仕事紹介に留まらない、実現したいのはママ自身がわくわくする“キャリア育成”。当事者目線で作られた「ママアイ リ・キャリア」とは
2023年11月に立ち上げたばかりのママのリキャリアに特化した人材サービス「ママアイ リ・キャリア」は、子育てが手離れし始めたママに向けて、さまざまな契約形態の採用をワンストップで提供するサービスです。
「ママアイ リ・キャリア」はママにお仕事を紹介して終わりではありません。目指すのは本当の意味での「女性のキャリアアップ」。子育て以前のキャリアや、子育てや家事で培ったスキルをお仕事に活かしてステップアップを目指したり、「ママアイ リ・キャリア」によるリスキリング支援により新たなキャリアを歩んでいただいたりと、ママ自身がわくわくしながら、キャリアを育てていけるサポートを提供します。その先に、女性のキャリア向上と男女賃金格差の解消、ひいては女性活躍による日本経済の活性化を目指していきます。
今回は「ママアイ リ・キャリア」ができるまでの開発ストーリーと、私たちが考える「ママの可能性」をお伝えします。
誕生のきっかけはママたちの「キャリアの入り口の少なさ」
「ママアイ リ・キャリア」を提供する株式会社ユニークピース代表の池本博則は前職の株式会社マイナビでの20年間で、人材業界に深く関わる中で多くの経験を積み、同業界で数々の新規事業立ち上げを担当した“人”を起点とした挑戦者です。そんな池本がどのような課題感から「ママアイ リ・キャリア」を立ち上げたのか、聞いてみました。
池本---------------------
私たちが着目した課題はママたちの「キャリアの入り口の少なさ」です。
前職で所属していた部署では、女性の役職者やママ社員が多く在籍しており、女性のキャリア形成が当然の環境でした。しかし、ふと他部署や他社に目を向けた時に、そもそも女性の数が少ない環境が多く、経営層に近くなればなるほど女性の比率が下がっているのを目の当たりにしてきました。そしてこの女性を取り巻く職場の状況は社会課題として現されています。
日本における男女の賃金格差は、2022年までで21.3%の差となっており、年々縮小傾向にあるものの、依然として先進国平均の約2倍あるのが現状です。(※)
昨今、女性の労働参加は増えていますが、ママたちをはじめ「ライフイベントに合わせキャリアを止めた女性たち」が、再び働くための入り口はまだまだ少ないです。
このままではいけない。これまで働くことを諦めざるを得なかった女性たちに、自信を持って働いてもらいたい。
そしてそんな「もう一度、挑戦したい女性」は、働くことを諦めなければならない経験をしたママたちの中にたくさんいるのではないかと考え、ママのリキャリアに特化した人材サービス「ママアイ リ・キャリア」を考えました。
---------------------
ママたちを初め、「もう一度、挑戦したい女性」の方々に、もう一度輝くキャリアを目指してもらうサービスを提供したいという強い想いから「ママアイ リ・キャリア」は生まれました。
「ママが働く環境」の課題に対しママアイリ・キャリアがサポート
新型コロナの影響による後押しもあり、「在宅で働く」ことに対する社会の風潮や環境は急激に変わりました。会社から遠く離れた地にいても変わりなく働けることから、地方移住やワーケーションなども拡がっています。これらの変化は、「ママが働く環境」にとっても大きな変化でした。
家を長時間空けられずオフィスに出社できない、お迎えの時間がありフルタイムでは働けない…これまでママたちには働く上での多くの壁がありました。在宅で働くことが当たり前になった今、ママたちにとってもひとつの壁が無くなり、働くことに対しての可能性が拡がりました。
しかし、本質的な「キャリア」という点ではまだまだ多くの壁があります。子育て後のママに紹介される仕事の多くは事務やサポート、はたまたパートなど、「キャリアを高める」「自身の夢に向け成長していく」ための仕事は少なく、そこには社会の無意識が働いているように感じます。
限られた職種紹介になってしまう背景には、ママたちのそれまでの経験やスキルが加味されず、なぜかリセットされたかのような思い込みがあるのではないでしょうか。
子育てはもちろん、家事もそうですが、すべてが仕事復帰した際に大きな力として活かしていけるはずです。すでに「ママアイ リ・キャリア」を利用して就職し、就職先の企業で活躍しているママたちは、タイムコントロールに優れているのと合わせて、トラブルが発生した際の対応力、そしてプロジェクト全体をサポートする包容力など、様々な面で家庭で培ってきた力を存分に発揮しています。
このように、一度職場から離れて家事や育児に励んでいた期間に培った力と、それ以前に経験していたキャリアの能力は、すべて次のキャリアに活かすことができます。
キャリアは止まったら終わるものではなく、もう一度育てていくことができるものです。「ママアイ リ・キャリア」はそのサポートを提供しています。
開発の中心にあったのは「ママの当事者目線」
