【Part 3】 「26歳、職ナシ、彼女ナシ、実家暮らし男子が、とりあえず、統合失調症になってみた。」
・カウンセラー三浦先生との出会い
大学一年生の時から、学生支援室と言うところで、無料のカウンセリングを受けていあ。一年目は、転校され、新しく三浦先生とカウンセリングを始めた。
今、思い出しても、何を話したのか、良く覚えていない。
でも、よく褒められた事を思い出す。
や、
など、自分の気持ちを吐露できる瞬間があるというのは、本当に心地がいい。
親が子どものカウンセラーにならなくて、何が教育ですか。
自分ははっきりとしておきたい。
親の愛情を受けていない。と感じるのは、とてつもなく早い段階である。自分の幼稚園の靴のように、三歳の記憶が、一生を縛りつける。深い愛、「深愛(しんあい)」を持って、子どもには接してほしい。そう、切に願う。
追記・三浦先生が対談している本を、大学卒業した後に見つけた。それが、「ふたつよきことさもないことよ」の、心理学者の権威、河合隼雄との対談だった。
ネットで河合隼雄の事を調べていくと、「あれ?これ、三浦先生じゃん!」と、センセーショナルな衝撃を受けた。
内容も奥深く、すぐに三浦先生に電話を入れた。
「これ以上しゃべっちゃうと、カウンセリングになっちゃうから」
と、いさめられたが、無事である、健康である、という報告が出来てよかった
・演劇研究会より愛を込めて
ひろと同じ感情を持つ人は、少なからずいるもので、自分が所属する演劇研究会でも、全く同じ感情を持った女子がいた。
そうはっきり言ってくれた女子がいた。一人がそう言うという事は、大体の生徒は、そう思ったのに違いない。
「NECK」という舞台に触発された、首から上の顔だけを出したアングラ系の舞台を皮切りに、音響、ブラジル人のギャグをする男…。と、着実に三枚目の役どころをゲットして行った。
恋多き乙男(オトメン)だった自分は、すぐに好きな人が出来た。
今でも交流がある人で、仲のいい後輩だ。でも、三年生の先輩に、掻っ攫われていた。チャンスの神様は、前髪しかないのだ。
「君に届け」という少女漫画でも、同じことを言っている。
と。
オードリーの若林さんが、作家見習いだったツチヤタカユキさんに、
と。
また、エレキコミックのボケ担当・やついいちろうが言う。
と。
寺山修司ではないが、ポケットに名言を差しいれたくなるような言葉のシャワーを浴びた。
なかでも、一番影響力が大きかったのは、
TBSラジオ、毎週土曜日、深夜一時から三時まで放送されている、「エレ片のコント太郎」と言う番組だ。
自分が電話出演したり、自分のネタメールが読まれたりと、「この番組面白いし、他の奴らが聴いてない!」と毎週楽しみにしていた。
そこで、「カオポイント・石橋」の「モテ講座」という企画がポッドキャストで開催された。
エレキコミックと、ラーメンズ片桐仁の後輩である石橋に、教えを請おうという企画だった。
と、目からうろこの講義内容だった。
親友のひろにも、早速この話をして、エレ片リスナーを獲得した。
石橋先生の言葉が胸にしみる。
・くわばらかずや、カオポイント石橋に出会う
もう、会うしかない!会って、直接教えを乞うしかない!と、石橋氏の出ている単独ライブに足を運んだ。面白かった舞台を見て、いざ、初対面。
そうすると、舞台が終わったのにもかかわらず、自分の特別レッスンが始まった。
著者の桑原 和也さんに人生相談を申込む