楽天モバイルの法人向けプランが解決する”スマホを持てない子どもたち”の課題

　情報社会となった現代、スマートフォンは生活インフラの一つになっています。そんな中、スマホを自由に持つことが難しい子どもたちがいることをご存じでしょうか。本日は、楽天モバイルの法人向けサービスで行っている、児童福祉施設に入所している子どもたちの自由なスマホ利用を支援する取り組みをご紹介します。

楽天モバイル法人ネットワーク事業統括部　モバイル法人営業1課　吉田

ー子どもたちにとってもスマホは必需品の現代

　ファーストスマホの低年齢化が進む今、子どもたちにとってもスマホは生活の必需品です。しかし、児童福祉施設にいる子どもたちのスマホ所持率は、全体の平均に比べて低いという現状がありました。実際に高校生全体のスマホ所持率が98%であるのに対し、施設入所者のスマホ所持率は7割以下に留まっています（※図1）。その背景には、携帯契約の名義人になってくれる保護者（両親）がいない・経済的に余裕がないといった、施設に入所している子どもたち特有の課題があります。

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亀山学園（香川県）：

ー個人契約ではなく施設との”法人契約”によりスムーズな契約を実現

　香川県にある児童養護施設「亀山学園」では、施設にいる子どもたちに他の同級生と同様にスマホを持たせたいと考えていました。しかし、契約時に保護者の同意が必要となることがネックとなり、様々な家庭環境の子どもがいる中でなかなか契約が進まなかったと言います。そこで担当者がたどり着いたのが法人携帯の契約でした。法人契約であれば、施設の名義で一括で契約ができるため、保護者の同意を得ることなくすべての子どもたちに平等にスマホを持たせることができます。

　契約時に煩雑な書類のやり取りが少なかったことも施設にとっては大きなポイントだったとのことです。契約後も子どもの成長に合わせたプランの変更や入所時の回線追加、端末紛失時のSIMの再発行までWEBで手続きができるため、簡単にスマホの管理を行えます。

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ーデータ量を気にして、自由にスマホを使えない

　大半の高校生が保護者に携帯料金を払ってもらっている中、施設の子どもたちは学業の合間で稼いだおこづかいから通信料金を払うケースも多いです。学校で同級生が何気なく動画や画像を見る一方で、通信料が気になって自由にインターネット通信を利用できない場面もあります。

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天理養徳院（奈良県）：

「子どもたちの”おこづかい”の中でも十分なデータ量のプランを契約可能」

　子どもたちが他の同級生と同様にスマホを利用できないことを課題に感じていたと奈良県の「天理養徳院」の担当者は語ります。そこで楽天モバイルの法人向けプランを利用してみると、これまで払っていた料金よりも安い料金で多くのデータ量を使えるようになり、学校での交流が容易になったという声が上がっています。楽天モバイルを利用したいと言う子どもたちも増え、今では高校生から大学生18人のうち14人が施設で契約したスマホを使っています。

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ー本取り組みに対する楽天モバイルの“想い”

　これまで施設様から、「契約面での課題」や「低価格で大容量なプランが欲しい」という声を伺う機会がありました。このような声を受け、楽天モバイルで児童福祉施設様向けにこういったお悩みを解決できるプランをご提供できないかと考えました。しかし、子どもたちの入退所が繰り返される児童福祉施設では、長期間を想定したプランでのご契約がしづらく、特別料金のご提案が難しいという課題がありました。それでも、子どもたちに自由にスマホを使って欲しいという強い思いから、社内での協議はもちろんのこと、外部からの協力も得て、解約料金がかからず・低価格大容量・低価格のデバイスなおかつ簡単にご契約いただけるよう、児童福祉施設様向けに特別なご提案をご用意することができました。

ー楽天モバイルが広げる、子どもたちが平等に持てるスマホの世界

　法人契約によって子どもたちがスマホを持てるようになったという児童福祉施設が他にも多くあります。楽天モバイルでは、お問い合わせをいただいた施設様のご希望に合わせて、施設のご担当者様にとっても、スマホを利用する子どもたちにとっても最適なご提案をいたします。

　ご利用の施設様からは、予算の面や、契約が簡単で助かったという声もいただいています。子どもたちが利用するものなので、導入において不安や懸念点があればなんでも相談できる相手でありたいと私たちは考えています。実際にフィルタリングサービスも一緒にご利用いただくことで、子どもたちに安心してスマホを持たせることができるという点もご好評いただいています。

　2023年には児童養護施設や里親家庭の子どもたちの就職活動を支援するオンラインイベントに協賛し、より幅広い形で子どもたちを支援してまいりました。