リアルアバター制作サービス開始秘話 - 2019年今年やったこと
*これは2019年の12月に書いたものをSTORYに書き改めたものです。
リアルアバター 制作事業の立ち上げ。
https://www.real-avatar.com (PCブラウザで見てね)
今年はこれに掛かりきりました。
完(笑)
この記事は「xRArchiの皆がやったこと、やってること Advent Calendar 2019」の17日目です。https://adventar.org/calendars/4686
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昨年、2018年の12月にxRArchiの「フォトグラメトろう」スレッドでの会話に反応してもらえて無ければ、特筆するならば、龍 @lilealab さん @masanaga さん @でちでちさん 達との
こういった胸襟開いてもらった会話が無ければ、僕のこのリアルアバター 制作事業が立ち上げるタイミングは、おそらくもう少し遅かったと思う。
そして、そもそも、sabakichi @knshtyk さんとの、昨年12月初頭、イベントの終了後の、ビルの時間外用通路での本当にたまたまの出会いと会話のスパーク→飲み屋 が無ければ、そもそもxRArchiに、(前のめり気味になんなんだろうと知りたかったタイミングではあったけど)、そのメンバーに本当になったかどうかは不明だ。
しかし、気づいて、そこからの動きは早かった。
僕は基本的に英語で情報を取りに行くので、すぐにvladの記事に辿り着き、facebookでもvladの投稿を読み、RealityCaptureしかないと早々に確信。
スキャンをたくさんの人に提供するにはローコストしかない。そしてラズパイの先行事例を pi3dScanで学び、できた。他にもインスパイアされたものや人は、もちろんたくさんある。ここには書ききれないものは、またいずれかの機会に書こうと思う。
ーーー Background -------
アメリカに住むため、会社を設立し、L1 ビザ(Managers and Executives)を取ったた。その一連の準備や動きの中で、サンフランシスコ / シリコンバレーエリアに滞在していた。
Raspberry Pi は2014年のMaker Fair Bay Area で出会い、その年の夏は早々に、Arduinoを使ってのIoTワークショップを自身で開催した。
人物の3Dスキャン/3Dモデルができるというのは、おそらくうろ覚えだけど、2015年のMaker Fair Bay Areaあたりで知った。
2018年はUnityでアプリを作れるよう、スキル強化としてイベント会場でのシミュレーションとか Event simulation 作ってみてて、その頃手に入れた自身のリアルアバター も使い、そうか自分自身の3Dモデルを自由に動かすの、面白いなと。
でもそれが、"フォトグラメトリ"というキーワードやソフトと完全に繋がったのは、この2018年、12月だった。
空間のキャプチャにも興味は引き続き強い。でも事業の立ち上げは集中しないといけない。なので人物に絞った。
ーーーーー 事業って? ---------
事業を立ち上げる。今この言葉を使っているけど、それがどういうものか綺麗に説明的に書けるとは/書きたいとは、さほど自信はない。
なぜなら、ただ人が生きている様の、一つに過ぎないのだから。
しかしパッションを持ってる。
長く見てて欲しい。それだけ。
何回かやっている気がする。世の中になかったものを何か形にする。
もちろん、アイデアなんていろんな物からmashupされてできているから、ゼロからやった、とは僕は思わない。
でも、自分がいたことで、世の中に無かったものが確かに現れていて、アピールはしっかりするけど、それに気づいて利用してくれる人がいる。
インターネット世論調査、ライブ配信代行。そう、何個かやった気がする。
自分がやりたい領域、分野で。
やりたいな、ということでも、必ずしも100%納得することばっかりではない。グッと我慢して淡々としていよう、とメンタルコントロールすることも多い。そりゃそうだ。
でも、他のことで稼ぐくらいなら、これでお金をもらいたい。ミニマムな金額でも、これをやって何か意味あると思えるものをしっかりアウトプットを出していれば自分は満足。というものを事業にしてきた。
最初は自分が稼ぐのが精一杯。でもそれを続けていくと、自分に関わった人達も収入を得られるようになり、そして生活もしていけるようになっていく。人生の苦しい時期、難しい現場を一緒に立ち回った仲間も元気にやってる。
もちろん、奴らの努力なんだけど、これがなんというか、幸せな気分なんだよね。
リアルアバター 制作事業。本年、なんとか形を世の中に現したに過ぎない。
自分以外の人がこれに関連する分野で生活をしていけるよう、それはダイレクトに関われば雇用なんだけど、そんな言葉はともあれ、スキルを身につけそれを発揮して稼いでくれるようになって欲しいね。
そこまで、この事業も死んでしまわないように、続けて行くってこと。これも大変よね。拡げたいと思っての必要な動きも並行して始めている。細々したところからも手伝ってもらえそうな人も探してます。
ーーーー なぜここに行き着いてるのか ーーーーー
ライブ配信は、まさにイベントの生中継。ニコ生とかUstream配信とかをたくさんやった(今も引き続きリピートでお願いしてもらえるお客さんもいる)。
