通販・デリバリー・Youtube……コロナ禍でも「満腹と幸福」を全国へお届け！

「満福革命」

これは、「つけ麺専門店　三田製麺所」や「薄皮餃子専門　渋谷餃子」を運営する株式会社エムピーキッチン(以下、当社)の経営理念です。

身近な日常食を通じ、お客様のお腹と心を満たす会社を目指し、世界中の人に笑顔をつくり、幸福を届けていくことを、全従業員の使命とし、目の前のお客さま一人一人に真摯に向き合い、料理や接客といったサービスに日々情熱を注いでおります。

しかし、2020年春から続くコロナ禍により、外食産業は大変な苦境に立たされ続けてきました。

久々に繁華街を歩くと、そこかしこでシャッターの下りたテナントが目につき、逆風の苛烈さを窺い知ることができます。

当社も漏れなく、臨時休業や営業時間短縮を強いられ、特に3~5月にかけては大きく業績を落としてしまいました。

そして、実際の数字以上に我々にとって深刻な問題であったのは、世の中の在り方があまりに急激に変わってしまったことです。

あっさりと覆された飲食業の大前提

たとえば都心部の麺業態でいえば、ランチタイムには近隣のオフィスワーカーの方々が、短い昼休みの中で挙って行列を成し、店側はそれをいかに素早い提供でさばいていくかという、ある種のレースのような光景こそが、繁盛店の証とも言えました。

居酒屋やバーといった業態では、老若男女様々なお客様が密に集い、そこに美味しい料理とお酒、そして良い接客をもってして心地よい空間を提供することを信条としておりました。

我々飲食人が自信と誇りを持って取り組んできたこれらのサービスは、常に”人が面と向かって集まる”ことが大前提となっておりました。

しかし、このコロナ禍においてその前提は根底から覆されたのです。

今できることは？　改めて「満福革命」の理念と向き合う

世界が急激に変わっていくさなか、当社も指を咥えて見ているわけにはいきません。

いわゆる”Withコロナ時代”の飲食業の在り方を早急に考えなければならないという事態です。

外出自粛要請が全国的に発令されていた4月~5月にかけての状況ははっきり言って最悪でした。

”外食に来ていただくような取り組みをすること自体が憚られる”というのはこれまで経験したことの無いほどの困難と言えたでしょう。

皮肉にも、この状況が従来の飲食業の在り方を”諦める”きっかけになり、思い切った方向転換に踏み切る後押しとなりました。

「満福革命」とはすなわち、食を通じて、人々を笑顔にすることです。

その実現のためには、”お客様と面と向かってのサービス”以外にも様々な方法があることに気付きました。

”ステイホーム”という過ごし方が急速に広まる4月下旬。まず三田製麺所の公式Youtubeにて、プロの調理テクニックで自炊を応援する動画投稿を開始しました。

【三田製麺所】“おうちでできる”プロのラーメン・つけ麺テクニックの動画投稿開始！公式Youtubeにて “おうちでできる”をテーマに冷凍つけ麺や味玉、チャーシューの作り...

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飲食店側が、来店を促すのではなく、家で過ごすことを推奨する動画を公開したということに、疑問を感じられる方も多いと思います。

これは、外食に行くことが憚られる世の中で、「それでも来てください！」と謳うことは効果的でなく、それよりも「こんな状況でも食を通じて人々を笑顔にできないか」と考えての行動でした。

また、一般的に調理法などは飲食業界（特に麺業界）においては門外不出とされることが多い中での投稿であったためか、味玉やチャーシューの調理動画は非常に喜んでいただけたようで、早々に1万再生を突破し、夕方のニュース番組でも取り上げられるほどの反響がありました。

また、外出自粛要請が明けた中でも、店内での飲食に対する風当たりは強いままでしたが、そこに真っ向から抗うのではなくテイクアウトやUberEatsなどを介してのデリバリー等、店内飲食以外の販売形態を次々取り入れていくことで店舗としての、社としての生き残りを図るとともに、「満福革命」を新しい形式で実現していきました。

7月にはデリバリー専門のゴーストキッチン事業も渋谷エリアにて2ブランドOPENしております。

【ＭＰキッチン】店舗なし飲食店"ゴーストキッチン"事業を開始！

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