口座開設数7倍!日興フロッギー+docomoが考える「投資と消費の一体化」戦略とは
SMBC日興証券が提供する記事から株が買える投資サービス「日興フロッギー」が、NTTドコモのdポイントで株式投資ができる「日興フロッギー+docomo」をスタートして約7ヶ月。2020年10月1日から、新しい取り組みとして、日興フロッギー+docomoで配布される「ポイントボーナスチケット」(以下、日興フロッギーボナチケ)を期間限定で開始する。
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このサービスの開発をリードした伊坂氏が「少額投資にも単元株における配当・優待のようなものがあるといいなと思った」と語る通り、「日興フロッギーボナチケ」は、「投資と消費を循環させるための新しい仕組み」。「日興フロッギー」上で、指定された企業に投資をすると、「日興フロッギーボナチケ」が配布され、その企業の商品を購入することで通常のdポイントとは別に、さらにdポイントをもらうことができる。
「投資と消費」の距離を縮める「日興フロッギーボナチケ」の導入までの経緯や、「日興フロッギー+docomo」の今後の展開を、SMBC日興証券 ダイレクト戦略部・企画課の伊坂 仁志担当課長が語った。
「記事から買える」「100円から買える」日興フロッギー
日興フロッギー(https://froggy.smbcnikko.co.jp/ )は、2016年11月にオウンドメディアとしてスタートし、2019年2月に取引機能を実装し、情報メディアと取引ツールが一体化した日本初の投資サービスとして展開しています。いま、日興フロッギーには、1,200本以上のお金・投資に関するコンテンツが無料で公開されていますが、ユーザーはさまざまな記事から企業と出会い、ピンときたら、記事からそのまま、約3,700銘柄に投資ができる仕組みです。意識調査などでは、投資を始めない理由の上位にあげられることが多い「知識がなくて難しい」という悩みを解决すべく、当社が目指しているのが、「学習と実践が一体化した新しい投資体験」の提供です。
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もうひとつの特徴が、「100円から」「100万円までの購入手数料はゼロ」で投資ができること。これまで金銭的なハードルで投資をスタートしてこなかった人が、株式投資の一歩を踏み出すことを応援し、投資家として成長しながら資産を形成していくことをサポートしたいという狙いです。もともと当社には、「キンカブ」という「金額」もしくは「株数」を指定して少額の株式投資ができる、独自の「金額・株数指定取引」がありました。取引の仕組みなどはこの「キンカブ」を応用したものです。こちらは、投資を始められない理由で常に上位にあがる「お金がない」を解决するための仕組みです。
この「学習と実践の一体化」「投資スタートのハードルを下げる取引体系」という日興フロッギーの想いを、新しいステージに飛躍させてくれたのが、20年3月のNTTドコモとの提携です。この提携によって、ユーザーは、NTTドコモのdアカウントを連携するだけで、保有するdポイントを使って投資ができるようになりました。いわゆる「ポイント投資」ですが、私たちは、これを「ポイ活(ポイントを貯める活動のこと)」になぞらえて「ポイ株」と呼んでいくことにしました。
口座開設数が7倍になった「日興フロッギー+docomo」
NTTドコモは、2017年に発表した中期戦略『beyond宣言』の中で、「ライフスタイル革新」の一環として、「FinTech領域への取り組み強化」を掲げていました。当社も、NTTドコモとの協業は以前からありましたが、キャンペーンレベルでした。例えば、「当社の口座を開設した方に、dポイントを200ポイントプレゼントする」といったようなものです。最初はこのような提携だったのですが、NTTドコモのFinTech推進室との協業検討の開始を受けて、もっと本格的にdポイントを投資サービスに活用できないか?という話が持ち上がったのが、ちょうど二年くらい前のことだったと思います。私がこれまでの協業のレベルをさらに引き上げるというプロジェクトのリーダーを務めることになりました。
もともと「SMBC日興証券アプリ」(取引アプリ)の開発に携わっていたこともあり、ポイント少額投資を実装する場合、システム開発的なハードルは高くないことは、なんとなく見立てが付きました。dポイント側にすでに『貯める』『使う』という仕組みが実装されていたので、そこと連携することで可能になるのではないかと考えたのです。
一方で、法律的にクリアしなければならないことが多く、その解決に向けて、当社の担当者と奔走し、解決までに4-5ヶ月を要したと記憶をしています。また、「資金決済」の考え方も難しかったです。株式の決済のタイミングとドコモ側のdポイントの決済のタイミングがうまく揃わず、取引を円滑に行う決済の仕組みを整えていくのも苦労しました。
2020年3月、新型コロナウイルスの感染拡大など、世の中が大きく変化する難しい状況でしたが、無事に「日興フロッギー+docomo」をスタート。口座開設数はサービス開始前の約7倍、取引件数は約5倍(※2020年8月末時点)を突破するなど、おかげさまで多くのお客さまにご利用いただけるようになりました。現在、月間のユーザー数は40万人〜50万人程度といったところです。
少額投資でも嬉しい「特典」の開発を
そういった中、サービス成長を加速させる一手として導入するのが、「日興フロッギーボナチケ」です。今回、期間限定で実施するこのサービスは、「投資と消費の一体化・循環」をコンセプトに掲げたもの。日興フロッギーから指定された企業の株をキンカブを使って買い付けしていただくと、後日、その企業の商品をコンビニなどで購入する際に使えるクーポンをもらうことができます。このクーポンは、対象商品を購入することで、通常のdポイントとは別に、さらにdポイントが進呈されるため、非常にお得な体験になっていると思います。
