シニア世代の「熟年オトナ婚」に注目しシニア婚専用結婚指輪を企画した理由
株式会社チェリッシュが運営するネットショップ『誕生石ネックレスのCiao!(チャオ)』は2000年に楽天市場にてスタートし、誕生日プレゼント・クリスマスプレゼント等にジュエリーを小売店で購入するのが難しいという男性をターゲットに「思いをギフトという形にして届ける」ことを使命として運営してきました。
2007年頃のクリスマス特集ページ
時代が流れて、、、
主な購入者層だった20~30代はジュエリーや宝石に興味がない人が多くなり、また恋人とのイベントに高価なプレゼントをする慣習は廃れていったようで、購入者年齢層の変化を感じたため、徐々に40~50代向けの商品や親世代へのギフト商材がメインとなっていきました。
特に、60歳の還暦祝いと70歳の古希祝いは赤い宝石ガーネットや紫のアメジストのネックレスがプレゼントとして人気で、まだまだ若いお母様へジュエリーを贈るニーズを再確認しました。若い頃にジュエリーに親しんだ世代は60、70歳になっても宝石を身に着けると考えたのです。
シニア層の動向が気になる
自分自身も50代になり、周りの50~60代の友人はどんなことに興味を持っているのかを見てみると、子育てを終えて新たな趣味を始めたり、推し活に熱心だったり。その中で独身の数人が婚活をしていることを知りました。マッチングアプリを使ったり、相談所に入っていたり、特に隠すこともなく真剣にお相手を探していました。
結婚しない人が増えているニュースは聞きますが、シニア層が婚活している話はあまり出てきません。調べてみると恋愛や結婚を望む独身ミドル・シニア世代は20.6%という調査結果がありました。
【参考】パートナーエージェント「独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活」に関するアンケート調査(2023)(https://release.nikkei.co.jp/attach/662049/02_202309141348.pdf)
芸能人のシニア婚を耳にすることも増えました。63歳で結婚した阿川佐和子さん、夏木マリさんは59歳、浅野ゆう子さんは57歳で結婚されました。芸能人の影響力は大きく、歳をとってからの結婚もいいかもと思わせてくれます。人生の最終章は誰かと一緒にと考えるのでしょう。コロナ禍も老後を一人で行きていくことへの不安を感じる要因だったかもしれません。
今後、高齢化社会でシニア婚が増えるのなら結婚指輪もシニア用が必要だろうと考えました。
若い頃とは違って
50代以上の女性に指輪の試着を勧めると、多くの方が手を隠して遠慮されます。「手がシワだらけだから」「シミが目立って恥ずかしい」「歳をとって指が太くなった」手は年齢が出やすいので、注目されたくないのです。人前に自分の手をさらすのが嫌だと、ジュエリーショップで指輪を買うのはハードルが高いです。以前はネットショップで指輪を買うのはサイズの問題があるから難しいのではないかと考えていましたが、ネットショップだからこそ買えるということもあります。
また、男性には「シニアだから結婚指輪はいらない」とは思ってほしくありません。女性は「手が」「指が」「歳が」と言いますが、本音では式は挙げなくても結婚指輪くらいは欲しいと思っているのではないでしょうか。
シニア婚専用結婚指輪のデザイン公募
シニア特有のお悩みを解決するような結婚指輪を企画するにあたり、デザインは公募することにしました。2007年から2017年まで毎年開催していたジュエリーデザイン公募を復活させたのです。
応募作品の中から、シニア女性の指を美しく見せてくれて、二人の運命を感じさせるようなデザインを選び商品化しました。
シニア婚専用結婚指輪Eternal Cross(エターナルクロス)
《特徴》
・異なるデザインのペアリング
レディスリングは年齢を重ねた手の指を細く美しく見せるため幅広のクロスデザイン。メンズリングは今まで指輪をする習慣がない人に抵抗が少ないシンプルなものとしました。
・表側に刻印された記念日とイニシャル
通常はリングの内側に刻印されますが、着けていてもケースに仕舞っていても見れるように表側に刻印します。
・2人の人生が重なった瞬間をイメージ
レディスリングのデザインは二人の人生が重なったことを表し、交差した瞬間が輝かしいものであるようにダイヤモンドを配置しました。
《レディス》プラチナ950 ダイヤモンド3石合計0.04ct
《メンズ》プラチナ950
販売価格 220,000円(税込・2本セット)
販売ページ https://item.rakuten.co.jp/ciao/ring-contest2024/
縮小するウェディング市場の中で
多様化が重要視され、結婚しない選択も多く、ウェディング市場は縮小していますが、人生の最終コーナーを一緒に歩むことを決めた二人を応援できるような企画を今後も考えていきます。それは、弊社のような小さな会社では難しいかもしれないので、他社とのコラボや協力関係を模索していくつもりです。
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