「ママアイ リ・キャリア」を利用してもらいたい方は“子育てが手離れし始めたママ”です。子どもが小学校4・5年生くらいになると、お留守番が安全にできたり、習い事への送迎が不要になったりと、ほんの少し手が離れてきます。
しかし、そのころにはキャリアのブランクが空いてしまったことへの不安を大きく抱えるママが多いのが現実です。離れた時間が経過すればするほど、仕事や社会に復帰することに不安が高まっていきますよね。
そこで「ママアイ リ・キャリア」では、お仕事の紹介だけでなく、リキャリアに向けたリスキリングやキャリアアップコンテンツを提供しています。では具体的にどのようなコンテンツが用意されているのでしょうか。
池本--------------------
キャリアカウンセリングはもちろん、今はママの不安度診断を測れるようなサービスも開発しており、少しでも不安を払拭できる取り組みを展開していきたいと考えています。
キャリアアップコンテンツには、パートナーとして株式会社ギブリーさんが提供するIT/エンジニアリングスキルを学ぶことの出来るHR TRACKでリスキリングの機会を提供していきます。
また、キャリアアップのみならず、都内のヨガ教室と提携して、心身共にキャリアに臨んでいただけるようなコンテンツを提供していくことの準備などを進めています。
実はこういったコンテンツ企画には当社で働く2人のママ社員と、実際に「ママアイ リ・キャリア」を通じてリキャリアしたママのみなさんの声が詰まっているんです。
長く空いてしまったブランクをカバーするにはどのような機会が必要なのか。キャリアをもう一度育てたい、キャリアは育てることができるとママたちに感じてもらうためにはどんなコンテンツがあると心強いかなど、自分たちが通った道だから見えるママ視点で「ママアイ リ・キャリア」を作り、これから提供する新たなサポートを考えています。
--------------------
より良いお仕事のご縁を紡ぎ、すべてのママと採用企業が互いに高めあう「ママアイ・キャリア」へ
最後に、仕事への一歩に悩まれているママのみなさん、そしてお仕事先となる企業のみなさんにメッセージをお願いします。
池本---------------------
これまでのママを取り巻く日本社会には、キャリアアップに挑戦するための入り口が限りなく少ないのが実情です。その入り口を各企業のみなさまが独自に構築するのも難しいと思います。
私たちが提供するのは、その入り口の意味合いが強いと思っています。そして新たな挑戦をママたちが出来るようになってきた時、そこから本当の意味でのキャリアアップにつながる道が生まれてくれたらと思っています。
「リキャリアしたママが会社の社長になった」そんな世の中が当たり前になるような、ママたちがキャリアを育てることを楽しみ、ステップアップを目指していけるような社会をつくっていきたいと考えています。
しかし、そのためにはママたちと企業のみなさまの力が必要です。今、働くことに対し不安を抱えているママのみなさんも、採用活動に取り組まれている企業のみなさまも、お互いを高め合うような、より良い職のご縁を紡ぐ場として「ママアイ リ・キャリア」へご相談いただけると幸いです。どうか応援の程よろしくお願いいたします。
--------------------
<株式会社ユニークピース 代表取締役社長 池本博則>
2003年、株式会社毎日コミュニケーションズ(現:株式会社マイナビ)に入社。10年以上に渡り、新卒採用支援を手がける。2016年に執行役員に就任し、既存事業の立て直しと新規事業の設立を担当。2017年に国内唯一の総合農業情報サイト「マイナビ農業」を立ち上げ、数多くの農業振興に携わることで、労働市場における社会課題に向き合う。
その後、農業におけるマッチングアプリ「農mers」や、一次産業総合求人サイト「マイナビ農林水産ジョブアス」といった新サービスを開発。
2023年6月、株式会社ユニークピースを創業。
<ママアイ リ・キャリア サービス概要>
子育てを手離れし始めたママの「働きたい」、「キャリアを高めたい」、「もう一度挑戦したい」、「稼ぎたい」といった希望を大切にしたい。 その想いから「ママアイ リ・キャリア」は誕生しました。 可能性はいくつになっても平等に誰にでも存在します。「キャリアをあきらめない」、「誰かが背中を押してくれる」そうした取り組みが当たり前になって欲しいと私たちは考えています。 「ママアイ リ・キャリア」は これからも長く続く人生において子育てを懸命に頑張ってきたママが、 この先の「自身」のキャリアを考えるはじめの一歩からその可能性に寄り添います。
・求職者向けサービスサイト:https://rc.mama-i.com/
・企業向けサービスサイト:https://rc.mama-i.com/business/
※:経済協力開発機構(OECD)
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