「どこをどう改修すれば暖かい家になるの?」お客様の悩みや不安を断熱診断による数値化・見える化で解消。国内最大級のコンテストで高評価を得た「命と健康を守る」北洲の断熱リノベーションとは
断熱性能の高い家づくりを追求している住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北洲(本社・宮城県富谷市、代表取締役社長・村上ひろみ)が手掛けるリノベーションブランド「北洲リノベーション」の取り組みが、リフォーム関連企業の全国組織が主催する国内最大級のコンテストで高い評価を受けました。
2023年11月15日に京王プラザホテル新宿(東京都)で開かれた表彰式では、北洲リフォームによる「建物を壊さずに実測する断熱診断システムを活用し、数値化と見える化を実現した断熱改修計画を提案する取り組み」に対し、建築分野に精通する審査員から高く評価するコメントが寄せられました。
このストーリーでは、住宅の状態を正確に把握し、暖かく快適な住まいに生まれ変わらせる北洲リノベーションの取り組みを紹介します。
「北洲の実践に敬意」「技術による社会課題解決力が素晴らしい」建築分野のエキスパートたちが賞賛
表彰式の様子
このたび北洲が受賞したのは、「ジェルコリフォームコンテスト2023」(主催・一般社団法人 日本住宅リフォーム産業協会)のビジネスモデル部門における「ジェルコ会長賞(新規性・独自性分野)」。
同コンテストは、リフォーム関連企業の全国組織である同協会(以下、ジェルコ)が年に一度開催しています。
表彰式には、各部門の審査員をはじめ国土交通省や経済産業省などから多くの関係者が出席。
北洲の取り組みについては、「光熱費や温度変化のBefore Afterシミュレーションを見える化して、メリットを分かりやすく提示できる。科学的な数値による建物評価により断熱リフォームを行っていることを高く評価した」との審査員講評が発表されました。
さらに、各審査員からも高く評価するコメント(引用はいずれも要約)をいただきました。
ビジネスモデル部門の審査員を務めた坂本雄三・東京大学名誉教授は、「断熱診断についてなかなかこれを実際のリフォームのビジネスに結び付けるのに苦労しているところが多い中、北洲はそれをしっかり実践できていて敬意を表したい」とたたえました。
同じく審査員の安達功・株式会社日経BP総合研究所フェローは、「今、脱炭素や省エネの対応に迫られているが、なかなか進まないのは相手に示さないから。それを見える化・数値化することを技術で解決している。こうした技術による社会課題解決力が素晴らしい」と評価しました。
建物の状況の正確な把握が最適なリノベーション提案には不可欠
断熱改修工事の様子
建築分野のエキスパートが高く評価した、見える化と数値化で断熱改修計画を進める取り組みとはどのようなものなのでしょうか。
まずは、北洲がこの取り組みを始めるに至った背景を見ていきましょう。
北洲ではリフォーム・リノベーション事業のコンセプトとして、「3つのお約束」を掲げています。
【3つのお約束】
・「命と健康を守る」リノベーション
・「数値で示す」真正直なリノベーション
・「あなただけの」暮らしリノベーション
リノベーションの対象となる既存住宅は、断熱の施工や劣化の状況、建物の特徴など、どれも一つひとつ異なります。
だからこそ、既存住宅の断熱改修には常に難しさが付きまといます。
さまざまな課題をクリアし、最適なリノベーションを実現するには、建物の状況を正確に把握することが必要不可欠です。
そこで北洲が注目したのが、JJJ断熱診断です。
JJJ断熱診断はJ建築システム(株)と東京大学生産研究所加藤研究室との共同研究により開発された、精密機器を用いて建物のリアルな断熱性能を実測診断するツール。
北洲はこの仕組みを2015年に導入しました。
決め手になったのは、それぞれの建物に最適なリノベーション方法を提案する上で、3つの大きなメリットがあるとの判断です。
【最適なリノベーション方法提案への3つのメリット】
① 既存の建物を壊さず実測によって性能を数値化し、診断員のスキルに左右されず客観的に建物評価ができる
② 既存図面と実際の施工に相違がある場合でも、実測することで現状の性能を正しく把握できる
③ 断熱改修後の効果(断熱性能・省エネ)の見える化が可能になる
こうして、実測したデータに基づき、改修が必要な部分に対して最適な提案を行う取り組みがスタートしました。
JJJ断熱診断は住まいの断熱性能を見える化・数値化。データをもとに光熱費のシミュレーションも
JJJ断熱診断を使った測定は、次のように行います。
まず、建物の図面と現地調査を踏まえ、外気温と室温の差が10℃以上ある条件の部屋を1カ所決定。環境温度計を設置して午前零時から同6時まで測定します。
温度計は無線で測定用パソコンに接続されており、測定プログラムでリアルタイムに熱貫流率が測定される仕組みです。
この測定データを集計し、平均の測定値を自動計算。
その結果をもとに、部位の測定値報告書と建物全体の評価をシートにまとめて報告しています。
こうして得られた実測データに加え、建物全体の外皮性能、一次エネルギー消費量、暖冷房シミュレーションも行い、プランニングの基礎データとしています。
JJJ断熱診断データをもとにプランニング・光熱費シミュレーションを作成
導入した当初は、昭和の時代に建てられた住宅がリフォームの対象となる場合が多く、それらは断熱性能を実測するまでもなく、目視するだけで無断熱と判断できました。
