【Part 10】「とりあえず、統合失調症患者になった自分が語る、26歳の人生。」~僕は、統合失調症のイメージを覆したい~【完結】

1 / 2 ページ

ついに長かったこの文章も、このパートで終了です。

Part1は、1000PVも頂けて、感無量です。

これが終わっても、ちょくちょく書こうと思います。

ではでは、宜しくお願いします!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・健常者と区別が付かない自分の症状

・障害基礎年金のもらい方

・「あの角を曲がれば…。」~障がい者理解講座にて

・働く事へのドクターストップ~「劇作家・エッセイスト・パフォーマー」を名乗ってから、人生明るくなった~

・頑張らないでください

・やりたいことを、やりたいように   

 ・健常者と区別が付かない自分の症状


 赤羽先生と母親と自分の三者面談をしたときに、こう言われた。


赤羽先生
「くわばらさんは、統合失調症です。躁うつと、パニック障害も内在しています。しかし、どこからどこまでが、パニック障害で、どこからどこまでが躁うつ病かは、我々にとっても分からない世界なので、トータルして、統合失調症という名称にさせていただきました。」
くわばら
「障害基礎年金って、貰えますか?」
赤羽先生
「貰えますよ。もう、今から準備に入っているので、心配なく。」
くわばら
「障害者福祉手帳ももらえますか?」
赤羽先生
「ええ、貰えますよ」



 よし!バスの代金が半額になるぞ!!と、心の中で、ガッツポーズを取った。


 しかし、そこから、障害基礎年金と我々家族との死闘が始まる。






・障害基礎年金のもらい方


 まず、自分は、20歳の前にこの病気を発症しているので、初診を受けた心療内科に、

「受診状況等証明書」が必要になってくる。

 そして、20歳前後の診断書が必要になってくる。やっかいなのが、20歳前後は、大学に通っており、東京の鶴川駅のほど近い心療内科に空白の診断書を送り、書いてもらわなければならない。料金は、8、640円。そして、今通っている、病院の診断書が必要になってくる。


 説明している自分でもこんがらがるのに、さらに、「病歴・就労状況等申立書」と言う用紙を手書きで書かなくてはいけない。


 自分が一番最初に受診した診療所から、点々としてきた病院一つずつ、全ての病状を書かなくてはいけないのだ。


 なんとか、全てそろえて、年金事務局へ行った。


 しかし、初診の心療内科の「受診状況等証明書」に、「紹介状の有無」を問われている欄に、「有」に丸が付いていたため、


 「もっと遡れますよね」


 と、超スーパーめんどくさい。めんどSKY!な一言を言われた。


 この一言で、どれだけの大人が動いたか。


 まず、訂正印を押してない。最後に受診した日が書いてない。紹介状のコピーが添付されていない等、めった打ちにされた。


 次に、「病歴・就労状況等申立書」と言う用紙に、欄に収まらないほどの病院を転々としている自分は、Wordで打った文章を持って行ったが、それも駄目で、「続紙」といった、続きの紙に書いてこいと言われた。


 ちょっと待てよ!始めに続紙渡しておいてくれないかな!!


 極めつけは、「初診日」が変わると言うことで、東京の心療内科に、診断書を送り返し、「備考」の欄に、初診診療所、「○○」と、書かなくてはいけないところまできた。(これは後日、しなくてもよい事になったが)


 なぜ、こんなにもややこしい事をしているかと言うと、過去支払っていた年金の5年分が「遡及分」として、振り込まれるからだ。 


 それを申請しなければ、20歳前後の診断書なしで、そのまま需給が出来るのだが、現行の「過去5年分の遡及額」と言うのは、約390万円になる。


 あと、母親が支払ってくれていた5年分の年金、約100万円が、還付金として戻ってくる。


 血眼になって、こっちも必死になってやるのも、みなさん、おわかりでしょう?おかわりがほしいんです。



著者の桑原 和也さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。