「こんなんあったらいいのに」とただ持つだけでは実現しないから「欲しいなら自分で創ればいいだけ」と、40歳を超えた女性が安定した立場を捨ててまでサービスを立ち上げた理由
株式会社TWINKLE STARSは、2020年9月PRO助っ人サービス「バリュサポ」の提供を開始しました。
バリュサポのリリースに際し、当社代表の松川倫子にサービスにかけた想いについて語ってもらいました。
私は、新卒で旧日本長期信用銀行に入行しました。当時「女性が仕事をする」ことに対しては、世間の理解度は低かったと記憶しています。転勤の伴う総合職の女性は数名、ほとんどが事務職で「寿退社を目指しその後主婦になる」という女性も多く存在した時代でした。世間においても「家事手伝い」という名前が職業として通用していた頃、今となっては懐かしくも思えます。当時は女性にとっての選択肢が少なく世の中が女性の在り方を決めている時代だっだと思います。ある意味、多くの選択肢があったので、常に選択を迫られる現代より生きやすかったのかもしれません。
その後、レールに乗って生きてみたり、冒険を繰り返しながら、前職のコンサルティング会社に入社することになりました。コンサルティング会社ではあったのですが、得意な事業領域と不得手な領域いうものが存在していました。「コンサルティング会社だから、他社のコンサルを受けるには恥ずかしい」という企業も存在しますが、前職場では不得手な部分は他社のコンサルティングや顧問サービスを積極的に活用していました。
「出来ない」は人でも組織でも普通に存在するもの。何事にも完璧など存在しないからこそ、不得手な分野は得意な人から学び、補完することは何らおかしなことでありません。それよりも、そこに気付きながらも目を向けず、蓋をして役に立たないプライドで成長を止める組織判断は、企業の成長スピードを減速するだけでなく、社員のモチベーション低下や不信感など組織へ歪みをもたらす可能性すらあります。
そのような中で、外部の大手コンサルティング会社や顧問サービスを利用してみて分かったことがあります。それは、まずコンサルティング会社はとにかく費用が高かった(費用対効果が悪い)。しかも課題検証後の何十ページにも及ぶ施策の提案書はいただきましたが、実際の施策の実施は「社内へ丸投げし提案だけ」で終わってしまいました。顧問サービスにおいては専門的な分野においての深掘りはしてもらえるものの、企業の事情や状況を踏まえて多角的な角度での検証や課題提案には至ることはありませんでした。確かに、プロから見る視点は課題解決の糸口にはなると思います。但し、そもそもその課題を解決するためには、過重労働している社員に更に負荷を掛ける選択肢が発生したり、企業ニーズの解消に至らないケースも存在します。結果として数百万円を投入し数か月かけて提案された施策は一部実装するに終わってしまうし、顧問と数か月に渡り議論をしても実際の事業での解決の糸口にすらならない結果となってしまいました。長い期間と高コストを掛けながら費用対効果が悪いとは、まさしくこのことだと思います。
幸い前職はある程度資金が安定している企業であったためそれでもよかったのですが、アーリーやシード期の企業などの成長過程において、費用対効果の判断は経営における最重要項目の一つであり、成長スピードにも大きく関与する部分です。たとえ効果は分かっていてもそのようなコンサルティングや顧問の導入には費用対効果を考えると躊躇すると思います。また専門分野のみを追求したものは確かに専門的ではあり、大学等の研究機関では有効かもしれませんが、企業は生き物です。日々状況が目まぐるしく変わるアーリーやシード期においては、専門的な視点のみではなく多角的な視点(他の部署の視点)も踏まえた上での施策でないと役には立ちません。
だからこそ、企業の担当者として「まずは安価でどのようなことができるのかわかるようなものがあったらいいのに?」という願望を常に持っていました。ただ、そのようなものが世の中に出来るわけもありません。
同じように考える人は自分一人ではないはず、ないものは作ればいいんです。
前職では女性として初めての管理職を拝命しある程度安定した立場を築いていましたが、40歳を超えて周囲からも不安の声もありましたが、出来ることを証明していきたいと起業を決意しました。
そして起業後、企業の悩みなどを聞いているうちに「高いコストを払う前に業務を任せる企業(人)がどんな仕事をするのか」「高いコストを払うことが自社にとって妥当なのか」をまず判断できるサービスがあればいいのに、とずっと考えてきたことは自分だけではなかったと感じるようになりました。
私の長い企業在職期間の中で常に感じてきたのは「信用・信頼する人だから仕事を頼みたくなる」という人間関係の構築の大切さと必要性です。結局のところ、コンサルティングは「モノ」ではなくコンサルタントという「人」なのです。「まずはスポットで仕事の仕方や人柄を知ることが先決」だと考えています。そこから信用・信頼が生まれ、企業との絆や理解が生まれるのです。
私たちの提供する経験は「広報・人事・採用・法務・営業」などスポットでは課題解決できないことも多々存在するし、多様過ぎてよくわからないかもしれません。だからこそ「まずはスポットで組織や人の業務の痒いところに安価で着実に手を届ける」「多角的な視点から専門的な意見を安価で提供する」そんなサービスを提供し、私たちを知っていただくことから始めたい、そして信用・信頼から安心して企業の業務(財産)をお任せいただきたい、そう考え、“バリュポ”というサービスをロンーチすることにしました。
当社の考え方の中に「見えない星はあっても輝いていない星はない」という言葉があります。これは人材のことだけを指すわけではなく、事業運営上でも同様にどこかに見えていない、見ようとしていない星(人や事業・仕組み・サービス)が存在していて、そこにスポットを当てて見えるようにするという意味もあります。もしかしたら、その星はある人にとっては都合悪い星かもしれませんが、それを見えないようにする、見ようとしないことは企業成長の足を引っ張るものだと考えてます。だからこそ、当社が持っている多様な専門性と目で企業が今見えていない部分に光を当てしっかりと大きなものにしていくことが当社の使命だと思っています。
PRO助っ人サービス「バリュサポ」は、お客様と信頼や絆を結ぶ架け橋の役割を持つサービスなのです。専門的な視点が必要だけど誰も聞く人がいない、コンサルや顧問サービスはコストが高い、など諦めなくて大丈夫です。私たちが何とかします。何とかするのが私たちの仕事なのです。そして、一つでも今持っているお困りごとが早急に解消できるよう全力を尽くしていきます。
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