しかし、時間の経過とともに平成に入ってから新築された住宅が対象となることが増え、目視のみでは断熱性能を評価できないため、実測による性能評価の必要性が高まり現在に至っています。
実測に際しては、「日が当たりにくい北側に位置し、家具などの荷物が少なく、人が一晩立ち入らないようにできる居室」という条件を満たす必要があります。
そのため多くの場合、「まずは商談時にシミュレーションを行い、お客様が改修工事に備えて仮住まい先に移られた後の『着工前』と改修工事後の『お引渡し前』に実測する」のが一般的なパターンと言えます。
実測データに裏打ちされた“北洲ならでは”の断熱改修がお客様のさらなる信頼を呼び込む
ショールームで断熱改修についてお客様へ説明するスタッフ
導入から9年。
日々現場に立ち、お客様に接している北洲の社員たちは確かな手応えを感じています。
社員の一人は、それをこう表現します。
「JJJ断熱診断を活用して、まるで“レントゲン”のように断熱性能を見える化することで、『どの部分にどのくらい断熱補強をすれば良いか』を実測とシミュレーションデータなどの根拠に基づいてお客様にご提案できる。それがお客様にご安心・ご納得いただける何よりの効果です」
また、ある社員は現場での実感を語ります。
「教科書通りに家全体の断熱補強を提案するのではなく、実測データに基づいた“北洲ならでは”の断熱改修プランをご提案できることで、お客様の信頼を得られる重要な要素になっています」
そして何より、北洲がご提案したプランに基づいて断熱改修を実施したお客様の声が、社員たちの手応えを雄弁に裏付けてくれます。
リフォームを検討しているお客様の困りごととしてよく挙げられるのは、「どの部分に優先順位を置いて計画すべきかという目安がなく、断熱をどの範囲・どのレベルまで補強すれば良いか判断材料がない」といった声です。
実際、お客様に接する社員たちは、「どの部分が弱点となって住まいが寒いのか、よくわからない」、あるいは「住まいを暖かくすることがリフォームの目的だけど、水回りや間取り、インテリアなど他にもリフォームしたいところがあり、予算オーバーにならないか不安」といった切実な声を伺います。
既存住宅の断熱性能をシミュレーション・実測し、数値化・見える化して改修計画をご提案する取り組みは、こうした悩みや不安の解消につながっています。
お客様からは、「現状の断熱性能と提案された断熱性能が数値化され、“よく見える”ようになり、自分がリフォームでやりたかったことがバランスよく実現できた」と納得のコメントをいただいています。
あるお客様は、断熱改修が高額になるのではないかと見積の相談すらためらわれていたそうですが、実測とシミュレーションを行った結果、「既存の住まいは『ちょっとした断熱補強をするだけで大丈夫』と分かり、シミュレーション通りのプランで改修工事をしてもらった結果、とても暖かい住まいになって満足。なぜもっと早く相談しなかったのかと家族で話している」とコメントされました。
さらに、断熱改修は省エネにもつながります。お客様からは「冷暖房費用が抑えられることで、ランニングコストを低減できた」との声も寄せられています。
ある研究データでは、断熱に投資した費用の回収について、光熱費の削減を考慮した場合には29年、健康維持増進効果も併せて考慮した場合は16年で回収できることが示されています。昨今は電気代高騰の影響で、寒さを我慢し、暖房を節約しているご家庭もあると聞きます。断熱改修は、“我慢”や“お金の不安”を取り除き、健康的で豊かな日々をかたちづくるベースになると私たちは考えています。
真正直なリノベーションで既存住宅の性能向上の輪を広げ、一人一人の幸せ実現と脱炭素化に貢献したい
寒い住まいでの生活は、ヒートショックによる血圧の上昇などに伴う循環器系疾患のリスクを高めるほか、過活動膀胱や睡眠障害などの健康リスクにもつながりかねないことが指摘されています。
私たちが長い時間を過ごす住まいの暖かさは、まさに「命」と「健康」に直結しています。
当社がお客様に行った断熱改修後の健康面についてのアンケート結果
こうした日常生活に潜む健康リスクを軽減し、住まい手の「命と健康を守る」には、断熱性能の高い家づくりが重要です。
同時に、断熱性能の高い住まいは省エネ性能の向上にもつながり、日本や世界が目指す脱炭素社会の実現にも貢献します。
住宅の状況や特徴を正確に把握し、実測データに基づく改修プランを立てることは、住まいの断熱性能を向上させる上で鍵になります。
北洲が前述の「3つのお約束」に、「『数値で示す』真正直なリノベーション」を掲げている理由はここにあります。
現在、中古住宅の購入や実家のリノベーションへのニーズは徐々に高まっています。
お客様の「命と健康」を守り、お一人お一人の幸せの実現と脱炭素化に貢献するため、北洲は実測データに裏付けられた「真正直なリノベーション」をさらに普及させ、既存住宅の性能向上の輪を広げていきます。
築32年の戸建てを『断熱等級6』に大幅性能アップ(2024/2/20プレスリリース)
築32年の戸建てを『断熱等級6』に大幅性能アップ 暖かい暮らしを体感できるリノベーション展示場が完成
北洲リノベーション公式ホームページ
https://hokushurenovation.net/
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