大学で指名手配された僕が、風前の灯火から脱却した話。

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親しい女友達に伝えた。


また同じく、

同郷から出てきていた親友の男友達に伝えた。


もともとの親友と言っても、

コミュニケーションがとれなかったので、

ありったけの僕の気落ちを思いっきり

ぶつけるということしかできなかった。


ただ、その想いは伝わらず、

結果には全く結びつかなかった。


ただ、

僕は本当に成長して漠然と

大きなことをやりたいと思っていたし。


僕を育ててくれた家族や親せきたちに

なんとか成長した姿を見せたくて、

結果を追求するべく、

言われたことは愚直にやっていった。


『気合を入れるために、お前坊主にしろ!』

といわれて坊主にし。

明日東京に来いと言われたら、

すべての約束を断って東京に行き。


来月ハワイ行くからと言われたら、

またお金をさらに借りて行った。


そうこうしているうちに、

最初100万円だった借金が、

経費もろもろで出費がかさんだ結果、

200万円まで借金が膨らんでしまった。



僕の生活はどんどん苦しくなる一方だった。


僕は本当に人生が良くなっていくと信じて、

寝ないで活動をするなんてざらだった。

未来が良くなるんなら

寝ている暇なんかねえーー!って。


しかしながら僕が信じていた未来は、

果てしなく、遠い、遠い位置にあるものだと、

自分の未来に対して疑心が

生まれるようになっていったのだった。


それもそのはず、

僕は大学に通いながら活動をしていて、

携帯の電話帳の一番上から一番下まで

しつこく電話をかけていたし。


実際に大学の友人になんとか会って、

自分の気持ちをぶつけること

をしつこくずっとやっていた。


その噂が大学の中で瞬く間に広まってしまい、

僕みたいな文言を言ってくるヤツに注意と、

学校の建物の5メートルおき、

学校の掲示板すべてに、

僕の指名手配書が貼られてしまった。


いよいよ学校に足を運ぶ

ことすら難しくなった。


夢にまでみた有名人・・・

とはあまりにもかけ離れた現実が待っていた。


2013年4月、

大学の進学の手続きに来ていた両親に、

200万円の借金がむなしくもばれてしまった。


その日、

朝から晩までずっと説教をされた。

悔しくてずっと言い返して

を繰り返しているうちに、

自由にやっていく代わりに

大学を中退させられることになった。


当時は感情的になって周りが

見えなくなってしまったけれども。


一人になって冷静になった時に、

ことの重大さを思い知ることになる。


僕は今まで大事にしてきた親友、友達。

おまけに家族の信用、学歴。

ほとんどすべてのことを失ってしまった。


僕に残ったものと言えば、

200万円の借金だけだという事実に、

気づくのには遅すぎたのだった。


それからはというもの、

僕はビジネスというものを辞めてしまい、

ただただバイトだけを

こなしていく毎日が始まった。


そんな生活を半年間続けていたころ。

日々感情を押し殺して生きていた僕に、

ある人生の転機が訪れた。


リアルビジネスにおいて、

7日間で500万の売り上げ

を上げる力を身につけ、いつしか、

独立という目標も叶えるに至ることができた。


独立を果たすうえで一番のキーとなったのは、

ある一人の若手起業家との

出会いがきっかけだった。


もちろん独立に至るまでも、

一通りの苦渋を味わった。


しかし、

ずっと悔しい思いをし続けてきた僕にとって、

こんなにやりたいことができて、

伝えたいメッセージを世に届けられて、

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