二見興玉神社の境内にアートギャラリー「海風美術店」を出店。伊勢の神域から観光客や参拝者にアートを発信する意義とプロジェクトへの想い
東京都港区の「株式会社ウィズホワイト」は、イベントの企画・制作をしている会社です。
数多くのアーティストとイベントの企画・制作を通じて得た経験を基に、アートの若手日本人アーティストの可能性を感じ、2024年1月より伊勢市・二見興玉神社の境内に「海風美術店」をオープンしました。
なぜイベント制作の弊社がアート事業に乗り出したのか、そして本プロジェクトの進捗や今後の展望について、ご説明いたします。
流行に左右されない日本の美しさを表現したい、神域から発信するアート作品
伊勢市「二見興玉神社」には、大しめ縄で堅く結ばれた夫婦岩。御祭神は興玉大神こと猿田彦大神が鎮座されており、令和5年度の参拝者数は233万人と伊勢市でも人気の観光名所となります。この神域から「海風美術店」はスタートいたしました。
神社の鳥居をくぐり、日本人であれば誰もが感じる心穏やかな時間。凪のような気持ちの中で感じる日本人のアート作品。
流行に左右されない作品を感じていただきたく、神社という日本の文化の象徴的なこの地で、日本人のアート作品を発信したいと強く感じました。また、興玉大神こと猿田彦大神は道開きの神様です。若手日本人アーティストがこの地から作品を発信する事が、美術店を営む意義だと感じています。
より多くの方に知ってもらうために、アーティスト活動を参拝者や観光客へ発信
若手作家の課題として知名度や認知度を上げることが必要だと考えております。近年、SNSの普及によりアーティスト自身が作品などを発信できる環境が整いました。とても効率の良い方法ですが、情報が多すぎるが故にうまく成果を上げる事が難しい側面もございます。ロケーションが印象的な場所やその背景など、作品とともに、より沢山の方が興味を持ち発信しやすい環境が必要だと考えます。
"来て楽しい、見て美しい"神社の境内を生かしたお店「海風美術店」、日本のアートに興味を持って頂ける体験
観光客や参拝者にお店を知ってもらい、楽しんでもらう。この場に作品があり、対話をすることにより様々な可能性の広がりを感じています。きて楽しい、みて美しい。
実際に目で見てアートを感じた時の感動をどのように伝える事ができるのか。
「海風美術店」にご来店いただくお客様の9割以上が参拝者・観光客です。アートに興味がある方に向けて店づくりや集客を行うのが通例かと思いますが、当店では、アートにまだ興味がない方にも広く知って感じていただきたく、神社の境内という立地を生かして参拝者・観光客に向けて運営しております。
お店の目の前には「二見浦」その美しさも表現したく風景窓を設けており、また店内で「伊勢」を感じられるカフェも併設いたしました。
「海風美術店」での体験から日本のアートに興味を持っていただきたく、これからも挑戦し続けます。
"普段アートに触れない方にも見て欲しい"、多くの方に知って頂く為の様々な取り組み
素晴らしい作品と若手アーティスト。まずは数多くの方に個展や常設展を通じて知っていただきたく、取り組んでおります。
2024年1月に「川上椰乃子展 / 旅の途中」から始まり、2024年6月29日~7月28日までの会期で「佳詩 古山結 /Yui Furuyama」の個展を開催しております。
絵画などの他に、お土産品となるアート作品を制作しております。現代の浮世絵プロジェクトとして、まずは二見興玉神社をテーマに浮世絵の制作がスタート。絵師・彫師・摺師と分業制だった当時の浮世絵を現代に。一点一点、人の手作業でつくられた作品もまもなく販売を開始いたします。
短冊状の猿田彦大神や龍神様の木版画や木版画の封筒なども予定しております。
カフェスペースでは、伊勢を感じることのできるメニューをテーマに、丁寧に一杯ずつハンドドリップで淹れる伊勢緑茶や伊勢緑茶ラテ。二見興玉神社にちなんで、かえるクッキーや、かえる最中、伊勢緑茶あんバターパンなど。
参拝者・観光客、地元の方々にも喜んでいただけるようなメニューづくりを心がけております。シンプルに美味しいものを提供する。そのような楽しみもご用意しております。
参拝者や地元の方々から喜びの声、伊勢と二見興玉神社の美しさを伝える取り組み
伊勢や二見興玉神社に惹かれ、その美しさを伝えたく設けた風景窓も参拝者や観光客に喜ばれております。
風景窓に伊勢茶を置いて写真を撮る方、顔を出して撮る方など様々です。
日々変わる天候、時間帯によっても表情を変える二見浦の海。風景窓は真東向きに設けており、朝焼けや夕焼け、陽の高さによって海の色も変わります。
また神事や祭典の映像を撮り続けております。
夫婦岩の大しめ縄の張替えや夏至祭など、なかなか見ることのできない情景を映像に残しており、その映像をプロジェクターで壁一面に投影しています。
このような取り組みが参拝者や伊勢の地元の方々に喜ばれていると実感しております。
今後の活動予定:新しいコミュニティ形成と日本文化の活性化を目指して
2024年1月の「川上椰乃子展 / 旅の途中」では、絵画をはじめて購入された方や外国人観光客など、様々なお客様にご購入いただきました。
今後、参拝者や観光客、アートファンを意識しながらも、アーティストの活動がより良いものになるように意思疎通を図りながら店舗運営をいたします。
若手日本人アーティストと作品、二見興玉神社と参拝者、そして伊勢。「海風美術店」を通じて新しいコミュニティの形成と活性化を目指して参ります。
現在、2024年6月29日~7月28日までの会期で、個展「佳詩 古山結 /Yui Furuyama」を開催。
8月には菊池玲生展(仮称)も予定しております。
今秋より浮世絵の販売も開始予定となっており、順次、お土産品となるアート作品の販売も開始します。
アートと二見興玉神社を通じて、日本文化の活性化を視野に入れております。これからの動向にぜひご注目ください。
海風美術店 SNS
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