隠すのでなく、魅力を最大限に活かす「グロウアップコンシーラー」誕生秘話。「女性を輝かせたい」想いをカタチにしたブランドディレクターのこれまでの道のりとは
アンノーン株式会社は、「まだ知らない、価値を編む。」という企業理念のもと、長年、出版社で編集者をしていた代表の安達智晃が2018年に創業。独自の“編集思考”をベースに顧客の社会に求められる価値を創出しながら、コスメやD2Cアパレルブランド、出版事業を展開するプロデュースカンパニーです。
そんな2022年7月、「全国の女性を強く美しくする」を目標とし、メイクアップアーティストでありながら、ヘアスタイル、姿勢、似合うコーディネートなどトータルビューティーアドバイザーとして活動していた亜耶バネッサさんと出会い、その想いに感銘を受け、彼女をディレクターとしたブランド『BYTF(ビーワイティーエフ)』が誕生しました。
『BYTF』は、BE YOU TO THE FULLの頭文字に由来し、「あなたのままで最大限に」という意味が込められています。人と比べず、美の基準や正解をつくらず、自分の中にある美しさを見つけ、最大限に楽しんで生きていく人生を創造します。
そのブランド初アイテムに選んだのが、「コンシーラー」です。
では、なぜ数多くあるコスメの中からコンシーラーをつくろうと思ったのか。製品開発のこだわりや他社にはない魅力は何なのか。ブランドディレクターである亜耶バネッサさんの言葉とともに、「ビーワイティーエフ グロウアップ コンシーラー」誕生の裏側について振り返ります。
亜耶バネッサのメイク哲学。隠すのではなく、魅力を最大限に
「女性の多くはメイクに対して、クマやシミなど“ネガティブなものを隠すため”と考えています。何のために隠すのかもわからずに、何となくメイクをしているのが現状。本来、メイクとは“自分の魅力を最大限に発揮するためのツールのひとつ”にすぎないのです」
そう語るのは、多くの人に“女性としての美しさ”を指導してきた亜耶バネッサさん。
メイクには、クマやシミを隠すのも、チークやリップ、ポイントメイクなど、すべてに意味と役割があり、単なるメイクではなく、メイクのその先にある「どう見せたいか、どうなりたいか」を叶えるためのコスメじゃなければ意味がないといいます。
では、亜耶バネッサさんが、そう考えるに至った経緯は何だったのでしょうか。
多くの女性を勇気づけるインフルエンサーが「出産」と「コロナ」を経て気づいたこととは
現在、Instagramのフォロワーが13万人を超え、多くの女性から支持され続ける亜耶バネッサさん。きっかけは、「出産」と「コロナ」でした。
https://www.instagram.com/ayavanessa/
メイクアップアーティストとして、長年現場を経験し、メイクレッスンも好評。しかし、産後すぐのコロナ禍で、これまでのような対面でのメイクレッスンやセミナーがすべてキャンセルに。できることは、“SNSの発信だけ”だったといいます。
女性は他人との関係性の中で、自分の容姿にネガティブになりがちです。
たとえば、女性は妊娠・出産すると体型が変わり、体重が増えますが、バネッサさん自身も産後、「いつ痩せるの?」と周囲から言われた経験を持ち、疑問を感じたといいます。
また、メイクレッスンでよく耳にしていたのが、「目が小さいから嫌だ」「唇が薄いのが悩み」「シミやシワを隠したい」といった言葉……。“世間でいう美しさ”と自分を比べてしまって、自分のコンプレックスや嫌な部分はすぐに答えられるのに、良いところはなかなか見つけられない──そんな女性をたくさん見てきたそうです。どんな人にも、それぞれの美しさがあって、美しくない人なんて一人もいないのに、です。
このような女性の心理的背景に加え、コロナ禍で対面レッスンができなくなったことも重なり、亜耶バネッサさんは次のようなメッセージを込めて“発信”を始めていったのです。
- 美の基準なんてない! 美しくなる権利は誰にでもある
- メイクに正解もルールもない! メイクは楽しむもの
- 欠点に目を向けず、自分の良さを最大限に活かすこと
すると、「元気が出た」「一歩踏みだす勇気をもらった」「自分にもっと自信を持ちたい」など、バネッサさんの元に全国からたくさんの声が届いたのです。
今ではエンパワーメントの象徴とされるバネッサさんですが、その想いを体現するために生まれたのが、「BYTF(ビーワイティーエフ)」なのです。
グロウアップコンシーラー。ただ隠すのではなく、輝きを加える美の革新
コンシーラーが「シミやニキビ、クマなど気になる部分を隠すためのコスメ」であることは周知の事実。ですが、“なぜ隠すのか”までわかる人はそう多くありません。実は、そこに「コンシーラー」をつくった理由がありました。
たとえばコンシーラーを使って、
- クマを隠すことで、目力が出て目が輝いて見える
- シミを消すことで、肌がなめらかに見えてツヤが出る
- 赤みやくすみを消すことで、顔に立体感が生まれ小顔効果が得られる
このように、一概に“カバーする”といってもそれぞれに意味があり、コンシーラーひとつでベースメイクの仕上がりが変わってくるのです。
そこで、第一弾はコンシーラーにしました。しかも、単に“隠すだけ”ではなく、カバーしながら輝かせる「グロウアップコンシーラー」にしました。
立体感を与える濃淡2色のセットを、肌悩みに合わせた2種類用意
最初にこだわったのは「色」です。自分の肌に合わないコンシーラーは、変な色に浮き出てしまい、くすむ原因になります。
コンシーラーの色選びは難しく、実は、雑誌やメーカーなどが推奨する「クマにはオレンジ色のコンシーラーを使う」は、すべての人に当てはまるとは限りません。100人いれば100通りのクマのパターンがあるのです。シミも同様で、“どれぐらいの濃さ”で“範囲がどれくらいか”などにもよって、選ぶ色が変わってきます。
