土を使わない観葉植物でグリーンをもっと身近に。観葉植物D2Cブランド「&Green」の挑戦
サントリーフラワーズは「人と植物のまだ見ぬ物語をともにつくる」ことをビジョンに掲げ、新しい花・野菜を開発し、世界中のお客様に見たこともない植物と、植物との暮らしを提供しています。
2021年10月、観葉植物のD2Cブランドとして誕生した「&Green」。土のかわりに「パフカル」というスポンジ素材で育てる観葉植物により、簡単に、きれいに、自分に合った楽しみ方を実現することで、多くのお客様と植物との物語を紡いでいます。植物初心者や、過去に枯らせた経験があり苦手意識をお持ちの方も、気軽に楽しんでいただける商品を展開しています。
「&Greenは緑との新しいつながりを創るグリーンブランド。」機能的な手軽さだけではない、そのコンセプトに込められた想いを創業メンバーがお伝えしていきます。
&Greenで広がる、誰でも楽しめるグリーンライフ
サントリーフラワーズは、ガーデニング向けの花苗や家庭菜園向けの野菜苗など、ホームセンターでよく見かけるような、ガーデニング商材の開発・販売が主要事業です。ガーデニングは庭を持っていたり、プランターを並べることができるベランダがあったりと、そういった広い場所が必要なイメージがあるかと思います。弊社は「植物を通じて多くのお客様に潤いと感動を届けたい」という想いから&Greenを立ち上げたのですが、若年層や都心部に住んでいる方など、庭がない方にも植物の良さを知ってもらう機会を広げていきたいと考えたことも、&Greenを立ち上げた理由のひとつです。
私自身、この事業が立ち上がるタイミングで入社したのですが、以前は「観葉植物っていいな」とは思いつつも、置き場所もないし、ちょっと面倒そうだし、枯らしてしまいそうだしと手を出せずにいました。そういった同じような考えを持った方は、多いのではないかと思いましたし、実際に独自で行った調査でも上位の回答となっていました。そこで、だったら誰でも気軽に植物を手に取ってもらい、植物のある暮らしと、&Greenとつながることによって日々が豊かになるブランドをつくろう、ということでこの事業がスタートしました。
土が不要でお世話が簡単な新しい観葉植物
多くのお客様に植物の良さを知ってもらいたいという想いから、主要商品として開発したのは「土を使わない観葉植物」でした。
&Greenの植物はパフカルというスポンジ素材に根付いています。このパフカルは植物の生育に必要な水と空気を、パフカル全体に均一に保持することのできる特殊な構造となっています。そのため、底穴の開いていない、例えばグラスや空き容器など身近にある器に入れて、水を少し注ぐだけという簡単な手順で植物のある暮らしが楽しめるのです。
土で育てる観葉植物の場合、水やりのタイミングが分かりづらいため水のやり過ぎ、やり忘れが、枯らせてしまう原因の一つとなっています。&Greenの場合は器に注いだ水がすべて無くなったら水やりのタイミング、と目に見えて分かりやすく水やりによる失敗の心配がありません。
加えて土のようにバラバラとこぼれることもなく、もし汚れが気になっても植物が根付いた状態でパフカルごと流水で洗うことができるため衛生的です。衛生面が気になるキッチンやダイニングテーブル、ベッドルームなどさまざまなスペースで楽しんでいただけます。
また&Greenの主力商品は、パフカルに根付いた植物を3つセットにしているのですが、まるで切り花のように複数の植物を器に活けることも可能なのです。気分やスペースに合わせて、自分好みにアレンジして飾ることができます。
こうした、お世話が簡単、衛生的、自由にアレンジできるといった機能性を実現し、植物のある暮らしに憧れはありつつもハードルを感じていた方に、気軽に手に取ってもらえるような商品にすべく開発が進んでいきました。
弊社はお花や野菜の苗の商品開発、生産については実績があるものの、観葉植物、しかも土を使わずパフカルで育てる植物を商品としたEC販売は初めてです。そのため、まず植物の供給を安定させることに苦労しました。
植物は生きものですから、日々成長していきます。また品種によって成長スピード、パフカルとの相性も異なります。そういった理由から、商品の完成日の見通しが立ちづらく、またお客様の注文と在庫のバランスが取れず、植物が成長しスペックアウトになることもしばしば発生してしまいました。
