーリー
生活の木は、1976年より「自然」「健康」「楽しさ」のある生活を日本に提案し続けてきた、原宿・表参道生まれのライフスタイルカンパニーです。
創業以来、世界中の提携農園(パートナーファーム)から、厳選したハーブや精油・植物油といった自然の恵みを調達。その素材を生かし自社で商品開発・製造を行い、全国約100の直営店にて販売する他、メディカルハーブガーデンやアーユルヴェーダサロン、カルチャースクールなどを通じてハーブやアロマテラピーを普及させてきました。
近年は、心身ともに健康で美しくあるための Wellness&Well-being をコンセプトに、よりナチュラルで豊かなライフスタイルを提案しています。
【主な取り扱い商品】天然の植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を始めとしたアロマテラピー関連商品のほか、初めての方にも飲みやすいハーブティーやナチュラル素材を生かしたヘアケア・スキンケア用品など。コロナ禍には「嗅覚トレーニングセット」も話題に。
「生活の木が出す、次の香りは」。多くの方に、1年を通じて楽しんでいただける香りを
日本におけるアロマのパイオニアと称される生活の木。金木犀の香りシリーズ発売時、あるアイテムがSNSで大きな話題を呼んだこともあり、長きに渡りアロマを提案し続けてきた生活の木にとっても、近年はよりライトに楽しめる香りアイテムの需要の強さが感じられるようになりました。
そんな中、新たに打ち出される香りへの期待もあり、商品開発担当者の双肩にプレッシャーがのしかかっていました。
「生活の木が出す、次の香りは」
金木犀のほか、ジャスミンティーやミモザといったフローラル系が主役のフレグランスシリーズも展開してきましたが、それらは季節限定の香り。1年を通じて、いつでも気軽に楽しめるフレグランスもあるといいよね。そんな社内外の声を得て、新たに起案したのは、どんな方にも好きと言ってもらえる柑橘系の香り。実際、生活の木の販売実績を見ても柑橘系の精油が常に上位を占めています。
「新しい香りは、シトラスで行こう」
決め手は、より多くの方に、季節問わず手に取ってもらえるフレグランスであること。誰もがどこかで嗅いだことのある柑橘の香りは、アロマが初めての方にもお勧めしやすい。
また、日頃から香水は使っているが天然由来のやさしい香りを身に纏ってみたい方、強すぎる香りは苦手だけれど香りを楽しんでみたい、という方にもぜひ試していただきたい香りのシリーズが誕生することになりました。
数十種のブレンド候補から4種に絞り、オレンジフラワー(ネロリ)を主軸にコレクションを展開
今回の新フレグランスシリーズの主役は、オレンジフラワーの香り。
一般に「ネロリ」として知られるオレンジフラワーですが、なぜこの香りを主軸としたシリーズ展開を決めたのでしょうか。
「ネロリは、日本では橙(ダイダイ)の名で知られるビターオレンジの花から採れる精油(=オレンジフラワー)ですが、果皮からはビターオレンジ精油、枝葉から採れるものはプチグレイン精油、といったように各々別の香りとして位置づけられます。一つの植物からこれほど複数の香りが採れるものはなかなかありませんし、僕にとって非常にリスペクトに値する存在です。ネロリを主役にすることに迷いはありませんでした。が一方で、柑橘の中にはオレンジのようなフレッシュさ、ベルガモットのようなビターな魅力をもった様々な香りがあり、ひとつに絞り切れなかったのが正直なところ。そこで、他の柑橘系の香り展開も加えてコレクションと名づけることにしました」
「起案当初、調香した香りの候補は20種類以上ありました。そこから何度も試香を繰り返し、香りの持続性・調香のバランス・特徴を持ったブレンドになっているか、などの観点から厳選に厳選を重ねて、最終的に4種類のフレグランスに落ち着きました」
ずっと香りを嗅いでいると、匂いがわからなくなる事はありませんか?
「香りは、午前中にしか試しません。
僕が思うに、鼻だって疲れます。気分的な問題もあるかも知れませんが、午後は自分でも試さないし、他人にもプレゼンしません。そういう風に僕は嗅覚と付き合っています。
もちろん、完成したフレグランスを楽しむ分には、自分の好きな時にいつでも香っていいですよ」
フレグランス開発者が考える、香りとは
「僕は、単体のアロマ(例えばブレンドされていない、ラベンダーのシングル精油など)も、一つの料理のようだと思っています。自然の恵みそのまま、原料そのままの香りにも、様々な香り成分が複合的に含まれており、それだけでも一つの完成品、芸術品。自然が作った一種の香水のようなもの。
一方で生活の木が位置付けているフレグランスとは、自然が作り出した香りを、更にブレンドしてもう少し嗜好性をもたせデザインしたもの。使うシーンを想像して、より深みと奥行きを出しています。またブレンドされているからこそ、そこに調合されている各精油の揮発速度の違いにより、時間の経過と共に香りの移り変わりを楽しめるのも、単体の香りにはない魅力です。身にまといたくなる、様々な表情を持つ香り。それをフレグランスと考えています。」
「様々な香りに出逢うことは、人生を豊かにしてくれる。そう思っています。
例えば僕の実家は農業を営んでおり、幼い頃から日常的に切り花に触れる機会がありました。僕の思い出の中の香りは、朝露に濡れたシャクヤクの花。早朝、土の匂いを含んだ、朝露で湿ったシャクヤクを切っている風景とその時の香りが、今でも鮮烈に僕の記憶に残っています。
生活の木に入社してから、葉や花の香りにはシトラール、ゲラニオール、リモネン、といった香り成分が存在して複合的に香りを形成していることを知り、自分の中のぼんやりとした香りイメージの答え合わせするように、理解できるようになったんです」
目的に応じてブレンドするアロマテラピーとは少し異なる領域の、私たちが「フレグランス」と呼ぶその香りの世界は、移り行く季節の切なさ、儚さ、懐かしさ、何気ない日常の1シーンに光を差す喜び。そんな、感性にふわりと触れる繊細さがあります。
本物の素材を調達できる生活の木だからこそ叶う、リアリティのある香り。
シトラスコレクション、ぜひ多くの方に触れていただきたいフレグランスシリーズです。
2023.10.1 新発売 CITRUS COLLECTION - シトラスコレクション -
~アロマのプロフェッショナルが織りなすオーセンティックな香りの世界~
https://www.treeoflife.co.jp/campaign/authenticfragrance/
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