この街に、もっと、おいしいを。毎日食べたくなるダシ茹でスパゲッティの誕生秘話
名鉄ミライートは名鉄グループの飲食事業の中核会社として、中国料理店「名鉄菜館」や豚骨ラーメン「ラの壱」といったブランドを軸に、中部圏を中心に様々な飲食店舗を展開しています。
近年では新しい業態開発にチャレンジしており、その挑戦の一環として、ダシ茹でスパゲッティをメインとしたスパゲッティ業態「カフェニュージャポネ」を2023年10月に名古屋駅地下街サンロードにオープンしました。
本業態の開発責任者である企画開発部長の内山昭より、「ダシ茹でスパゲッティ」という今までになかった新しいスパゲッティの開発秘話に迫ります。
・駅地下街の中でパスタ専門店が少ないことに着目
名鉄ミライートは、2023年4月に名鉄グループ内のサービスエリア事業を営んでいた「名鉄レストラン」と「ラの壱」を中心に外食事業を営んでいた「メイフーズ」の2社が合併して出来た新しい会社です。
名鉄ミライートの1社体制となり、会社の売上及び利益を現状の2倍にすべく事業拡大を目指して様々な新ブランドの開発に取り組んで来ました。
そのような中で、親会社の名古屋鉄道から名古屋駅地下街サンロードの物件の紹介があり、出店するブランドを検討する中で商圏分析を行ったところ、名鉄名古屋駅直結の地下街でビジネス立地でありながら、週末は買い物客やレジャー客も訪れやすい立地でもあり幅広い客層にアプローチ出来る事と、パスタの店舗が周辺に少ない事から出店を検討しました。
・麺にダシの旨味を効かせたこだわりの「ダシ茹でスパゲッティ」
Q:ダシ茹でスパゲッティを思い付いたきっかけは?
A:20年ほど前にペペロンチーノを作っている最中にふと、麺に旨味を染み込ませたらもっと美味しくなるのではないかと思い、色々試す中でダシ茹でスパゲティ業態に辿り着きました。
Q:ダシ茹でスパゲッティの他にない特徴は?
A:今回のコンセプトを「ニューレトロ」としたので、つい味が濃くなりがちな「昭和のスパゲティ」を麺に旨味を含ませるダシ茹でにすることで、ソースに頼り過ぎない「舌疲れさせない味」に仕上げることが出来ました。
Q:味付けの詳細は?
A:もちろん、企業秘密です。
・全ての人に愛される”昔懐かしい”商品開発を意識
Q:カフェニュージャポネでは、20種類のスパゲッティを提供しているがどのように開発したのか?
A:コンセプト、周辺環境、何よりサンロード地下街を日常的に利用されている方々のニーズを読み取りながら、老若男女問わず愛される商品作りを心掛けました。
Q:特に力を入れたメニューはどれか?
A:3種類のナポリタン、その中でも特に注力したのは「焦がしナポリタン」。常々、世のナポリタンはケチャップありきでベトベトしていて「舌疲れする味」が多く、子供のころに洋食屋さんで食べたパリッとした香ばしいナポリタン、毎日でも食べたくなるナポリタンを目指して何度も試作を繰り返し、自宅でも作り倒し、到達したのはケチャップを使わない、でした。あの頃の記憶にあるナポリタンが再現出来たと思っています。
(ちなみにですが他の鉄板ナポリタン、大人のお子様ナポリタン二品にはケチャップが入っています)
・全世代に受け入れられやすい”レトロ喫茶”のインテリア
Q:メニュー開発で最も苦労した点は?
A:開発担当料理人、そして現場でオペレートするスタッフに、「正解」を伝えることですかね。ほぼ正解、というだけでは所謂チェーン店のそれと変わらない味になる。唯一無二になるためにはサービス含め全員が正解を理解しないと成立しないので、概念やこの立地にこのコンセプトで開業する意味などから落とし込みました。
Q:こだわりのポイントは?
A:ただのレトロ風喫茶店にならないように、インテリア設計者ととことん議論したので、料理やサービスもそうですが、空間、居心地、照明など、かなり細部までこだわっています。
Q:アルコールメニューへ力を入れたワケ
A:個人的に名駅近辺でたまにお酒を飲む機会があるのですが、いいお店は沢山ありますが立地がかなりばらけていて、好立地には当然のようにチェーン店が多く、いつもまあまあ歩かないといけない。地下街なので閉店時間は早いですが、悪天候も影響なく、名鉄や東山線改札にほど近いこの場所にワイン、日本酒、本格焼酎、カクテルとオールジャンルが楽しめ、ボトルキープも可能、14時から格安で飲み放題(土日祝は昼11時から)が楽しめるお店があれば、きっと喜んでくれる方も多いと考えました。
・今後も皆様に愛される店舗展開を予定
10月23日のグランドオープン後は非常に多くのお客様にお越し頂いております。平日はビジネスワーカーの方のランチに、休日はショッピングの合間のランチやカフェ利用など様々なシーンで利用頂いており、既に何度も足を運んで下さるお客様も多くいらっしゃいます。
夜もお酒を飲める場所として、仕事帰りのちょい飲みや2人~4人のちょっとした飲み会などで多くご利用頂き、お酒もおつまみも美味しいという嬉しいお言葉を頂けております。
地下街の隠れ家のような雰囲気で、大切な人との素敵なひと時をお過ごし頂けるような空間になっておりますので、ぜひ一度ご利用頂きたいと思います。
今後は、このダシ茹でスパゲッティをメインとしたフードコート向けの業態などを開発し、展開していく予定です。
【プロジェクト担当者プロフィール】
内山 昭(ウチヤマ アキラ) 株式会社名鉄ミライート営業本部企画開発部長
2022年11月より現職。新規出店・業態開発の責任者として数々の業種業態のプロデュースを担当。当店「カフェニュージャポネ」の企画責任者としてメニュー開発や内装設計のプロデュースから開業準備までを一貫して担当しています。
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