フランスの有名老舗薬草店「エルボリスリトリ」の精神を受け継ぐ。新たなコンセプトをもとにハーブや漢方でセルフメンテナンスを支えるドラッグストア フィトリートの誕生秘話
フィトプラニング合同会社(代表:梅屋香織)は渋谷区神宮前の「Dgs Phytreat ドラッグストア フィトリート」を運営し、ハーブティーの販売や個人のコンサルテーションによるパーソナルブレンド作成を行っています。既存の薬局・薬店にはない新たなコンセプトの薬店・ドラッグストアのサービスの提供と確立を目指して設立されました。
また独自のハーブ調合理論に関するセミナーや、コミュニティ運営も行っています。ウェルビーイングの視点から、ハーブを生かしていくべく事業展開をしております。
開業してまだ2年という新しいお店ではありますが、まずは開店に至るまでのストーリーをお伝えしたいと思います。
目の当たりにした、ハーブや精油などで日常的にセルフケアを行うフランスの文化
エルボリストリはフランスに伝統的に続く薬草店です。ハーブを材料とした製品を中心に取り扱い、相談に応じて植物で改善する方法を提案します。フランスでは不調を感じた時、それが緊急性のないものであればまず薬局やエルボリストリへ相談に行く方も少なくありません。
ドラッグストア フィトリートを立ち上げた薬剤師の梅屋香織は、フランスでハーブや精油などの植物由来のもので日常的にセルフケアを行う文化を目の当たりにし、パリ・パレロワイヤルのエルボリストリの門を叩きました。
同時期にパリ第五大学で植物療法専門講座を修了、それまでの薬剤師としての経験も合わせて実務に生かし、4年間エルボリストリで働きました。
ハーブが文化として定着している価値とは
おしゃれな街のイメージが何かと先行しているパリ。エルボリストリも日本での認知も広がりつつありますが、本場のエルボリストリでのお仕事は、おしゃれとは程遠い。
休むことなくお客様が来店し、毎日平均して50〜60人お客様のお話を聞き、ハーブや生活改善等のアドバイスをします。多国籍、多民族の方が暮らすパリで受ける相談の内容は、まさに多種多様です。文化や習慣の違いはあっても、「薬草で体をどうにか良くしたい」と考えるのは、人類が歴史の中で作ってきた、世界各国共通の文化です。
ハーブの専門店というだけでこんなに毎日フランス中、いや世界中からお客様がやってくるだろうか?ここではなによりも自身の「かかりつけ」として相談ができること。悩みや困った症状の解決策やそれにつながる糸口を見つけてもらえるということが、たくさんの方に頼りにされている理由なのだろうと感じます。
こんな風に、相談をして信頼のおける手段でセルフケアをすることができる。その文化が定着していることは非常に羨ましく思えました。
そんな文化を持つフランスの方々は、日常の中で小さな不調を感じた時に、病院に行くことが必ずしも第一選択ではない方も多いです。小さな不調だからこそ、見過ごさずに、我慢せずに「相談してみよう」とエルボリストリにいらっしゃいます。
日常にハーブというセルフケアができるツールがあること、そしてその相談ができる専門家がいること。これが健康増進・維持のために、ひいてはよりよく生きること(=well-being)にとても役に立っているのを目の当たりにしました。
当時取り扱う植物は400種類程あり、ハーブティーだけでなくサプリメントや精油、植物油、芳香蒸留水などさまざまな商品を取り揃えています。多くの情報や商品の中から素早くお客様に合った最良の選択を提案する、そのような実務に携わったことは大きな経験となりました。エルボリストリにような場を、単にそのスタイルだけでなく、その本質を備えた場所を日本に作るために開業に至りました。
今後の展望
ハーブティーを迷わず選択できるように可能な限りの商品案内と、オリジナルメソッドにより調合した新商品の開発で、お気に入りのブレンドが見つかるラインナップづくりに力を入れて参ります。
ハーブの質の良さと独自のブレンド理論で機能的にも感覚的にもご満足いただけるようなハーブティーを作ることに妥協は致しません。多くのお客様の日常の飲み物として愛される商品を展開していきたいと考えています。
また、2023年10月に立ち上げたオンラインコミュニティ「Phytreat for Wellbeing:ウェルビーイングのためのフィトリート」は、ハーブを"ウェルビーイングのためのひとつのツール"と位置付け、会員のみなさまと日々のウェルビーイングを意識しながらハーブのことも深めていくコミュニティです。
このオンラインコミュニティを通じて、個人だけでなく別のコミュニティ単位(学校・サークル・お店や企業など)と共同でできる活動を広げていきたいと考えています。コミュニティ内のコンテンツの充実を図る以外にも、イベントやキャンペーンの開催でハーブとたくさんの方が関わっていただけるような機会を作りたいと考えています。
さらに薬店であるドラッグストアフィトリートは、専門性をより高め、同業種や異業種のハーブ導入の拡大に向けて商品のプロデュースやコンサルティング業務にも注力して行く所存です。
ひいては日本の薬局や薬店が新たな付加価値を増し、これまで以上に頼りになる場所になることを目指しております。
会社概要
フィトプラニング合同会社
本社所在地:東京都渋谷区神宮前4-26-27
代表:梅屋香織
X(旧twitter):https://twitter.com/Dgsphytreat
Instagram:https://www.instagram.com/dgs.phytreat/
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