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おにぎりに合うビールテイストHOPPIN’ GARAGEから新発売。~「むすぶ」という、コロナ禍を前向きに生きていくための大切なキーワードに想いを込めて~

著者: サッポロホールディングス株式会社

「こんなビール、あったらいいな」という熱い想いを持った人が、つくりたいビールのアイデアを特設サイトに応募。HOPPIN’ GARAGE事務局の審査の上で選ばれた人がサッポロビールのブリュワー(醸造責任者)と一緒に試作品をつくり、商品化を目指すというビール好きにはたまらないプロジェクトです。


■HOPPIN' GARAGE できたらいいな。を、つくろう。

https://www.hoppin-garage.com/


本企画から7品目の商品化に決まったビールは大塚正樹さん発案の「おむすびに合うビールテイスト」でその名も「和musubi(わむすび)」。10月6日よりオンライン限定での販売がスタートしました。

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「和musubi」を発案した大塚正樹さん(以後大塚さん)は、株式会社ファンベースカンパニーで世の中に好きなことやファンという存在を広げたり、地域を活性化させる仕事をするかたわら、自分の好きなおむすびの食べ歩き&ブログ記事を毎日アップしている「おむすびブロガー」としても活躍しています。


■1000日間で1000のおむすびを食す男

https://note.com/tukamatter



僕の大好きなおむすびに合うビールが、

まだ世の中に存在していなかったんです。

おむすびに合うビール「和musubi」とは、発案者の大塚さんとご縁のある秋田県羽後町産あきたこまちを使用した玄米茶香るスッキリとしたエールタイプの発泡酒です。

2019年の春には田植え、秋には稲刈り体験ツアーに参加して秋田県羽後町を訪れていた大塚さん。今回はお世話になった方々に商品化&販売決定を報告するために再訪。あきたこまちの稲刈り体験と町への表敬訪問を行いました。「和musubi」のアイデアが生まれたきっかけから、商品化までの秘話やエピソードなどなど、秋晴れに恵まれた稲刈り体験&表敬訪問の様子と合わせてお届けします。

▲お米農家で稲刈り師匠、地元人気道の駅の駅長でもある小坂さんと対面。商品化の報告と感謝の気持ちを伝えました。


Q|大塚さん、おつかれさまです。去年に続いて2回目の稲刈り。今回は「和むすび」の商品化&販売決定をひっさげた凱旋稲刈りになりましたね。

「ただいま」というか「戻ってまいりました」という感じですね。去年のHOPPIN’ GARAGEツアーの時点では試作品だったものが、実際に商品化されたんですから。僕らHOPPIN’ GARAGEの仲間の間では、秋田県羽後町のことを「和musubiの聖地」って呼んでるんですけど、その聖地に商品を持って帰って来ることができた実感に浸っています。


企画段階では僕ひとりの妄想でしたけど、HOPPIN’ GARAGEで企画を進めていくうちにたくさんの仲間ができました。今度は全国のビール好きの仲間たちと繋がることができる商品ができたんです。めちゃくちゃ嬉しいですよ。

Q|そもそも、どうしておむすびだったんですか?あらためて和musubiのアイデアが生まれるきっかけや、企画に込めた想いを教えてください。

そうですね。ここ10年で和食が世界文化遺産に選ばれたこともあって、日本の食が見直されつつありますよね。そんな時ふと「日本のアイデンティティフードって何だろう」って考えてみたんです。そこで浮かびあがったのが「おむすび」でした。


おむすびは自分が頑張りたい時にチカラになってくれますし、心の奥底にある記憶だとか大切なものとつながっている存在でもあると思うんです。きっと僕だけじゃなく、日本人にとってはそういう食べ物なんだと思います。


日々おむすびを食べてみてわかったんですが、おむすびってシンプルなようでとても奥が深いんです。食べていくうちにどんどんファンになっていって(笑)。そうしているうちに気がついたんです。「日本のアイデンティティフードでもあるおむすびによく合うビールが、まだ世の中に存在しないんじゃないか?」って。


あと、居酒屋ではビールを飲むけど、繊細な味を楽しむ和食屋さんやお鮨屋さんではやっぱり日本酒を注文することが多いじゃないですか。日本酒も良いけど、そんな繊細な日本食にあうビールが有っても良いのではという気持ちもありました。

ビールとおむすびどちらも

主役になれるビールとは?

Q|「おむすびに合う」というコンセプトのビールをつくるにあたって、ブリュワーさんとは具体的な味についてどんなお話をしたんですか?

僕からの味のオーダーは漠然としたものでした。今回は“おむすびに合う”という明確なコンセプトがあったので、味や製造方法についてはプロにお任せしようと。そこから「そもそもおむすびに合うビールってどんな味なんだろう?」というやりとりを重ねていったんです。


おむすびの味を決める要素って、大きく4つあるんですね。「お米」「塩」「のり」そして中身の「具材」。なので、ビールがそれぞれの要素の味や風味をかき消さないような味にしたいです、とか。いま考えると、かなり難しいオーダーをしてましたね(笑)


Q|おむすびを邪魔しないということは「おむすびが主役になるビール」ということですか?

