「このサービスが数年前にあったらな」と、ユーザーが感じるサービスをつくっていくこと。それがエンジニアとしての使命だと思っている。
斉藤 遼
株式会社QuickWork
組織改善クラウド「Visual(ビジュアル)」開発責任者
Webエンジニア(バックエンド・フロントエンド・インフラ)
「Hello,World!」その瞬間が、私の人生を変えた。
社会人になる前に、たくさんの経験をして視野を広げておきたい。そんな考えから、大学1年生から3年生まで、私は日本の学生に海外の企業・NGOでのインターンシップを、海外の学生に日本の企業でインターンシップを提供する学生団体でずっと法人営業を行なっていました。3年生の終わりになってふと海外に行ってみようと思ったのも、そこで培った経験があったから。シリコンバレーに単身乗り込んで、様々なピッチやイベントに参加。じぶんをここで働かせてくれないかと売り込みに行ったのです。でもあえなく撃沈。そりゃあそうです。言語スキルも、当時はプログラミングスキルも持ち合わせていない文系の学生なのですから。
じぶんの実力に気づき、日本に戻り、営業職で就職活動を行うことにしました。営業職はずっと経験してきたこともあり、複数社から内定をもらうことができました。
就活がひと段落したころに個人事業主として複数の友人と一緒に事業をスタートしました。しかしやってみてすぐに営業を人海戦術で行うことの限界がきて、プロダクトをつくらないと事業が立ち行かないことに気が付きました。しかしメンバーは全員文系。誰もプログラムなんてかけません。そこで私が代表して、オンラインのプログラミング学習サービスを通じて学習することにしました。
これが人生の大きなターニングポイントになったのです。実際にじぶんが書いたプログラムで何かが動くと、胸が熱くなるほどの興奮を覚えました。おもしろい、なんだ、これは。その繰り返しで、どんどんのめり込んでいきました。営業職で内定をいただいていた会社にも、エンジニア職で入りたい、と意向を伝えて、入社試験をやり直したほどです。
「Hello,World」。その言葉通り、私の人生のあたらしい扉をプログラミングは拓きました。3年間がっつりとエンジニアとしてまずは修行しようと決意して、社会人生活をスタートさせました。
「そのシステムは10年後を見据えた設計になっているか」。
エンジニアだからこそ事業のことを深く理解しないといけない。
入社したのはインターネットを活用した人材サービス事業を手掛ける大手ベンチャー企業。そこでの開発はJavaメインで、業務改善系はGASとPythonを利用していました。3年間所属していたのですが、エンジニアの基本的なことと、事業における初期のシステム設計の重要性をとても学ぶことができました。
ユーザーが100万人を超えるサービスの機能開発はとても繊細です。システムの裏側のロジックを少し変えて速度が0.1秒遅くなるだけで、ユーザーのLTVが大きく変わってしまい、数字に大きく影響がでてしまうことを目の当たりにしました。また10年以上サービスが続いていると、どうしてもサービスは古くなってきます。そして改善するために、機能はどんどん追加されていきます。いいサービスほど10年後にどんな課題が生まれるかを想像し、それに応えるための理想の姿が設計されているため、機能拡張を行なっても、コードも汚くならないで、システムも順調に動きます。逆にそこが設計されていないと、例えばもともと2階建の家にどんどん上に増築していくように、いつかは破綻してしまうシステムになってします。事業をつくるのは決して、事業企画側だけではない。むしろサービスの「仕組みやコンテンツ」をつくるエンジニアの方が事業を深く理解して、設計しないといけないんだ。エンジニアとしてキャリアを重ねていくために、すごく大事なことを学んだ気がします。
修行の期間を経て、もっと事業を学びたいと感じたこと、できればグローバルに展開している事業がいい、と思うようになり、海外向けの事業を運営する会社へと転職します。現在もその会社に所属していて、新サービスの新規機能開発や既存機能改修、不具合対応、そしてフロントエンド実装のVue.jsでの書き換えなどを行なっています。利用技術は、Python(Django)、Vue.js、HTML、CSS、GCP、CircleCIなどを活用しています。エンジニアが2人しかいないチームなので、もういろんなことをじぶんでしなくてはならず、でもその代わり学べるものは大きい。そんな日々を繰り返しているときに、QuickWorkと出会いました。
