【Part 5】「とりあえず、統合失調症患者になった自分が語る、26歳の人生。」~大学4年生編~
自分は、自分で、かわいそうだと思ってしまった。思ってしまったという思い込みも、あまり良くない事だが、堂々巡りしてしまう。
母親が、新潟から東京へ迎えに来てくれた。病院では、「異常なし」と診断されたので、そのまま、実家の新潟に戻った。
また、やってしまった。
深い後悔の念があった。
しかし、今は、体を治すことが先決。通っていた実家の方の整体に通いだし、身体を回復させた。精神的にも体力的にも、回復してきて、実家の新潟から、東京の部屋に戻り、荷造りをした。
単身パックという引っ越しプランを申し込んでいて、段ボール四箱だけでお願いします。という話の流れだった。しかし、自分は、大小合わせて二〇箱以上になった。
「追加料金、頂きますね~」
と、言う言葉にビビって、母親に連絡したり、部屋を出発しようとした時に、アマゾンから最後の注文したイヤホンが届いたり、管理人さんに挨拶をしたり、いろいろな思いが去来する部屋を退去した。
その年の卒業式は、中止となった。
著者の桑原 和也さんに人生相談を申込む
著者の桑原 和也さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます