「神社復興プロジェクト」始動! ~子供たちに神社・神棚の存在意義を伝えるために
当社、有限会社豊田彫刻工房は昭和35年、日光東照宮・昭和の大修理のために香川県高松市から上京した先代が築いた会社です。社寺仏閣彫刻を主に、文化財の修復やインテリア彫刻制作など多くの現場に携わらせていただきました。
写実的かつ迫力ある彫刻に目を奪われますが、技術だけでなく神社や寺院に見られる彫刻デザインには様々な想いが込められています。お祀りされている神様や仏様を守護するための文様、神話や故事など後世に伝えていくためのデザインなどです。そのような先人の智慧をお伝えすることも我々の使命と捉えています。
全国各地の神社やお寺は、数百年から一千年以上の長い時間をかけ郷土を見守り、暮らしと文化を支えてきた存在です。しかし、2040年までに40%の神社やお寺がなくなると言われています。高齢化などによって氏子や檀家の数が減少し、さらにコロナ禍の影響等で参拝客が減ったことで、賽銭やご祈祷料、お守りなどの授与品、御朱印といった収入が激減しています。少なからず維持費が発生するので、統合や解散の流れが加速しています。
こうした背景の中、私たちは事業を通して様々な角度から失われつつある日本の心を伝える努力をしています。
・インテリア開運彫刻神棚
神社やお寺でいただいた御札を守護し、会社ロゴや家紋を彫りこみ、事業繁栄や家内安全などの叶えたい夢や誓いを彫刻デザインでアレンジします。マンションやオフィスの雰囲気に合わせたオリジナルのインテリアになるだけでなく、職人の心が場を創ることで自身の空間をパワースポットにします。
・彫刻冥想プログラム 「和逢 Wa-Ai」
作品を作るのではなく彫刻という体験を冥想プログラムにしました。刃先に集中しながら彫り進めると、自分が生み出していく木の香りや彫る音、変化していく表面の模様などを五感で感じ、自然と一体化することが出来ます。社寺彫刻に見られるデザインの意味や歴史観をお伝えし和の世界に誘います。
次世代へつないでいく「神社復興プロジェクト」始動へ
当社は、携わらせていただいた社寺の材料を多く保管しています。この材料をよみがえらせる「蘇材(そざい)」として活用し、大和心を伝えるためのデジタル教材を作成し将来を担う世代に広めていくプロジェクトをスタートしました。
賛同いただける方には彫刻神棚の一部を蘇材で制作しお届けします。長い歴史を見つめてきた蘇材によるご利益をいただきながら、神社復興に尽力できるプロジェクトです。
きっかけは、何気ない皆様のお声です・・・
これまでは、制作した残りの材料は冬場の暖をとる薪などになっていました。由緒正しい材料を燃料にするのは勿体ないし、その材料で制作してほしいというご依頼からプロジェクトにつながりました。
前述の彫刻冥想プログラム「和逢Wa-Ai」も、首都圏から近くてアクセスも良く、同うろを一本入っただけで車の音はなく、鳥のさえずりと川のせせらぎが響く環境は皆無だというお客様のお声からスタートしました。
私たちは、そのようなお客様の声をヒントに歩みを進めています。
先人の残したものを求めず、求めたものを求めよ
これらの事業が連動していくことで、当社のミッションが成り立ちます。今日を担う世
代が彫刻デザインから先人の智慧を学び、己自身と向き合うことで「真のあり方」を探ります。場を整え、信念と夢を忘れないように開運彫刻神棚をお祀りし、自身の拠り所とします。さらに未来に向けて伝統をつなげていくために、この「神社復興プロジェクトを始動します。
松下幸之助翁が世のために事業を興し、未来のリーダーを育てるために政経塾を設立したように、この事業の先にあるのは「平和をもたらす」ことであり、これが当社のパーパス(存在意義)なのです。
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