【社員インタビュー】コロナ禍でビジネスエンジニアが向き合ったスポーツ向けプロダクトの価値とは?
こんにちは、RUN.EDGE(ランエッジ)広報担当です。
2020年8月に弊社製品「FL-UX(フラックス)」がBリーグ「レバンガ北海道様」に導入が決まりました。
今回は、その中心人物となった、弊社のビジネスエンジニア正親大輔(おおぎ だいすけ)のインタビューをお届けします。
正親は、情報系の大学を卒業後、富士通グループに入社し、システムエンジニア(以下、SE)として首都圏の自治体システムの運用・管理を約7年間担当しました。その後、2019年にRUN.EDGEにジョインしています。
そんな正親に、仕事に対する思いをじっくり聞いてみました。
🏀🏀🏀
ープレスリリース、おめでとうございます。
ありがとうございます。バスケットボール界の皆様に、RUN.EDGEのエンジニアが魂込めて作ったFL-UXの価値を認めて頂き非常に嬉しかったです。個人的にも、学生時代はバスケ少年でしたので、昔から憧れていたレバンガ北海道社長の折茂様から直接コメントをいただけて一生の記念になりました。
記者会見での一コマ。写真一番左が正親。
ー記者会見出席は、RUN.EDGEとしても初めてで、社内でも盛り上がりましたね。本当にお疲れ様でした。さて、正親さんは去年の5月にRUN.EDGEに移られましたが、どのような経緯だったのでしょうか。
富士通グループ企業内の公募制度で手を挙げました。7年間所属した自治体向けシステムを担当する部署は、とにかく現場主義で、お客様思いの営業・SEの中で鍛えられました。若手の頃は先輩に生意気なことを言ってよく怒られましたね(笑)。お客様との関係も良くやりがいを感じられる仕事でした。
キャリアを重ねるうちに、自分の立場もメンバーからリーダーになり、ビジネスの採算・効率を強く意識する状況に変わっていきました。効率性を意識することの重要性はわかっていましたが、同時にシステムの価値向上も全力で追い求めたいと考えていました。そんな中で例の公募でRUN.EDGEを見つけました。面接で代表の小口さんと話をして、RUN.EDGEの価値観と、自分が大切にしている価値観が似ていると思い、この環境で挑戦してみたいと言う気持ちが高まりました。
ーその価値観とは、どのような価値観ですか?
「いいモノを作って誰かを喜ばせよう」というシンプルかつ本質的な部分ですね。ここに共感しました。
ー晴れて異動したものの、最初は苦労されていたのですよね。
はい。SEとしてモノ作りをしながらプロジェクトリーダーとしてお客様と接してきた経験を買われ、RUN.EDGEでは営業とシステムエンジニアを混ぜたような「ビジネスエンジニア」という役割を与えてもらい、マルチスポーツ向けプロダクトFL-UXの新規市場開拓を始めました。しかし、なかなか上手くいかない時期が思った以上に続きました。
試行錯誤を続ける中で、小口さんから「こんな提案ができるんじゃないか」「次はこんな企画に挑戦してみよう」など、具体的なアドバイスや指示を頂きました。小口さん以外にも社内の様々な方からアドバイスをいただき、時には相談にも乗ってもらいながら、何度も自分を見つめ直す事ができました。その甲斐あって、RUN.EDGEに参画してから人間として、ビジネスマンとして圧倒的に成長を実感しています。お客様にもFL-UXの価値を明確に伝える事ができるようになりました。
ー何か、ターニングポイントとなった出来事はあったのでしょうか。
コロナ禍での自粛期間が大きなターニングポイントになったと思います。4月に緊急事態宣言が発令されて、それまで対応していたお客様との現地トライアルが全部中止になり、この先どうなるのだろうと気持ちが暗くなっていました。会社もフルリモートワークに移行したため、小さなアパートでの在宅ワークを始めることになったのですが、3歳と1歳の子供がいるため、最初は仕事が全然捗りませんでした。妻と相談しながら、交代で面倒を見て、自分の集中タイムは、洗面所や車にこもって仕事をしていました。そういえば、押し入れも試しましたが気が狂いそうになって1日でやめましたね(笑)。
在宅ワーク初期は色々な場所を試しました。
会社からの補助で机と椅子を買って環境も整え、在宅ワークに慣れてきた頃に行っていたのは、お客様とのリモートでの会話と、提案の戦略をじっくり考えることです。お客様も在宅ワークに切り替わっていたため、それまでより数倍お客様とリモートで会話をする機会を増やすことができました。現地でFL-UXを実際に触って頂きその価値を体感して頂くやり方ができなくなった代わりに、とにかくお客様の課題や、日頃の悩み、分析において大切にしている事などを細かくヒアリングさせていただきました。丁寧にコミュニケーションを重ね、その後一人でもふりかえることで、競技やお客様のチーム状況、戦術によって分析方法やシステムに期待するものが全く違う事に気が付きました。
まずはFL-UXを体感してください、というご提案の仕方から、そのお客様に添ったカタチにアレンジし、お客様と一緒に課題を解決するスタンスに変えたところ、ご縁をいただいていたレバンガ北海道の宮永ヘッドコーチにFL-UXの価値が伝わりました。
ーコロナという大きな危機をチャンスに変えられたことが、今回の顧客獲得の大きな要因でもあったのですね。宮永ヘッドコーチに伝わったFL-UXの価値とは、具体的にはどのようなものでしょうか?
FL-UXが可能にする分析の圧倒的なスピード感です。バスケットボールは競技の性質上、緻密な戦術をチーム内で共有するためにプレー映像をコーチ陣が用意する必要があります。従来はその映像を準備するのに膨大な時間を費やさなければなりませんでした。そこで、RUN.EDGEのクラウド技術が可能にしたFL-UXのスピーディな情報共有機能を利用したところ、コーチ陣の作業効率を大幅に向上する事ができました。
練習中のFL-UX活用シーン(レバンガ北海道様 提供)。
また、FL-UXは映像をリアルタイムに分析することができ、その分析した映像を瞬時に共有できる事からコーチ陣だけでなく選手たちにも価値を提供する事ができますので、バスケットボールというスポーツにおいては欠かせないアプリだと評価いただいています。
ー「欠かせないアプリ」、とても嬉しいお言葉ですね。最後に、今後の展望や野望を聞かせてください!
今回のレバンガ北海道様の導入で、RUN.EDGEとしては、野球・サッカー・バスケットボールの3つのプロスポーツ業界で使っていただけることになりました。RUN.EDGEのプロダクトは更に他のスポーツのお客様にも喜んでいただけるものですので、引き続きご紹介を続けていきます。
また、私は教育向けプロダクトTAGURU(たぐる)も担当しています。将来、自分の子供たちが成長した時に当たり前のように「TAGURU」を使って勉強し、部活動で「FL-UX」を使ってくれたら嬉しいなと考えています。
これからも、RUN.EDGEの優秀なエンジニアと、Slackやスプリントレビュー等で頻繁にコミュニケーションしていきながら、彼らが魂をこめて開発したシーン再生技術を広く世の中に広めていきたいです。
🏀🏀🏀
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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