働く環境を重視するカルチャーから誕生した女性の心身の不調に寄り添う福利厚生「Pホリ」。ー メンバーの声から制度が生まれる、全員が会社の顔として活躍する組織
ヴァンテージIT株式会社は、「ITを活用して多くのお客様に優位なポジショニングをとるためのお手伝いをしたい」というビジョンを掲げ、2011年に設立された会社です。
受託開発から自社アプリやWEBシステムの開発まで手がけるシステム開発事業からスタートし、現在はWEBマーケティング事業、メディア事業と、幅広く事業を展開しています。
社員の年齢は22〜28歳と若く、過半数が女性、そして、全員が新卒入社にも関わらず目まぐるしく成長を続けています。
近年、若者や女性の活躍は世の中の流行になったとはいえ、若いメンバー中心でこれだけの成果を上げ、皆が楽しそうに働いてる組織は少ないと自負しており、胸を張ってアピールできるポイントです。
上記で記載しているように、ヴァンテージIT株式会社の社員は過半数が女性で、女性比率がとても高い会社です。
女性比率が高い理由は、採用において、「働く環境を大切にしたい人」、「やりたいことを重視して仕事を選びたい人」を重視していることが一つの理由だと考えています。
美容とSNSが大好きな女性が集まる当社では、美容領域のマーケティングを得意としていて、そういった女性達が事業の中心となって活躍しています。
そんな働く環境を大切にしたい女性メンバー達の「生理痛が辛い」、「低用量ピルを飲まないと体調に影響が出てしまう」、「PMSで悩んでいる」という声から、2022年秋頃に、女性ならではの心と身体の不調に寄り添う生理休暇制度、低用量ピル費用を会社が全額負担する制度「Pホリ」が誕生しました。
2023年には、ピル服薬にかかる婦人科の診療・検査に関する会社からの補助、オフィストイレへの生理用品の設置等も追加され、アップデートされ続けながら、「Pホリ」は社内で欠かせない制度となっています。
今回はこの制度ができたきっかけや、きっとこれからも社員の声から色々な制度が生み出される会社の仕組みや大切にしていることについて、お話ししたいと思います。
働く中で直面する、生理にまつわる様々悩みに取り組む「Pホリ」
Pホリは、生理休暇の取りやすさ、有給休暇の取りやすさの推進のためにPeriod Holidayを略していつの間にかメンバーによって名付けられていました。
その後、低容量ピルの購入費用を会社が負担することを意味するPillのニュアンスが加わり、さらにはアップデートを重ね、診察や検査に係る費用を会社が負担すること、社内化粧室で生理用品を無償提供(誰でも自由に利用可能で、常にボックスに生理用品を常備、不足したら女性のみのチャットで購入依頼)」細かい気遣いが嬉しい包括的なPeriodへの配慮をした制度「Period Holistic」へ進化しています。(名称はずっとPホリですが)
こういった女性が働きやすい環境は、どれも女性メンバー達の声から生まれました。
もちろん、男性メンバーにとっても働きやすい環境を目指すための制度や、性別を問わない支援も豊富にあります。有給休暇に関しては、取得率が100%に近いため、ワークライフバランスが実現できている会社だと感じています。
Pホリは、皆で働きやすい環境を築くための象徴的な制度の一つであり、ワークライフバランスを実現させるための確かな要素の一つになっていると思います。
仕事の成果を出すために必要だと思った事を個々人が発信できる、ヴァンテージITのカルチャー
ヴァンテージITはベンチャー企業であり、「全員が会社の顔」を目指しながら、会社と各人の飛躍的な成長を目指して突き進む会社でもあります。
環境が良いが意味することは、決して緩いとか楽できるという意味ではありません。
むしろ、しっかり仕事と成果に向き合って頑張るために、そして各自のパフォーマンスを最大限に発見するために日々奮闘しています。
Pホリが誕生した経緯も、もっと時代に合わせた制度を作ってください、というニュアンスではなく、月単位、年単位で見たときに私達が最大限のパフォーマンスを発揮するために、あえて心身ともに不調な時に無理するよりも、休むときはしっかり休むことで私達はもっと力を発揮できますという提案に近いです。
