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ウェブ会議を盛り上げたい!ツール開発に携わった学生インターンの思い

著者: カレイドソリューションズ株式会社

こんにちは、カレイドソリューションズ株式会社 学生インターンの越前屋です。


カレイドソリューションズは、ゲーム研修や講義型研修を開発・提供する会社です。8/3(火)に、当社の研修への知見を活かし、ウェブ会議やオンラインでの研修を活性化するツール「ウェブ会議のクスリ」をリリースしました。


https://www.kaleidosolutions.com/news/2020/08/002/kaigi_kusuri


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「ウェブ会議のクスリ」は、実はカレイドソリューションズの学生インターンメンバーが中心となって作り上げたツールです。


今回は「ウェブ会議のクスリ」開発秘話です。

開発中に得た、学生視点での学びや気づき、ノウハウをできる限り詰め込んでいきたいと思います。


そもそもなぜ「ウェブ会議のクスリ」をつくるのか


▼ゴールドラッシュのときに確実に儲けたのは…?


「カリフォルニアのゴールドラッシュの時に、いちばん確実に儲けたのは金を掘った人たちではなく、その連中にスコップやつるはしを売ったひとであった」という言葉をご存じでしょうか。

アメリカの有名ファンド・マネージャー、ピーター・リンチの言葉です。


私がこの言葉を知ったのは、「ウェブ会議のクスリ」の原案が出された会議での、当社代表高橋の発言からでした。

「ウェブ会議のクスリ」はまさに「つるはし」に該当します。

「オンライン研修が流行っているから、オンライン研修を作ろう!」という考え方は、「金採掘が流行っているから、金を掘ろう!」という立場と同じです。

当社が試みたのは、そうではなくて、「オンライン研修が流行っているのなら、そのサポートのためのツールを作ろう!」というアプローチでした。

そこで生まれたのが、オンライン研修やウェブ会議を活性化するための「ウェブ会議のクスリ」というわけです。


私はこの発案から、ビジネスでの根本的な考え方を学びました。

このようにして「ウェブ会議のクスリ」は、時流を読み、本当に必要とされているものを作る、という発想から生まれました。


※画像は開発中のものです

私たちが解決したかった問題


オンライン研修やウェブ会議に参加したことがあれば、「なんだか盛り上がりに欠ける」「リアクションをうまく伝えられない」と感じたことがあるかと思います。


これは、私たち学生にとっても身近な問題です。大学や大学院の授業が全面オンラインになり、ウェブ会議システムでも行われるようになりました。そこで生じたのが、「学生の発言が消えた…」というすこしショッキングな状況です。


実際の教室でアイコンタクトや細かな相槌や熱気で伝わっていたものが、画面を飛び越えられなくなり、さらにはオンラインでは回線や雑音等の問題から音声をミュートにしていることも相まって、学生からの自発的な発言は途絶えてしまいました。私自身、「わざわざミュートを解除してまで発言しづらいな…」と感じて控えてしまうことも多く、授業は活発な議論とは程遠くなってしまっているのが現実です。


私たちはこのようなオンライン会議・研修での問題を解決したいと考え、状況や感情を気軽に伝えられるツールを開発しました。


こんなふうにして、状況や感情を伝えます


リリースまでの苦労と学び


常にユーザー目線を持つことから生まれた工夫


「ウェブ会議のクスリ」はシンプルな15枚のカードセットです。

しかし、そこにはゲームや講義での研修を開発してきた当社ならではのノウハウが詰め込まれています。


まず、カードの文言は「Iメッセージ」に統一しています。「Iメッセージ」は文字通り「私は○○です」という伝え方のことです。対な概念に「Youメッセージ」があり、「あなたは●●です」となります。日本人は一般的に、相手を断定するYouメッセージを使うには心理的負荷が高いとされています。そこで、「ウェブ会議のクスリ」では、例えば「(あなたは)ミュートされています」ではなく「(私はあなたの声が)聞こえません」といった表現を採用し、ユーザーがより使用しやすいように設計しました。


次に、スマホでの使用を追加したことです。「ウェブ会議のクスリ」はカードセットですが、実はスマートフォンに表示させて使用できます。

もともとはカードとしてのみ提供する予定でしたが、開発中に「カードがない場合にはスマホで使えたら便利かも」と代表高橋から助言があり、カードデータをスマホで表示できるようにして配布することになりました。

ユーザー目線でよりよくすることを考えた結果、効果的なエイドが生まれた場面でした。


他にも「カード枚数が多すぎると咄嗟に出せないから何枚が適切か」「誰もが見やすい色の組み合わせ」「感情を伝えて会議を盛り上げるためのカード内容」「試用でわかった仮想背景溶け込み問題」「手に取りやすい角R加工」「自宅での使用に耐えるPP加工」など大小様々な数々の議論と工夫があり、その原点は常にユーザー目線で決定されていきました。

発案から完成に至るまでユーザー目線の徹底が印象的でした。


スマートフォンでの使用も可能です


ロジカルシンキングは見えないけれど必須だということ


15枚のカードを作るために、「ロジカルシンキング」が欠かせないことは、私にとって最も大きな学びでした。


学生メンバーで仮決定してフィードバックを受けた際、「抽象化・階層化・平仄合わせ」「グルーピングとそれぞれのラベリング」「so what」といった概念が登場し、カードの文言が次々にブラッシュアップされていきました。


ロジカルシンキングの研修を受けたことがある方は聞き覚えのある考え方ではないでしょうか。

私自身、研修会社でインターンをしていて、ロジカルシンキング研修の内容に触れることも多く、耳にしたことのある単語ではあったのですが、それらがすべて実務に生きることを身をもって知った経験でした。

逆をいえば、ロジカルシンキングなしには骨太なプロダクトは完成できないこともわかりました。


さいごに

「ウェブ会議のクスリ」の発案からリリースまで、数えきれない気づきや学びを得ました。ここに書いたのはその中でも学びの中でも特に印象的だった一部に過ぎません。


本ツールは、ロジカルコミュニケーションやロジカルシンキングといった様々な研修やゲーム研修を開発し、提供してきた当社が最後の最後まで質を高める努力を続けてリリースした、こだわりの「つるはしツール」になったと思っています。多くの方のもとに届いたらうれしく思います。


本ツールのお申込みはこちら

以下購入ページからご注文いただけます。

https://corec.jp/62acm3

「ウェブ会議のクスリ」を10個単位にてご選択ください。

請求方法のご相談や大量発注などについては、当社お問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。

お問い合わせ内容欄に「ウェブ会議のクスリ」と、ご相談内容をあわせて記入し送信してください。

https://www.kaleidosolutions.com/contact/


本ツールのプレスリリースは以下よりご覧いただけます。

https://www.kaleidosolutions.com/column_member/2020/08/001/kaigi_kusuri_hiwa

【会社概要】

商号:カレイドソリューションズ株式会社

代表者:代表取締役 高橋興史

所在地:〒160-0023東京都新宿区西新宿8-12-1ダイヤモンドビル5階

電話番号:03-6908-5245

ウェブ:https://www.kaleidosolutions.com/

設立:2008年3月

事業内容:研修講師未経験者でも高い参加者満足が得られる、ゲームを用いた研修内製化サービス

≪カレイドソリューションズ公式Facebookページ≫

http://www.facebook.com/kaleidosolutions/




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