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個別株(単元株)に投資をしている方にとって、株を保有することの大きな楽しみは「配当」と「株主優待」です。単元未満の株式を保有する場合、保有額に応じて「配当」は還元されるのですが、「株主優待」はもらえません。当社は「少額投資の場合でも、投資した企業の「特典」を楽しめるようにならないか?」、「少額投資にも単元株の優待みたいな取り組みができないか」と検討しておりました。ちょうどその頃、NTTドコモから「お客さまの気づきや新しいワクワク感といったものを、dポイントを使って付け加えることができないか」と提案があり、両社で「投資と消費を一体化・循環させる」ことを目指して新しい仕組みを開発しようということになりました。そのような経緯を経て、この「日興フロッギーボナチケ」というサービスが生まれました。
いま、証券業界は、老後資金の2,000万円問題などの話題も背景に、少額投資からスタートをしていただき、保有する資金を投資に振り向け、そして着実な資産形成を実行してもらおうという考えを持っています。「ポイ株」や「日興フロッギーボナチケ」は、本当に小さな一歩かもしれませんが、ここから投資家として成長する人が増えるのでは、と個人的にもすごくワクワクしています。
また、投資エントリー層を新しく取り込むには、『他よりおトク』『他より始めやすい』ことが大切になります。そうした点でも「日興フロッギーボナチケ」の考え方はユニークで、かつメリットがあるものになっていると思います。競合プレイヤーも増えてきており、少額投資の認知度が高まってきていますが、そこに「投資と消費の一体化・循環」という新しい考え方を打ち出すことで、経済活動への貢献にもなるのではないかと思います。
日興フロッギーを活用した「企業とユーザーの深い出会い」の実現
10月1日から利用できる「日興フロッギーボナチケ」の、最初の参加企業は6社(森永製菓 / 森永乳業 / 明治ホールディングス / 伊藤園 / エバラ食品工業 / 小林製薬 ※証券コード順)です。まずは期間限定で開始しますが、今後の推移を見ながら、さらにお客様と企業を近づけるサービスにしていきたいと考えています。というのも、日本の個人資産の保有は、シニア層が圧倒的。つまり、企業の株主も高齢化しています。20-40代の若い世代の利用者が多い日興フロッギーには、「若い株主を増やしていく」という役割も期待されているのかな、と思ってます。
そして、当社としても新たなプランへの展開も考えています。「日興フロッギー」が作ったのは、「記事を読んで投資をする」という新しい文化。ここをさらに進化させる余地があるのではないかと思っています。言うまでもないですが、株式投資において「決算」は重要な情報です。そこで、企業と提携して、決算情報を、日興フロッギーならではのやり方で、わかりやすく提供していくサービスもできないか、と考えています。
また、新型コロナウイルスによって、あらゆるもののDX(デジタル・トランスフォーメーション)が加速しています。そうなると、重要になってくるのが『ネットIR』。日興フロッギーを通じて、企業とユーザー(個人投資家)とのつながりを、もっと強めるために何かできないかということも考えていかないといけないと思います。
最後にもう一つ。NTTドコモが保有するビッグデータと投資ノウハウを組み合わせ、日興フロッギーの思想である「銘柄を探すのではなく、銘柄と出会う」をお客さまに体現していただきたいなと考えております。両社が保有するビッグデータを活用したレコメンドの提供など、新たな取り組みについての検討を進めている最中です。
「日興フロッギー+docomo」のサービス開発、そして今回の「日興フロッギーボナチケ」、いずれも大変なプロジェクトでしたが、振り返って今、ユーザーファーストなよいものができたと思っています。ぜひ、「日興フロッギー」で投資への第一歩を踏み出していただき、そして、企業のことをもっと身近に感じていただければと思っています。私たちもさらによいサービスにするため、日々取り組みを進めていくつもりです。
プロフィール
伊坂 仁志(いさか・ひとし)
SMBC日興証券株式会社 ダイレクト戦略部・企画課 担当課長
1985年生まれ。大学ではバイオニクス(応用生物)を学び、その後、大学院では経営管理研究科にて、CDM(Clean Development Mechanism)取引を研究。2011年4月にSMBC日興証券に入社。神戸支店にて富裕層開拓・コンサルタント業務に2年間従事。2013年4月よりオンライントレードの主管部署に配属され、信用取引サービス向上およびSMBC日興証券アプリの企画・開発に従事。2016年4月より現職。NTTドコモとの連携や、AIでの新規サービスの企画等に従事。
*「dアカウント」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
*「ポイントボーナスチケット」は、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングの登録商標です。
「日興フロッギー+ docomo」はSMBC日興証券(以下「当社」)のサービスです。
ご利用には当社ダイレクトコースの口座とdアカウントが必要になります。
【「日興フロッギー+ docomo」における手数料等について】
日興フロッギーでお取引いただくキンカブ(金額・株数指定取引)(以下「キンカブ」)は、約定代金と別枠での手数料を徴収しない方式で行うお取引です。キンカブでお取引いただく際、100万円以下の買付はご負担いただくスプレッド(売買価格の差)はございませんが、売却は、始値よりも0.5%安い価格でお取引いただくことでスプレッドをご負担いただきます。また、100万円超の買付は始値よりも1%高い価格で、売却は1%安い価格でお取引いただくことでスプレッドをご負担いただきます。なお、約定いただく際の単価は、買付時は円未満切上げ、売却時は円未満切捨てとなります。始値とは、前場と後場それぞれの最初の取引で成立したときの株価をいいます。
【「日興フロッギー+ docomo」におけるリスク等について】
日興フロッギーにおける取扱商品等には、価格変動等により元本損失・元本超過損が生じる恐れがあります。投資にあたっては、契約締結前交付書面等の内容を十分にお読みください。
商号等:SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2251号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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