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本気で『占いの被害』を無くしたい!

著者: 株式会社 ダブルエム

占い業界が抱える課題を解決し、「占い師」を一般的な職業へ。


横浜関内にオープンした『占いの安全性と健全性を追求する占い館』

このストーリーでは、何故、こんな占い館を始めたのか?

占い業界が抱える問題を解決しようと立ち上がった運営者(朝倉美智子)と

その理想に賛同する占い師の横顔を紹介いたします。

占いの普遍的価値と役割

世の中が不安定になると、占いブームが起こるといわれています。

今、世界で起こる争いや分断が、私たちの生活にも不安な影を落としています。

誰もが将来の見通しを立てたいと願い、日々の選択と決断を迷いながら行っています。


占いそのものは歴史が古く、いつの時代にも、占いを必要とする人は存在します。

占いというサービスは、将来・未来に起こりうる事象を、想定・仮定した上で注意するべき行動などを選択肢の一つとして提案するものです。

現状に、未来に、漠然とした不安を持つ人に、心の平穏をもたらす事ができます。 



占い師という職業への偏見と業界の課題点

職業に貴賤は無いという言葉がありますが、占い師という職業は色眼鏡で見られることが多いです。占いという業種を、取引業種NGとする企業も存在します。

これは、占いをめぐるトラブルが多いことが原因だと考えられます。


占い師という資格は存在しません。

占い師には、医師や弁護士のような守秘義務はありません。

占い師の仕事は、利用客の悩みや秘密を聞き出す立場にあります。



利用客から聞き出した情報を自らの利益のために悪用する占い師が、存在します。

利用客は、誰が安全な占い師なのか見分けがつかないので、利用を控えます。

このため、占い師は利益のために数少ない利用客から多くの売上を上げようとします。





メンタルキープの一助となる

情報化社会における若者の心の葛藤

私は占い師ではありません。

1971年生まれの私は、今年52歳になります。

好景気の中で思春期を過ごし、その後の不景気で様々な葛藤を経験しました。


今の若い世代の人たちは不景気の中で成長し、何事にも利益を優先する大人たちを見て育ち、それに習っているようです。

情報化社会といわれる中で、誰を信用してよいのか分からず、悩み事を相談する相手がいないと答える人が増えているそうです。

近年、若い人の自殺が増えていることも、こうした世相を表しているといえます。


占いの安全性と健全性を追求するための取り組み

前述の通り、占いには存在意義があります。


誰の目から見ても、安全性と健全性を確保していることが前提であれば、占いというサービスは、今の世の中にこそ、必要なものだと考えます。

占い師に相談した内容が悪用されないために、利用客の個人情報保護対策を徹底することが、安全性の確保に必要です。


『占いの安全性と健全性を追求する占い館』では、占い師との間に秘密保持項目を含む業務委託契約を交わした上で、店舗において様々な物理的対策をしています。

当店で働く占い師は、自身の携帯電話を受付に預けるなどのルールを守って働きます。


こうしたルールの設定は、占い師の立場からは制約を感じることもあるようで、占い師の採用面談の場面で、反発を示す人もいました。



     ↑占い師の携帯電話をソフトケースに入れて、受付で預かります。



「占い師に随分ヒドイ印象をもっているようですが、素晴らしい仕事なんですよ!」

「占い師という仕事を、もっと尊重して下さい!」

店舗が設定するルールについて説明している最中に、こうした言葉を残して席を立つ人も何人かいました。

面談の席で、「この人は大丈夫」とか「この人は疑わしい」という判断はできません。

このため、当店では全ての占い師に対してルールを設定しているのです。


大切なのは、当店の取り組みを理解いただくこと

占いというものは、太古の昔から受け継がれる中で、様々な占術が誕生し、それぞれが独自の発展を遂げています。

手相・風水・四柱推命・算命学・タロットカード・オラクルカード・ダウジング…

それぞれが複数の流派に分かれ、占い師によって見解が分かれることも多いようです。


3月の開業から半年が経ちますが、これまでに100名近くの占い師と話をしています。

当店が最も大切にしているのは、占い師としての技量より、占いの安全性と健全性を追求する取り組みに理解をいただくことです。


利用客に対して「アナタ、このままでは不幸になりますよ」などと言って不安を煽り、サービスを延長させるとか、次回の予約をさせるとか、お守りと称した物品を販売するような話は、どんな占術にもあり得ることではないでしょうか。


スピリチュアルって何? どこからが霊感?