「新サービスを立ち上げるんだけど、一緒に手伝ってくれないか」と誘われたとき、心が大きく動きました。経営層と年齢が近いこと、そして事業フェーズが立ち上げといういちばん面白いところに惹かれましたね。また組織の体制が柔軟だったところも決め手です。いまの仕事を続けながらも、パラレルワークという形でもいいと言ってくれたので、ジョインすることに決めました。
どうやったらもっと喜んでもらえるか、使ってもらえるようになるか。
その解を生み出すために、今日もトライ&エラーを繰り返す。
私がいま手がけているサービスは組織改善クラウド「Visual(ビジュアル)」というSaaSのサービス。会社やチームの状態を、「10のドライバ」「50の設問」といった多角的な切り口からエンゲージメントを分析し、組織課題を改善していくサービスです。そのサービスの開発責任者という立場で、「大量メール送信、再送信管理システムの設計・実装」や「ユーザー属性ごとのアクセス制限の設計・実装」、「DBテーブル定義の全面見直し/設計/修正、機能追加、処理速度改善」「ReactによるjQueryフロントエンド環境の全面書き換え方針設計、基盤設計、実装」といったことを行なっています。実際の利用技術は、Python(Django)、React、jQuery、HTML、CSS、AWS、PostgreSQLといった言語を活用しています。
0→1という事業のフェーズはまさに想定外のことしか起こらないフェーズ。COOの粂と私ともう一人のエンジニアでバグやエラーを発見したら、即直すという「爆速実装」を繰り返す日々を過ごしています。大変なんですが、これがすごく面白いのです。jQueryをReactに書き換えることにチャレンジしてみたり、AWSのインフラも触れるようになったりと、たった数ヶ月ですがメキメキと実力がついていることがわかります。そして何よりもユーザーのことを想像する姿勢が身についたのが大きいですね。どんな機能があったらユーザーがもっと喜んでくれるか、使ってもらえるようになるかをいつも考えています。これは出来上がったサービスではなく、新しいサービスだからこそ生まれてくる発想だと思います。でもその視点って、実は何より大事。サービスは開発した企業のものではなく、ユーザーのものですから。このタイミングでQuickWorkにジョインして、この立場で事業をつくっていけるのはとてもラッキーだったし、じぶんの大きな成長につながりました。
「こんなサービスがあったらいいな」を生み出していくこと。
そんな風な使命感を、最近持つようになった。
QuickWorkは私の担当する「Visual」以外にも、RPA/AI技術を用いてアポイントを自動獲得する「Daniel(ダニエル)」や営業リスト10秒で作成できるセールスクラウド「Apokaku(アポカク)」といったサービスを展開しています。私が学生時代に法人営業をしていたとき、訪問のための営業リストをつくるのがとにかく大変でした。あのときこんなサービスがあったらどんなに楽だっただろう、といま感じていて、エンジニアがつくらないといけないものは、こういうことだなと思っています。誰も必要としない類似サービスをつくっても意味がない。それよりも数年前にこんなサービスがあったらいいな、と思われるものをつくっていくことが大切だと思っています。それがエンジニアの使命なんじゃないか、とすら思うようになりました。やっぱ嬉しいですよね。多くの人が喜んでくれるのを見るのって。
エンジニアは、「とにかく技術を突き詰めるタイプ」と「目の前の課題ドリブンで取り組んでいくタイプ」の2つに分かれると思います。QuickWorkは、完全に後者のタイプに向いている環境です。顧客課題を解決するために機能を実装し、その結果としてじぶんの技術の領域も広がり、フルスタックなエンジニアになっていくことができます。私がそうでしたから自信を持って言えます。0→1のサービス立ち上げの環境は、じぶんを成長させるとても貴重なチャンスです。このタイミングでしか味わえない事業作りを経験したい方、エンジニアの立場から事業を設計してみたいという方はぜひお声がけください。「あったらよかったなという世界」を、一日でも早く実現するエンジニアチームの仲間に加わっていただけることを楽しみにしています!
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