カメラやスイッチャーと呼ばれる映像機器、マイクやミキサーといった音声機材、そしてカメラ担当者や音声担当者、配信担当者が小さいユニットながらもチームを組んで、毎日現場現場を渡っていく。
目の前で起こっている面白いイベントを、そこに居ない人にもリアルタイムに届けることができる。面白いよね。万を超える人に伝える。時には1人のために伝える。
1998年春にボストンにいたんだけど、クリントン元大統領のスキャンダルが話題になってて、これ、インターネットで生中継したいな、将来はできるんだよね?とか思ったのが、ドラマティックじゃ無いけど、明確に覚えている原体験に近いかな。
2004年ごろ、何やりたいんだろうな、と思った時、ああ、やりたいのはライブ配信だなぁと思っていた。2008年- 2009年にかけUstreamをみつけて、コレだなと思った。
2010年からライブ配信代行サービス事業。東京中を走り回ったような気がしている。(毎日とかじゃなくて暇な時ももちろん多かったから大げさな感じもするけど、でも、うとうと仮眠してたら携帯電話で新しい案件の問い合わせで起こされ、タクシーに乗って、1日に複数の現場を移動・移動していた。。そう。3.11の大震災の日も2つ現場があった)
そして数年経ち、以前からそうだったんだ、このタイミングで行くよ、とアメリカに住むと言って向かったサンフランシスコでの、グリーンバックを使った動画スタジオ事業は、残念ながら力不足で、のっけから大失敗があり、立ち上がらなかったところで、さぁ次に何をやるか。
イベントの様子をビデオカメラで2次元にキャプチャし、リアルタイムで、それを遠く離れた人が2次元(スクリーンで見る)消費できるようにするのは、もう十分やった(それも面白い)。
でも次は、自分は、3次元空間をそのまま配信したい。
配信だけじゃなくて、そこでコミュニケーションとインタラクションが起こって欲しい。Altspaceもおお〜と思ってたけど、VRChatはやはり衝撃的だった。2018年の春に知った時は入り込まず、そのポテンシャルを理解できるくらい入ったのは、冬だったのがちょっと残念だが。
未来はわからないよね。これから先、誰と何と出会うんだろう。
今やっている技術だけでずっと行くわけでは無い。別の技術も使って行く。
ライブ配信は10年になった。今、SHOWROOMとか勢いあっていいね。
このリアルアバター制作、あるいは3次元空間配信、
VRとかARとか、
日々、一刻も早く早くと走ってるけど
やはり10年勝負だと思う。
---- xRArchi -----
リアルな3次元空間は建築関係者が作っていたんだ。じゃ、VRの3次元空間もそれはその人達と一緒にいるのがいい。
この確信は、遅かれ早かれ持てたとは思う。でもいち早く確信をもつキッカケになったのは、間違いなくxRArchiだと思う。その意味でxRArchiには感謝をしている。
xRArchiって?、あるいは、世の中に星の数ほどあるコミュニティって?、活動って何?あるの?
そんなものに答えられる人はいないのかもしれない。でもそれでいい。
discordで会話したことは事実で、そこで価値が産まれたのは事実なんだから。
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今年は年始の旅行から帰って来て以後、2月にiPad+深度カメラや、ターンテーブル利用、顔写真1枚から、などの3Dモデル作成を実験するが、これはまず360度から撮る形式はやっておくことが絶対必要と決定。
3月からAliexpressなども含め部品調達開始するが、4月から6月一杯まで、つくばに個人的な事情で居ざるを得ず、マンションのワンルームの一室3m x 3mの360度囲まれたスタンドとカメラの中で寝る、という状況で、最速を意識。
浅草の現在のハローオフィス を借りて、7月から浅草での営業開始。Nimbleな事業の立ち上げは、初期コストをかけずにやるのが絶対に大事(てか、そんなにお金無いしね)。
システム的に解決すべき問題が中々解決できないこともあり、焦りもあったが解決。
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ビジョン『世界中の誰とでも、いつでも、どこででも会える、まもなく来る未来へ』 https://note.com/happyocean/n/n5f322b181706
”どこででも” のためには、空間のキャプチャも必要。でも立ち上げるには集中しないといけない。空間はやはり量が多く時間がかかる。
そして、ライブ映像配信でカメラ複数台をスイッチングで切り替えスライド合成や別の動画クリップなど混ぜていたが、
基本的に、僕が目で捉え、遠くに伝えていたのは "人"の 動きや声 だった。
人は、xR(デジタル3次元)空間をも自由に闊歩して、その声・活動が物理空間では遠く離れた人とも交流されていって欲しいな。
今、僕が絶対の確信を持って、リアルアバター 制作をやれているのは、
もしかしたら、僕の人生には、決まっていたことなのかもしれない。
ーーーーー 後書き ーーーー
ところで、2004年ごろにリネージュ2と言うMMORPGにいわゆるネトゲ廃人になるぐらいハマって、その時に選んだキャラクターは、オールバックのキリッとした女の子だった。
それの発展形とは思わないんだけど、なんとなく、今、たまに美少女アバターでVR空間で動いた自分も、それはそれで面白く、我ながら微笑ましい。
了
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