24歳、社会人2年目の僕が心が折れそうになった時に、3億円企業の起業家先輩からの「仕事は○○のために行くんだ」という言葉で「仕事をしよう」とスタートラインに立った話

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先輩は、おばさまのお友達だったらしく、ひょうひょうとした感じの出で立ちの人で“アニキ”って感じの人だった。







個人で仕事をしているらしくて、年齢を聞いてみると30歳と僕の職場の上司くらいの人だ。






こここ、こんにちは(どぎまぎ)
先輩
おー、色々話は聞いた!大変だったね、少し休めば大丈夫さ!



とまぁ、当たり障りのない会話からスタート。するとカウンセラーのおばさんは



おばさま
あ、ワタシ用があるから、これで!



と、そそくさと行ってしまった。まぁ今日はお仕事でお会いしたわけじゃないですしね、会わせてくれただけでも本当に感謝というところなんです。ありがとうございま。。す。。んが、





気まずい。実に気まずい。



いやー初対面です。そして僕はまだ治りかけのうつ状態。どうすりゃいいのよ、これ…と思考をフル回転するも、はっきり言ってこの時は回転する気力もなく、流されるままにしようと思った。





先輩は、僕くらいの時は、何をされていたんですか?





うん、我ながらいい感じの発言をした。これだったら、先輩の昔のハナシを聞きながら時間を保ち、そしてデュエルはきっと終わる。この守備表示で、ターンエンドだ!






先輩
俺?西勝は確か23歳だよな。
はい!そ、そうです。
先輩
お、ちょうど起業して軌道に乗り出した時だわ!





いや、社会人だけどさ。パイセン、マジすか?あーそういう方でしたか。スゴいとは聞いていたんですが。。。






僕はそれを聞いてスゴいというよりは、正直ジェラシーをした。僕と同じ時期に、先輩は起業してスゴく実績も出しているし、きっと買えないものなどなかったのかもしれない。






逆に自分は今“社会不適合者”と言ってもいいくらいの状態だ。






あなたは、うつになったことがあるだろうか?僕が思うに、うつの人もそうじゃない人でも、一番キツいことは「自分が社会から外れてしまうのではないか?」という恐怖なんだと思う。







しかし、その恐怖にしがみついている人が大半だ。でも、それにしがみつける人は、スゴいんだと僕は思っている。






さて、しがみつけなかった僕は、家に帰れば心配そうに母さんは自分を見てくる。それは母さんが悪いわけじゃない。本当に心配してくれて嬉しい。







でも、申し訳なさでいっぱいなんだ。心が痛い。







だから、自分ですらコントロールの効かないこの状態を何とかしたいから、こうして会ったわけなんだ。







あ、そうなんですね。羨ましいです。すっごく。




正直あんまり覚えていないけれども、きっとこう伝えたんだと思う。あーまた悪いこと言っちゃった。どうせ気を使ってくれるか、あんまり触れないように上手に会話を交わすんだろうな〜と感じながら、自分の心の中も沈んでしまっていた。





先輩
でもな、オレ、行ってないんだよ。大学。
あ、というコトは高卒で働いたんですね?




そっか、社会に出て苦労されて、起業したんだな。

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