育児奮闘日記〜vol.1〜

次話: 育児奮闘日記〜vol.2〜
▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎
まず、はじめまして。
私は 現在 2歳9ヶ月になる小さな怪獣のママです。
息子が生まれてからの約3年間、いろんな悩み・喜び・葛藤…それはそれは言葉に表す事が難しい想いというものがたくさんありました。
それは、今でもそうですし、私が『ママ』になった時点で 避けては通れない道だと思っています。
結婚式で、涙する御両親を見て『あぁ、きっと自分の元を巣立っていってしまうのが寂しいんだろうな〜』なんて漠然と考えていましたが、あの涙はそんな甘っちょろいものではない。
おそらく人生の中で一番楽しく、一番苦しかったあの日々を走馬灯のように思い出して噛み締めた上での涙。

今は、そんな風に思ってます。

そんな私が、息子との日々を綴る事で、
『育児ってこんな感じなんだ〜』と感じてもらえたり…
今、育児で悩んでいる方に少しでも気持ちが楽になってもらえたり…
いや、私はそうは思わない!と反対意見を持ってもらえたり…

とにかく、知って欲しい。
皆さんに、私の想いを伝えたい。
そして、それが 何かしらみんなのチカラになればいいなぁ。

そう思ってかきはじめました。


篠崎英恵
▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎◾︎◻︎▫︎◻︎▪︎

息子はとにかく布団に置くと泣く子でした。

息子と共に退院してきた日、慣れない環境に息子は泣きわめき、結局 朝までリビングで息子を抱っこしながら一睡も出来なかった事を覚えています。
ベッド嫌いで、ようやく寝かしつけて そぉっとベッドにおいてもすぐ起きる。
そのため息子のために用意したベビーベッドは約1週間で解体。

おっぱいを良く飲む子で、それと比例して私は乳首が切れ 涙を流しながらあげていました。

息子が寝ている時だけが、自分の時間。だけど、布団では寝てくれないために、いつも息子は私の胸の上にいました。
ずっと家にいるのに、満足な家事も出来ない。
外に出て働く事も出来ない。
身体も痛いし、ダルい。
愛する息子と一緒にいるのに、何故か心には孤独感がいつもありました。

私が初めて息子に怒鳴ったのは、5カ月目の時。
何をしても泣きやまない息子。 
熱もない、オムツも替えた、オモチャだってあるし、お腹だって空いてないはずだ。
わからない。
私は『ママ』だけど、この子の事が何一つわからない。
そう思ったら涙がこぼれた。
『もう!私にどうして欲しいのよッ‼︎』
とっさに怒鳴ってしまった。
私の剣幕に息子はもっと泣き喚いた。
泣いている息子の横で、私もワンワン泣いた。

私の母はいつだって笑顔で、ひまわりのような人だった。
私だって、そんな風になれると信じてた。
でも現実はそうじゃない。

Facebookには、連日のように、友人達の楽しそうな育児の投稿。
それを見るたびに押しつぶされそうだった。

続く






ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

続きのストーリーはこちら!

育児奮闘日記〜vol.2〜

著者の篠崎 英恵さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。