そのような経験を経て、長く水耕栽培の観葉植物を取り扱っている委託生産者さんとともに、現場で自ら作業に加わりながら知見を深めていくことを実践しています。
一方で2023年からはWebマーケティング面での改善により、売り上げが拡大したことも影響し、現在では需要と供給のバランスがとれるよう進歩しています。
自然愛を深め、資源を守る植物育成
&Greenは植物を販売するだけではなく、環境や社会へ目を向けるきっかけになるブランドであるところも目指しています。
&Greenでは売り上げの一部を水環境を守る団体へ寄付させていただいています。また商品の生産時には、水やり用の水を一部循環させて再利用することで、土の栽培に比べ水の使用量が1/3程度に抑えられます。さらに、家での水やりも土の場合鉢の底穴から水が出るまで水やりする必要がありますが、&Greenの場合は少量の水をなくなったら足すだけです。
&Greenを楽しむことで植物がより好きになり、自然を大事に想う気持ちが膨らむかもしれません。限られた資源を大切に使いながら植物と暮らすことで、自然環境に想いを馳せるきっかけになればと考えています。
植物を起点にさまざまな「つながり」を生み出すコンテンツづくり
新しいつながりを創るグリーンブランドとして、お客様が&Greenを通してさまざまな人の想いや活動、暮らしを知り、つながりを感じて日々を豊かなものにしてほしいという願いがあります。そういった想いから、さまざまな人に取材させていただき、ご自身のことや植物や自然との関わり方などを伺い、発信しています。
取材させていただいた方は、モデルやデザイナー、建築家や会社員などさまざまですが、皆さん植物が好きで、その方なりの植物の楽しみ方を伺うことができました。改めて植物は誰にとっても心地よいものであるということを実感し、更により多くの方に植物との接点を創っていきたいと思っています。
新しいつながりという意味では、植物初心者の方に向けてより気軽に、楽しく&Greenで植物と出会ってほしいと考えています。そのため、商品設計やウェブサイトでの商品の選び方にもこだわりました。
ローンチ当初から販売している「Original Set」は、3つの植物をこちらでセットしているのですが、ただ単に見た目のバランスが良いセット、ということではなくそれぞれにテーマを持たせています。例えば「変わらない健康を願うIsaac」、「大切な人へ想いを込めたBecky」などです。商品にメッセージを乗せて、また名前を付けることで今の自分や贈る相手に合わせて選ぶことができ、より愛着を持って植物を育てていただけるよう設計しています。
また、自分の性格やライフスタイルに関する質問に答えて植物や商品を見つけられる、「Find My Green」という診断コンテンツも用意しました。詳しいことを知らなくても、直感的にライトに植物に出会えるようになっています。
植物との新しいつながりを創り、心地よい暮らしに寄り添い続ける
ご購入者のアンケートでは、「水だけで簡単」「清潔」という点を魅力に感じていただいている方が多く、狙い通り植物初心者や枯らせた経験がある方に対してハードルを下げられているのではないかと感じています。
より簡単に植物との暮らしを始めていただけるよう、現在は&GreenにぴったりなPotの販売を開始、また植物の種類や大きさのバリエーションも拡大して、おかげさまでブランドも成長しています。
2周年となる10/12には、運気が上がる観葉植物とメッセージカードのセット「Good Luck Greens Set」を発売しました。これを機に日常を豊かにするきっかけになることを願っています。
これからも&Greenはお客様の新しい緑とのつながりを創り、心地よい暮らしに寄り添う存在になることを目指していきます。
▼ECサイト
https://andgreen.direct.suntory.co.jp
▼「&Green」公式Instagram
https://www.instagram.com/andgreen.jp
▼Potも一緒に贈れる、ギフトセット
https://mall.line.me/sb/andgreen
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