そこで「グロウアップコンシーラー」は、濃淡2色セットにしました。濃い色で気になる部分を補正(カバー)しながら、淡い色がハイライト効果になり、顔に立体感を与えてくれます。
コンシーラーにしては「濃い色が濃すぎるのでは?」と驚かれる人もいるかもしれませんが、女性は40代を超えると、今までなかったシミや、うっすらした肝斑(かんぱん)が出やすくなります。シミをカバーしながら血色感を出すための濃い色なので、どこまで濃くするべきか、色の調整に最後まで時間をかけました。素人目には違いがわからないほどの色サンプルを何度も試作品で出してもらい、検証を重ねてようやく完成したのです。
次に、肌の悩み別に分けて2種類にしました。
- 肌の赤みに悩んでいる人のための「バニラピンク」
- 肌のくすみに悩んでいる人のための「ヌードオレンジ」
一般的にも「黄みを感じる肌/赤みを感じる肌」で分けられたりしますが、クマや赤みの出方は人それぞれ違うため、「肌タイプ」と「どう見せたいか」によって選ぶポイントを変えました。
たとえば、イエベ(イエローベースの肌)の人でも「バニラピンク」をハイライトとして使えるようにしたり。一方、ブルベ(ブルーベースの肌)の人であっても、ナチュラルに見せたいなら「ヌードオレンジ」でキレイに仕上がるようにしました。自分がイエベかブルベか、どちらかわからない人でも選びやすいようにもしました。
『グロウアップコンシーラー』で実現する、若々しいツヤ肌。コンシーラー本来の欠点を克服
色が完成したら「テクスチャー」です。クマやシミをしっかりとカバーするには、固めのテクスチャーがベストですが、目元の乾燥に悩む40代以降の人や、乾燥肌の人であったもシワに入って寄れたりせずに、一日中、艶やかな肌を保てるような成分を模索しました。色だけ合っていてもテクスチャーが良くないと、時間とともに崩れ、パリパリになってしまうからです。
そこで、美容液などの原料メーカーさんに協力してもらいました。目元に使っても乾燥を感じずにハリが出るように「4Dヒアルロン酸」を配合しました。
- 高分子ヒアルロン酸Na──水分を保持して肌をやさしくバリア
- アセチルヒアルロン酸Na──肌表面の角質層に浸透し保湿力UP
- 3Dヒアルロン酸Na──バリア昨日が高く外的刺激から守る
- 加水分解ヒアルロン酸Na──皮脂に潤いを与え保湿を促す
これら4種のヒアルロン酸が肌表面から角質層まで潤いを与えながら、外的刺激からも守ってくれます。そのおかげで、コンシーラーの悩みである乾燥でカピカピになる、肌に馴染まない、寄れる・浮く問題を解消できました。
固めのテクスチャーでありながら、叩き込むほどにツヤが出てピタッと密着するので、一日中イキイキしたエイジレスな肌が実現できます。
発売記念POPUPが大成功。多くのお客様が「BYTF」ファンに
こうして、『BYTF』初のコスメ「ビーワイティーエフ グロウアップ コンシーラー」が完成し、2023年10月26日(木)に発売が決まりました。ローンチに合わせて、10月26日(木)~11月1日(水)までの1週間、コンシーラーを体験していただく目的で、渋谷スクランブルスクエアでのPOP UPの開催も決定しました。
スタッフ一同、商品には自信を持っていましたが、誰も知らないコスメブランドで、告知はバネッサさんのInstagramのみ。しかも、商品はコンシーラーだけです。どれくらいの人たちが来てくれるのか、不安とプレッシャーで落ち着かない日々を過ごしました。
発売日の10月26日(木)当日、そんな不安は一瞬で吹き飛びました。バネッサさんのファンをはじめ、全国から多くのお客様がPOP UP会場に足を運んでくれました。なかには、バネッサさんのことを知らない人もブースの前で足を止め、コンシーラーに興味を抱いてくれる人も大勢いらっしゃいました。
実際にコンシーラーを体験していただくため、2席のタッチアップスペースを設け、メイクアップアーティストや、色を見分けることのできるスタッフに協力をいただきました。多くのお客様にコンシーラーの良さを体感してもらい、感動していただくことができ、一同ほっとしました。
なかでも、80代のお客様をスタッフがタッチアップさせていただき、お顔が輝いてイキイキとした表情を見て、バネッサさんは「このコンシーラーをつくって良かった」と心から思えたと語っていました。
POPUPは大盛況に終わり、購入したお客様からの喜びの声が、DMやインスタのコメント欄にも届き、嬉しい気持ちでいっぱいです。一方で、オンラインで購入された方のなかには、「使い方が分からない」「色が合っているか分からない」「固くて塗りにくい」などといったご意見もいただいたので、今後の課題としては「グロウアップコンシーラー」のよりわかりやすい使い方の説明が必要だと感じています。
メイクは、過去の思い込みや何年も同じままのやり方など、自分のクセが出るものです。コンシーラーを“隠すもの”と捉えて、今までのような使い方だけにしてしまうと、この商品の100%の力を発揮することができません。
「グロウアップコンシーラー」は、クマやシミをカバーしながらも、なめらかな肌や立体感、透明感まで与え、その人の魅力を最大限に引き出す新たなコンシーラーです。ぜひ、体感してみてください。
また、来年早々には『BYTF』の第二弾として、メイクブラシセットの発売を予定しておりますので、楽しみにしていてください。
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