いやそこは違います。できれば「ビールとおむすび、それぞれが主役になるビール」という感じですかね。一緒に食べた時に、相乗効果でそれぞれの味がもっと引き立つというか。例えばビールの味を1、おむすびの味を1とします。これまでのビールだと、お米の味にビールの味やホップの香り勝ってしまうので、足して2にはならなかったのです。


飲みたいのはビール1+おむすび1=2になる味なんですけど、もっと理想をいうとお互いの味を膨らましあって=3とか4になる商品ができたら嬉しいなと。伝わってますか?(笑)

Q|なるほど(笑)。つまり300軒以上も食べ歩いた“おむすびブロガー”としては、惜しいビールはあったけどベストなビールには出会えてなかったんですね。

そうなんですよ。結果として前例にない難しいビールづくりをオーダーしてました(笑)。なのでブリュワーさんはいろんなフレーバーを試してくれたそうで。最初は原点回帰して「そもそも、日本のおむすびに合う飲み物ってなんだろう?」というところからアプローチを始めたらしいです。緑茶・番茶・お吸い物・味噌汁とか。いろいろリストアップして最終的に絞られたフレーバーが「玄米茶」だったんです。


Q|お米の繊細な香りを消さないとなると…。イメージがつかないですね。

色々と考えた結果、今回は「最高のお米と玄米茶のフレーバーでいこう」という方向性にたどり着いたんです。


そこでお米の原材料に選んだのが、自分とご縁のあった秋田県羽後町産のあきたこまち。米の食味ランキング(※)でも毎年連続で特Aランク評価の高級米なんです。上質なお米と玄米茶のフレーバーを合わせることで、ホップの香りともバランスのとれた味を目指しました。そこからさらに試作を重ねて出来上がったのが、この「和musubi」です。

(※一般財団法人日本穀物検定協会の令和元年産米食味ランキングにおいて特A評価を獲得。商品そのものの評価ではありません)



Q|和musubiというネーミングもそうですが、缶のパッケージデザインも素敵です。デザイナーさんとはどんなやりとりがあったんですか?

パッと目に入るのが、黄金色の稲穂をイメージした黄色と秋晴れの空色です。ちょうど今日のような稲刈り日和をイメージしてもらいました。そして真ん中にはおむすびのシルエットとおめでたい水引を。「たくさんの人と人をむすぶ」「何度むすび直してもいい」という意味をこめて、縁起が良い7本の紅白の花結びを選びました。

▲約20名以上が参加。2019年10月に行われたHOPPIN’ GARAGE稲刈り&試飲ツアーでの乾杯


Q|「むすぶ」というメッセージは、コロナ禍を前向きに生きていくための大切なキーワードになってきそうですね。

今はまだ結婚式や祝賀パーティーなんかも開催しづらい状況ですよね。でも、個人的にはオンラインを通して、より遠くの人とも繋がりやすくなったと思ってるんです。こんな時だからこそ、画面のこちら側と向こう側で「和musubiで乾杯してお祝いしよう」って笑顔になってくれればいいですね。


▲羽後町役場への表敬訪問後に行われた試飲会。羽後町町長・JAうご組合長・稲刈り師匠の小坂さん・サッポロビール東北支社長などとともに乾杯!


Q|最後の質問です。大塚さんのアイデアから始まった和musubiですが、発売後はどんな風に広がっていって欲しいですか?

そうですね。現地の農家さん、JAさん、町役場のみなさん、NPOのスタッフ、デザイナーさん、そしてサッポロビールのみなさん。まだまだたくさんの協力者のおかげでカタチになったんですから、まずはどうにかしてこの輪を広げていきたいなと。(数量限定ではもったいないなと)


今回はご縁があって秋田県羽後町産のあきたこまちを使ってますけど、たとえば新潟の魚沼産コシヒカリとか、全国のブランド米でつくった和musubiも飲んでみたいです。ネーミングにある「むすぶ」には3つの「むすぶ」の意味があるんです。ひとつが「おむすびとビール」。次に「地域と東京」。そしてそこに居る「人と人」。この和musubiをきっかけに、今まで知らなかった人達や接点がなかったコミュニティが結ばれ笑顔が増えていく。そんな力のあるビール(※)に育ってくれればいいな、なんて妄想してます(笑)

(※)本商品の品目は「発泡酒」です。

▲稲刈りした稲穂を自然乾燥させる「はさがけ」の風景。機械乾燥のお米よりも旨味が凝縮されて美味しくなると言われている


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HOPPIN’ GARAGEでは、今後も皆さんの熱い想いをもとに新しいビールを醸造します。今後も商品化するビールがあるかも!?どんなビールに出会えるかお楽しみに!

ますますパワーアップしていくHOPPIN’ GARAGEに、ぜひご注目ください。




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