一人一人がプロフェッショナルを目指し、会社を支えている自負があるからこそ意見が言えること、そんなカルチャーは今後も大切にしていきたいと思っています。
女性の割合が半数以上の会社だからこそ生まれた悩み。
女性メンバーが多いことによって生まれるメリットもたくさんありますが、その反面、女性が多い故、生まれてしまう悩みもあります。避けては通れない女性ならではの心と身体の不調について、異性である代表や社内のメンバーになかなか相談できず、無理をしてしまって仕事のパフォーマンスが下がってしまう女性メンバーが多いこともその一つでした。
生理による体調不良が引き起こす仕事のパフォーマンスの低下に関しては、本人からの申し出以外ではなかなか表面に出ることはないですし、制度が導入される前は生理痛やPMSが辛くても「あえて伝える内容ではないか…」と諦めてしまい、無理をして体調が万全ではない状態で出社しているメンバーも複数人いました。
女性にとって自然なことなのは分かっていても、「決して恥ずかしいことや悪いことではないが、なかなか口には出せない」と考える女性は日本全体で見ても多いように感じます。特に、一緒に働いている異性の上司や同僚には伝えづらかったり、その事実を伝える行為を恥ずかしく感じてしまう女性はまだまだ多いのではないでしょうか。
何気ない一言がきっかけで働きやすさが格段にアップ。
ある日のミーティング中、軽い雑談の中で女性社員がぽろっとこぼした
「あぁ、お腹痛い…」
「あ、大丈夫です!ただの生理痛なので気にしないでください…笑」
という声から
女性用の福利厚生支援制度(低用量ピル・検査や診察の費用を会社が負担する福利厚生支援制度)の導入が決まりました。
代表にも「ピルと診療・検査代を会社で負担する」という制度の導入を快く受け入れられ、その場にいたメンバーはもちろん、後日制度の発表を聞いたメンバーもいい意味で、皆衝撃を受けていました。
それは、上述した通り、自分達で仕事に真剣に向き合って考えた意見だと理解してもらえているからだと思っています。
制度ができたことによって、「我慢して仕事のパフォーマンスが下がってしまう」というメンバーが減ったことで、社内は以前より明るい雰囲気になったように思います。
生理休暇のことを「Pホリ」と呼んでいる理由も、これも「生理休暇」としてしまうと、なんとなく伝えづらいのではないかという女性社員の声から生まれた呼び方です。呼び方が違うだけで、取得しやすくなったとメンバー全員が喜んでいるので、細かいことではありますがこれも採用して良かったことの一つです。
全員が楽しく頑張れる環境を作るために
当社は全員で働きやすい環境を目指しているからこそ、メンバーや代表のちょっとした一言から生まれた制度が他にもたくさんあります。
当社のメンバーには、代表が会社勤めの時に感じた経験に基づく「やりたいことを選び、環境を間違えなければ、仕事は絶対に楽しい」という信念を持っていて、さらに、「勝つからこそ仕事は楽しい(やりたいことを仕事にしていても成果が出ないとカッコ悪い)」という共通認識があるので、これからも模索しながら制度をブラッシュアップしていけたらと考えています。
私達にとって大切なことは、既に存在している制度だけでなく、各メンバーがこの会社の欠かせない一員であるという自負を持って、これからもメンバーの声から制度が生まれていくこと。全社員が新卒入社である私達にとって、まだ誰も経験していないライフイベントがこれから増えていく度に、私達自身が課題に向き合い、考え、楽しく頑張れる制度を作っているカルチャーこそがヴァンテージITの強みであり、面白みです。
その時その時の状況や社会情勢に合わせて柔軟に考えて動いていける会社、全員が気持ちよく活躍できる会社、今回のテーマにおいては、「女性でも活躍できる職場」ではなく、「女性が活躍できる会社」を目指していこうと思っています。
【公式サイト】
【本件に関するお問い合わせ先】
https://vantageit.co.jp/contact/
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