霊感商法に対する悪いイメージと、実際の占術による違い

占い師は、霊媒師ではありません。

占い師は、預言者ではありません。

占い師を、募集中です。


7月頃のことでした。

新しく登録された占い師の占術に「ドラゴンメッセージ」というものがありました。

当時在籍していた占い師の何名かから、「あれは霊感だからダメです」と言われたため本人に説明して、紹介文から「ドラゴンメッセージ」を削除しました。

別の日に面談した占い師は、「タロットカードだって霊感だ」というのです。


占いを信じていない私から見れば、この話は複雑なようで単純なことでした。

「霊感」という言葉に付いてくる「霊感商法」のイメージが悪いのであって、占術としての手法が問題なのではないと考えました。


例えば、ゲームセンターに行けば

「シューティングゲーム」も「コインゲーム」も「体感ゲーム」もあります。


占いというサービスが、安全性と健全性を確保している前提ならば、占術の違いは

ゲームの種類の違いと同じだと考えています。

利用客が、自分の好みの占いを選ぶことができるほうが、楽しいだろうと思います。



職業としての「占い師」を成り立たせる難しさ 

当店には現在、20名余りの占い師が在籍しています。

しかし、開業から半年が経過する間に、半数以上の占い師が入れ替わっています。


占い業界の問題点を改善しているのだから、集客は簡単だと思っていました。

オープニングキャストの占い師にも、そのように説明していました。

オープン当初から、SNS広告を中心に宣伝を続けていますが、結果が出ているとはいえません。


当店では、ルールを守って出勤する占い師に対して収入保証をしています。

それでも、接客による報酬がなくては、職業としての占い師は成り立ちません。

オープン当初に在籍していた占い師の半数以上は、ここで簡単に稼げると思っていたのでしょう。オープンから1カ月もすると、出勤する占い師は激減しました。


占い師の期待を背負って

在籍する占い師の人数は、オープン当初から変わっていません。

オープニングキャストとして登録し、今でも残っている占い師は6名です。

この方々は、当店の理想に賛同し、その実現を信じてくれています。


一人は、ご主人が定年を迎えて、今後の家計を支えることができればと言います。

一人は、ご自分の定年が近いので、それまでに当店の仕事が軌道に乗ればと言います。

一人は、本当に占いが好きで、いつの日か本業にすることができればと言います。


現在在籍してる占い師は、他に本業を持ち、週に1度だけ出勤する人がほとんどです。

今後、当店の宣伝が広く伝わり、占いというサービスが日常の娯楽として浸透する日を信じて、待ってくれているのです。


募集広告には、今も、月に数人の応募があります。

当店の理想に賛同し、占い業界の変革を望む占い師は少なくありません。


コロナ渦のリモートブームとオンライン決済の壁

占いは、1兆円産業といわれています。

その中で、電話占いが流行っているといわれています。

流行っているといわれる電話占いのシェアが、占い全体の2割だと考えると2,000億円です。弊社はこの市場を狙っています。Zoom占いは、明らかに電話占いより優れています。

当店の宣伝広告が影響しているかどうかは定かではありませんが、この夏から同業他社によるオンライン占い・Zoom占いという広告が増えています。


Zoomなどのリモート技術は、コロナ渦中に広く浸透したものです。

Zoomを利用した占いなんて、誰だってできると思われることでしょう。

実際、数年前にZoom占いを導入して、その後撤退した占い業者も存在します。


問題なのは、決済システムです。


国内の金融機関は全て、オンライン決済での占いは業種NGなのです。

このことは、実際に開業準備を始めてから知りました。

このため、他社では『ポイント制』や『チケット制』にしているようです。

利用客から見れば、使い切るかどうか分からないポイントやチケットを買わなければなりません。このことは支払いをめぐるトラブルに発展するケースが多いようです。



同業他社との差別化を実現

当店のZoom占いは、オンライン決済を実現しました。

利用客はネット通販と同じように、使う分だけ決済するシステムです。


当店のZoom占いは、店舗に出勤した占い師が動作制限のある店舗のパソコンを利用します。利用客にとっては、いつの間にか画面共有されるような心配がありません。



「自助・共助・公序」。メンタルケアにおける占いの位置付け

コロナパンデミックの最中に、当時の総理大臣は「自助・共助・公序」と言いました。

メンタルキープにおける「自助」は、読書や睡眠、瞑想などが当てはまるでしょう。

「共助」は家族や友人に相談することになるでしょうか。

「公序」は心療内科などで保険診療を受けることだろうと思います。


占いというサービスは、「共助」の部分を補うことができると考えています。

近年、相談相手がいないと答える人が増えていると前述しました。

どれだけ AI が進化しても、むしろ機械化が進めば進むほど、生身の人間の温かいサービスへのニーズは増えていくのではないでしょうか。


人生100年時代、「占い師」という職業の必要性

今後、我が国では高齢化社会が本格化し、高齢者の失業率が増加します。

占いというサービスが、誰の目から見ても安全性と健全性を確保していると認知されれば、「占い師」という職業は一般的な職種の一つとなります。


こうした前提の上で働く占い師は、生身の人間としての温かさで人々のメンタルキープに少なからず貢献します。

現在、当店に在籍している20名余りの占い師は、生き生きと働いています。


弊社の目指す占いの在り方に賛同する占い師は、確実に存在します。

利用客はオンライン占いで全国からアクセスできますが、占い師は店舗に出勤する必要があります。チャンスを求める占い師は、全国に存在するでしょう。

将来的には、全国展開を目指しております。




『占いの安全性と健全性を追求する占い館』

神奈川県横浜市中区羽衣町2-4-4 エバーズ第8関内ビル2階


個人情報保護対策を徹底した店舗での対面占い

店舗に設置した動作制限のあるPCでのZoom占い


利用料金:一律20分\3,300-

店舗HP :https://annetoken.com  

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